「たんこぶ」 の由来

よく聞くんだけど、実際に見たことは人生でもほんの数回。
ただ、自分自身はというと、すでに五回は経験している気がします。
私・・・おっちょこちょいなんですよ。
今日は「たんこぶ」について。

その仕組みが分からないからそこから調べてみると、「頭出腫」で通称が「たんこぶ」。
簡単に言うと、頭がい骨外の腫れや出血のことらしい。
それが手足であったならば内出血で青あざでなる程度だが、頭の場合は血の量が多い為、軽くぶつけただけでも腫れたり、血が多めに出てしまう。
その仕組みを分かりやすく説明すると、頭をぶつけると、そのぶつけた部分の血管が破れてしまう。
そして血管を流れていた血液の一部が血管から出てきてしまうのです。
しかし、皮ふに傷がない為、他の部位のように体の外に流れ出ることはできません。
そこで、破れた血管の近くに流れ出た血液がたまっていってしますのです。
その結果、ポコッとふくらんでしまい、それが「たんこぶ」となります。
医学用語では皮下出血というらしい。

■「たんこぶ」の由来

たんこぶの由来は、アイヌ語「tapkop」からといった説もあるが、「こぶ」の俗っぽい言い方という点からも、たんこぶはたんに、「こぶ」に「たん」が加わった語であると考えるのが妥当なようです。
たんこぶが打撲などで盛り上がった部分を指すのに対し、こぶは臓器にできるものや、物の表面が膨れ上がった部分、紐の結び目など、「塊」といった広い意味でも用いられる為、打撲による「こぶ」であることがわかるように「たん」が加えられたと考えるのが自然。

では「たん」はどこからきたのでしょう?
それは「叩く」の意味ではないかとか、叩いたときの音である「タン」や「トン」ではないか、はたまたコブの色から赤色を意味する「たん(丹)」だろうとか、様々な意見があるようだが、特定はされていないようです。
ただ、医学用語では皮下出血であることから痣瘤(たんこぶ)とも呼ぶようであります。
「あおたん(青痣)」と同じ「たん(痣)」という考え方ですね。
皮膚および皮下組織に色素細胞が異常に増殖したり、充血などによって皮膚が赤色や紫色などに変色した部分とのことで「こぶ」だけでなく、「あざ」や「ほくろ」などの総称となるようだ。
個人的にはこの方向が的を得ているような気がしますが、たんたんたんこぶ 叩けば引っ込む♪という歌のようにもっと突拍子もない由来を期待していました。

といった感じで閉めようとしたら、この歌が見つからないのです!誰か御存じないでしょうか。
たんこぶの歌ではないのか・・・ 替え歌なのか・・・ そちらの方に謎が残ってしまいました。


トムトム・ブー たんこぶぐんぐん


脳内出血 (だいわ文庫)




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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