「ゴールデンボンバー」 の由来

バンドって誰でも一度や二度憧れるものではないでしょうか。
私も高校一年の時に、友人に誘われて一大決心をしました。
それまでもそれ以後も、衝動買いなんてしたことなかったのに、御茶ノ水の楽器店に走り、数万円の買い物をしたのです。
それは黒いエレキギター。

当時好きだったバンドのギターリストがたまたま雑誌で抱えていたものと似たデザイン・色のモデルがあったので迷うことなく購入しました。
普通は弾きやすさとか音の響きとか確かめてから買うのでしょうね。
そしていざ、うちに戻ると・・・扱い方も音の出し方すらわからない。
実は私、音楽は大の苦手。
鍵盤類もリコーダー類もことごとく挫折して音楽といえばいつも「1」でありました。
もちろん楽譜も読めないし、コードなんてものも理解できずただただ押さえて「ドレミ」を勉強してみたものの、その興味は数日のものでした。
一緒に始めようと誘ってきた友人はあっさり方向転換し運動部に入部・・・
完全にやってしまったほろ苦い思い出です。

確か進学してから個人売買でそのギターは5000円ほどで売られていきました。
実に買い値の十分の一以下。
楽器は出来ないし、歌も上手くない。リズム感もあまりよくなければ反復練習も苦手。
そんな自分が音楽を志すこと自体が間違いだったのかもしれません。
楽器ができなくてもバンド・・・できないのかな。
そんな都合のいい話あるわけないと昨日まで思っていました。

「ゴールデンボンバー」参上

今朝、とんでもないバンドをテレビで発見しました。
ヴィジュアル系エアーバンドその名もゴールデンボンバー。
略称は「金爆(きんばく)」とか「ボンバー」。
このバンド、ボーカル以外のメンバーは演奏しておらず、音源はプロのミュージシャンが演奏しているという不思議なバンド。
ライブでは楽器担当のメンバーは演奏せず踊るなどしており、実質的には「パフォーマー」といえます。(ギターのみたまに弾くこともあるらしい)
時には動画の上映や演劇することも・・・笑
自身の音楽性を「パクリ」と断言してしまっているので、有名バンドの曲調や歌い方にわざと似せた楽曲もあるらしい。
ヴィジュアル系をうたっているだけあって、それっぽい、だけど笑えるメークも魅力?
私が今日みた番組では白塗りのメークに私服?でボランティアの畑作業をしていました。
その姿がなんだかテレビでは簡単に見ることのできない新鮮な絵で、見ていて斬新で新しい気がしました。笑

メンバーは・・・
Vo-karu:ボーカルの鬼龍院 翔(キリュウイン ショウ) さん。
Gita-:ギター喜矢武 豊(キャン ユタカ)さん。
Be-su:ベースの:歌広場 淳(ウタヒロバ ジュン)さん。
Doramu:ドラムスの樽美酒 研二(ダルビッシュ ケンジ)。の四人編成。
(パート名の表記Vo-karu(ボーカルなどは誤りではなく、公式でこのような設定らしい)
2004年にボーカル鬼龍院 翔さんを中心に結成。
バンドコンセプトは「ハイパー・ギガ・ハイブリッド・スーパー・サブカル・ビジュアル・ロック」。
なんだかよく分からないけど横文字ばかりで格好いい!んだと思う。

キャッチコピーは「笑撃のライブパフォーマンスと、奇才・鬼龍院 翔の創り出すクオリティーの高い楽曲で現在注目のエアーバンド」とのこと。
バンドのロゴはかつてフジテレビで放映されていた「ゴールデン洋画劇場」のパロディらしい。
きっと名前の由来にも「ゴールデン洋画劇場」が関係するのだろうと調べてみると鬼龍院翔さんのラジオのコーナーの引用を見つけました。

以下その質問コーナーの答えから。

浅草出身の翔さん。
三社祭の出店の中にベビーカステラのようなお店を発見します。
気になって食べるとあまりの美味しさ。

「この食べ物なんていうの?」

おじさん 「ゴールデンボンバー!」 ・・・というのは真っ赤な嘘。
ゴールデンボンバーには由来がないのだそうです。
こんなこともあるのだろうけどこれでは終われないからメンバーの奇妙な名前の由来。
鬼龍院翔さん本人の持ってるエロゲーの主人公の名字から取ったとのこと。
理由はかっこいいのと響きが良いから。
喜矢武豊さん 沖縄の友達に「喜屋武(きゃん)」という名字の人がいてそれがかっこ良かったから。
歌広場淳さん 某カラオケ店の名前から。
樽美酒研二さん 野球が好きで、ダルビッシュ有のようにダル様と呼ばれたかったから。

こちらは番組のインタビュー内から。
ちなみに以前メジャー行きを7社から誘われたそうですが、未だインディーズなのだそう。
理由はインディーズだからこそ出来るくだらないパフォーマンスを続けたいため。

これからの活躍に大いに期待です!
と書きたいけど彼らのスタンスをみていると、そんな気もなさそうな気がします。
それでも私好みの、「おもしろければいい」感がすごく心地よいです。
なんだか普通に「がんばって」って書きたい。


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著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

3コメント

  1. ひかり - 2013年1月13日, 6:30 PM Reply

    かっこいい!!

  2. あほ - 2013年1月13日, 6:31 PM Reply

    うんうん!!

  3. 鬼龍院 翔 - 2013年1月28日, 10:27 AM Reply

    何、ちゃっかし、俺、のせてんだよ!

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