「雁字搦め(がんじがらめ)」 の由来

自由に生きることのできる我々現代人にとって、これ以上に窮屈なことはそうそうないことでしょう。

「がんじがらめ」

「が」が二つも入って、更に濁音が三つ。
なんとも重々しく、プロレスの技のようなこの言葉の由来を皆さんはご存知でしょうか?

私は想像もつきませんでしたが、漢字で書くと「雁字搦め」となるそうで、全体のイメージは更に重たくなりますが、その意味はなんとなく開けてきそうです。
有力な説は「雁字形にからめるから」。
雁は群れて飛ぶときに、横一直線かカギ型になる習性があります。
この状態のことを言っているようです。
しかし、それは整列であって整ったさま、ここでいう絡み合うには程遠い気がしますね。

詳しく調べてみるとこの整列と思われる雁の編隊は種々に変形するのだそうで、縄やひもを左右上下から幾重にもまきつけるように変化します。
そのことを指して、「がんじがらめ」となったようです。
また、漢字からは想像できませんが、他説もあるそうで、岩丈がらみ、強盛(がんじょうの唐音)がらみの訛であろうとの説もあります。
これらもやはり「がん」に「岩」や「がんじょう」といった言葉がかけてありますが、「雁」が当て字という可能性も否定できないので、説の一つに数えられているようです。

「がんじがらめ」・・・束縛が多くて自由な行動がまったくとれないこと。

人はすべて自分の意思で行動します。
いいことも悪いことも、楽しいことも面倒くさいことも、
自分の心一つでそれをやることもやらないことも先送りすることも、忘れてしまうこともできます。
きっちりとした社会生活を送ることは大切なことです。
しかし自分の束縛が過ぎると、それを全てこなそうとする自分自身の行動が狭められ何も出来ない窮屈な状態に陥り、まさに精神が「がんじがらめ」になってしまうことがあります。
そうなってしまうとそう簡単には抜け出せません。
それは目に見えない心の糸が縛り付けてしまうからです。
脅迫観念とでもいいましょうか。
それをやらないと気が済まないのです。
どんどん自分自身が追い詰められていきます。

人間はそれぞれです。
寛容な人、大雑把な人、だらしない人、一点に特化した人。
様々な人間がいて社会は成り立っています。
押し付けることはできません。
でも気になってしかたがありません。

長い人生の途中で出会った思い込みや、ちょっとした誤解がそうさせるのかもしれません。
そんな経験、皆さんは心当たりありませんか?
自分がそうだとか、そう見える人がいたとか、言われてみればそうだ・・・
私がそうなのかもしれません。
嫌悪感を露骨に出してしまいます。

自分が時に嫌になります。
譲れない場面が多いのです。
今の時代です。
自由は保障されています。
仕事しなくても生きていける方法もあります。
学校など通うだけで勉強などせずとも卒業できます。
仕事でも法にふれない悪いことをすればそれなりに儲ける事ができます。
すべて各々が選ぶ道です。
自分の限られた人生の時間、何に重きを置きどう行動するか。
心が縛られるほどとは言いませんが、それなりに節度を保てば悪いことばかりではないはずです。

雁は列をなして飛びます。
幾重にも重なって入り乱れてそれでも各々が交わることなく隊列を組み最後にはもとの列にもどることでしょう。
たとえ「がんじがらめ」になっても元に戻れる程度の乱れなら気分転換しながら加わってみるのも一つの手かもしれません。

人間って緩過ぎると厳しさを求めるって傾向ありませんか?
でもSMみたいに縛られる願望は・・・私には無いなぁ。
あの心理は改めて検証してみたいですね。


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自由な人生のつくり方



著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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