「鰹(カツオ)」 の由来

私は味にこだわりません。
いやわかりません。
というか鼻が悪いだけなのかもしれません。
いつも不思議でなりません。
刺身といえば山葵(ワサビ)のはずなのに、なぜ鰹の刺身には生姜(ショウガ)がついてくるのでしょうか?
理由も分からずにみんなの真似して食べるのですが、両方おいてる場合が多いので、マグロなのに生姜で食べてる自分もいるわけです。
もちろん拘らないから特に何も感じないのですが、周りの目だけは気になります。

「あいつナニ考えてるんだ?」

いや逆に何も考えてないし、感じてもいないだけ・・・
理由はもちろん簡単で、鰹はくせが強いため、わさびと醤油だと血なまぐささが口に残ってしまいます。
その為に生姜が必要なわけですね。

ついでにもう一つ。
季節感も地図も分からないから鰹がいつ、どこで旬かも知らなかったりします。
ほんとにお恥ずかしい。
回遊魚だって事くらいは知っていますが・・・
日本の太平洋沿岸に生息するカツオは、夏に黒潮と親潮とがぶつかる三陸海岸沖辺りまで北上。
秋に親潮の勢力が強くなると南下するのが基本行動だそうです。
だから、夏の到来を告げるその年初めてのカツオの水揚げを「初鰹(はつがつお)」と呼ぶのだそう。

3月初旬のころにもあがりますが、型が揃わず脂ものっていないため安価。
脂がのると高値になります。
これは当然ですね。
そんなわけで、初鰹は港によって時期がずれますが、食品業界では漁獲高の多い高知県の初鰹の時期をもって毎年の「初鰹」としています。

これは有名ですね。
私でも知ってました。

そして逆に南下するカツオは「もどり鰹」と呼ばれます。
低い海水温の影響で脂がのっており、北上時とは異なる食味でこちらも人気。
もどり鰹の時期も港によってずれますが、一般的には秋の味覚とされています。
初夏と秋ね。インプットインプット。

■「カツオ 鰹」の由来

カツオの由来は身が堅いという意、堅魚(かたうお)からきているそうです。
確かに漢字も「鰹」だから間違いないようです。
ただ中国ではこの漢字はウナギをさすとのことで、ちとヤヤコシイ。
万葉集には「堅魚(カツヲ)」という表記があり、(この時代にどうやってとっていたのでしよう)鎌倉時代までは加工されていないカツオは低級魚と扱われていたという事実が更にその由来に信憑性を与えます。

ただ、他説としてこの魚独特の魚の処理法から来ているものもあります。
それは、釣り上げると木の棒で叩いたり、ぶつけたりして処置することから「カツ(搗つ)」に「魚(うを)」で「カツウヲ」となり転じて「カツヲ」との説です。
魚の名前の多くが漁師から生まれたという事実からもこちらの説も十分考えられるようです。

カツヲを調べていたら面白いものを見つけました。
今をときめくSKE48のメンバーにカツオというニックネームの子がいるのだそう。

桑原みずきさん。
なぜカツオ?

出身地が高知県なので高知の名産品がカツオだからという単純な話から。ちょっと可哀想な気も・・・ クラスメートじゃないんだから。
ブログも坂本龍馬ばりに高知弁で書いているのだそう。

ありました。

桑原みずき – 七色のカツオ日記

たくさんのメンバーの中で自分を売り込む個性。これ大切です。
カツオはちょっと・・・ですが、頑張って欲しいですね。
「友達と一緒やき楽しいし♪」だって。

–ブログより引用–


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著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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