「ドラ息子(どらむすこ)」 の由来

怠け者で遊び呆けているような息子を「ドラ息子」といいいます。
いや、言いました。
最近はあまり聞かないかもしれませんね。
私も使ったこと・・・あまり無いです。
「息子」はそのまんまなので、この場合「ドラ」に由来があると考えられます。
調べてみると諸説があるようで、有力なものは道楽、野良、銅鑼(ドラ)の3つ。
道楽はもちろん文字通りに遊びほうけていることから。

野良は野良犬、野良猫に使われる野良と同じと考えられるが「ノラ」と「ドラ」では少し遠い気がする。
ただ、野良猫のことを「ドラ猫」と呼ぶことを考慮すると、それっぽい気もしてきますね。
フラフラとうろついている野良息子ということで「ドラ息子」となるわけです。

最後に、銅鑼(ドラ)については鐘を想像していただきましょう。
「ジャンジャン」金を使うという言葉に引っ掛けてドラ息子、金を尽く→鐘を撞くに引っ掛けてドラ息子、遊郭で客入りを知らせる銅鑼を鳴らし続けるほど遊んでいるということでドラ息子、(いらっしゃいませと言う代わりに鳴らしていたらしい)・・・とそれらしい解釈が三つも出てくると最有力に感じますね。

他にも東海方言の「ダラ息子」(だら=のろま、愚かという意味)から「ドラ息子」といった説や少数意見ですが、ドラえもんのドラからだと主張される方もいるようです。

ドラ息子といえば・・・

私の知る中では彼しかいません。
中学校の同級生Aくん。
土建業の家柄らしく、金にものを言わせてたくさんの子分を従えていました。
家がそれほど遠くなくても家族の運転する車で登下校し、欲しいものはいくらだしてでも手に入れます。
努力もせずに私立の高校に入学し、就職は親の縁故で大手の土建屋さん。
20代前半で結婚しますが、転機が訪れたようです。
大病です。

それ以降人生観が変わったようで、久々に再会すると昔を悔やんでいました。
もっと勉強すればよかった。自分の力で歩くべきだった。
私は黙って聞いていました。
学生の頃はなんて不公平なことだろうと羨ましく思ったこともありました。
しかし、私は自分の力で先に進み、彼は親の敷いたレールを歩いたのです。
僅か十数年で結果が出ていたのです。
誰しも苦労することは一緒なのです。
自分からかってでるか、やらざるを得ない状況が生まれるか先送りするか、前倒してやっておくか、向上するためには必ず自らの努力が必要になります。

「若い頃の苦労は買ってでもしろ」
吸収が違うのです。柔軟性が違うのです。
同じ時間は流れてはくれません。
数倍、数十倍の努力が必要です。
次の数十年で彼はどう変わっていくのでしょう。


若者よ、だまされるな! 一番弟子とドラ息子の運命も変えた。カリスマ車いす社長 魂のメッセージ (QP books)


20代でやるべきこと、やってはいけないこと(戦略的に人生をつくる19のリストと33の言葉)





著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

1コメント

  1. さと - 2019年4月13日, 2:05 PM Reply

    お前何様だよクソ雑魚が
    幼い頃の同級生がうらやましかったからって今の著者自身を美談みたいに書くな

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