「にっちもさっちもいかない」 の由来

どうにもできないさま。
どう勘定しても。どう工夫しても。
行き詰ってどうにも出来ない時に「にっちもさっちもいかない」が使われます。

「にっちもさっちもいかない」を何かの拍子に取り上げようと考えて、メモしておいたのですが、どうにもこうにもそのシチュエーションが思い出せないのです。
何だったっけ・・・何時だっけ・・思い出せません。
それなら「にっちもさっちもいかない」状況を何か思いつかないか。
十分、二十分、三十分、ぽ~ん時間切れ。
なんとなく見ていた日本代表サッカー前半終了。
それだけ時間をかけて思いついたのが・・・
「にっちもさっちもどうにもブルドッグ」というフレーズだけだった。
確か、何かのCMで聞いたのが耳に残っていた気がするんだけど・・・
これ以上何も思いつきそうも無い。最後の望みをかけて・・
調べてみると、実際にこの歌詞の歌があるのだそうだ。
それはそれで驚きですね。
CMのオリジナルかアレンジかと思っていました。
歌っていたのは、フォーリーブスでその名も「ブルドッグ」という曲。
年配の皆さんはもちろんご存知のことでしょう。
ちょっとスッキリしたところで、このフレーズを砕いてみると、おそらく、「にっちもさっちもどうにもいかない状態」で、思わず口にしたのがブルドッグだったという状況だったと考えられます。
口ざわりももちろんあるでしょう。
いやどちらかといえばそちらが先でしょうか。
しかし、この状況は今日の私の状況に非常に酷似しています。
「にっちもさっちもいかない」状況で見事、ブルドッグに助けられました。

■「にっちもさっちもいかない」の由来

にっちもさっちもは、算盤(そろばん)用語が語源なのだそうです。
私はこの歳まで、「そろばん」には全く縁が無かったので理解できるでしょうか。
「にっち」は「二進(にしん)」、「さっち」は「三進(さんしん)」の音が変化した語とか。
「二進」とは2割る2、「三進」とは3割る3のことだそうで、ともに割り切れて商に1が立って計算が出来るということを意味するのだそう。

理解は出来ましたが、それがどんな計算式に当てはめられてどのように意味をなすのかはいまいち疑問ですが今更、そろばんをやるという状況が生まれるとは考えずづらくおそらくこれからも携帯の計算機でことが足りそうなので今日は流しておきます。

話を戻して・・そこから、2や3でも割り切れないことを「二進も三進も行かない」と言うようになり、更にそれが計算が合わないことに用いられる言葉となり、そこから商売が金銭面でうまく行かないことの意味に転じて今のように、身動きがとれないことを意味する言葉へと変化しました。

私は物事の解決法は無限であると考えています。
選択肢も多数あり、あとはどこまでで妥協するかがポイントだと思っています。
だから、「有り得ない」とか「絶対無理」といった言葉もあまりこのみません。
他人ができないことならだめもとでチャレンジしてやろうと考えます。
だから「にっちもさっちもいかない」という状況が浮かばなかったのかもしれませんね。
今日は見事「フォーリーブス」に助けられました。


にっちもさっちも―人生は五十一から〈5〉 (文春文庫)


お笑い!BAND天国





著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

1コメント

  1. みかんです - 2016年6月30日, 8:16 PM Reply

    暇つぶしいいね(v^-゚)

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