「鯉口シャツ」 の由来

若干の憧れもありつつ、着用が困難なアイテムがあります。
それは「鯉口シャツ」というもの。
その名前を知らなかったので、あの異様なシャツはなんなのか?と、近所のお祭りなどに出かけると不思議でした。
たまたま浅草に出かけたときに確認すると、「鯉口シャツ」と書いてありました。

鯉口シャツ(こいくちシャツ)は、和装用の下着の一種であります。
前をボタンで留める襟なし七分袖のシャツがそれです。
主に手ぬぐい地などの綿素材で作られており、汗を吸い、乾きも早いのだそう。
そういった着心地のよさからもやはり下着であり、お祭りで重宝されるのでしょう。
地方によっては肉襦袢(にくじゅばん)と呼ぶ所もあるそうです。
あの派手さから想像はしてましたが、もともと鯉口シャツの柄は刺青を真似たものだそうで、江戸小紋、籠目、龍が描かれた物など多いようです。
ただ最近ではアロハシャツ風の模様も見られるとのこと。
その派手さから、近年では、祭衣装や作業着、和食を取り扱う飲食店のユニフォームなどの用途で着用されることが多いようです。
仁侠映画にステテコと一緒に登場することが多く言われてみれば寅さんも愛用していたのはこのシャツでした。

■「鯉口シャツ」の由来

仁侠映画、刺青、綿素材、七部袖、特徴は分かりましたが、なぜ名前が「鯉口シャツ」なのでしょうか?
その由来は、袖口が鯉の口に似ている事から付けられたのだそうです。
ダボシャツとも言われるそうですが、こちらは同じ祭り衣装でも八部袖の襟なしシャツのことで、通常白やグレーなどの無地。
またおそろいの布(共布)のズボンをはくといった特徴があり、厳密には袖口の形(ダボシャツは筒型)、脇の仕立て(ダボシャツは直角)などに差異が見られるので別のものであると考えるのが正しいようです。
まぁ鯉口シャツのしてもダボシャツにしても、一般生活を送る私などはそれほど着用する機会はありません。

先日ある会合で私服として着用している方がおられましたが、夏だったので涼しそうには見えるものの、その方の風貌も手伝ってとても堅気には見えませんでした。
憧れはあるものの、これからも私の人生には無縁のアイテムかもしれません。


ダボシャツ上下 (鯉口シャツ上下セット) NO.90000 黒 M~EL / L


江戸一鯉口シャツ【柄】大籠目_男性大





著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

1コメント

  1. 江戸っ子 - 2015年12月3日, 1:40 PM Reply

    寅さんが着ているのは ダボシャツ

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