「脛齧り(すねかじり)」 の由来

無業者、いわゆるニートという言葉をしらべてみました。
ニートとは若年無業者のことで、言葉の発祥はイギリスから。

「NEET」と書くそうで、これは「not in education, employment or training」
略す為に頭文字をとって生まれた言葉なのだそうです。

イギリスでは義務教育修了後の16~18歳(もしくは19歳)までの者が教育、労働、職業訓練のいずれにも参加していない状態を指した造語だそうで、日本における我々のニートのの解釈とは若干異なるようですね。
ただ、世界的に抱える問題としては同じようでOECD諸国においてNEETの割合はオーストリア・チェコ・ポルトガル・スウェーデン・トルコを除く全ての国で年々増加していると言います。

ニートとは

日本には更に、引きこもりという言葉があります。
厚生労働省の定義においては、引きこもりも若年無業者(ニート)に含まれるそうで、その数は2009年の調査ではおよそ33万人。
もちろん実際の数はそれを上回っていることでしょう。

引きこもりについては、15~39歳を対象にしているとのことで、欧米のそれとはやはり違っています。
常識で考えると、30代で職につく気もないといった考え方、行動は異常に思えるかもしれませんが、それがこの国の現実なのです。

その原因は私などには分かりませんが、日本には「親のすねかじり」という言葉があります。
引きこもるのにも、学校に通うのにも経済力は必要なのでそれを自ら生み出さない人々はそれを誰かしらに依存しなければ生活が成り立たないわけです。
今日は「すねかじり」を調べることで、時代に照らし合わせた対処法を考えてみたいと思います。

■「脛齧り(すねかじり)」の由来

脛(すね)は人が立って働くのを支える大事な部分であります。
一所懸命働くことは「すねから火を出す」と言い、足元が定まらないことなどは「すねが流れる」と言うのだそうです。
更にやましいことがある場合は「すねにキズをもつ」など、「脛」は様々な代名詞として用いられています。
恥ずかしながら、どれも初めて聞く言葉で今日はこれだけでも勉強になります。

そういったことに照らし合わせると、「すねかじり」は大事な部分を傷めるわけです。
親の脛をかじるとは、つまり親の働きをネズミのように齧ってしまうこと。
親の働きが無限であれば差し支えありませんが、日本における引きこもりの39歳という数字は決して若くありません。
親の歳は単純に20足しても60以上。
つまり定年退職の時期を迎えます。

脛は触ってみても、弁慶さんに聞いても分かるように大変固く頑丈にできています。
とはいっても、一度壊れると再生は容易ではなく長い時間をかけて修復していかなければなりません。
火を出しながらも一生懸命に働き、流されないように押さえながら必至に歩き、時には自らを戒めるほどの傷を負いながら人は生きてゆくのです。
そうして得た富を、何も知らない子供が食いつぶすのです。

親もそのしてきた苦労を見せることも必要ではないでしょうか。
自分がしてきた苦労を子供にはさせたくないという人がよくいますが、苦労を知らないから人はダメになるのではないでしょうか。
痛みを知らないから人を傷つけるのではないでしょうか。
大きなことは言えません。
私も脛を齧っていた一人です。

親の脛をもう一度よく見てみましょう。
そこに苦労が刻まれているはずです。
親にも覚悟が必要です。
虎の子を崖から突き落として、それでも下から脛に噛み付いてくるくらいの活力を子供にもたせる覚悟がです。


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著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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