「いんちき」 の由来

ふと思った。
いんちきとは漢字でどう書くのだろう。

不正やごまかし、いかさまのことを「いんちき」といいますよね。
自分の心の辞書を開いてみると、私はかなりの頻度でこの言葉を使っている・・・
どうやらお気に入りの一品らしい。

「いん」だとちょうどよさそうなのは・・・やましそうなイメージからして「隠」とか「陰」
「因」なんかも可能性を感じるし、少しやらしく「淫」もどうだろう。
「ちき」はやはり、「痴気」ですかね。もちろん「乱痴気」からきているので、そこから導き出そうと「いん」も「因」あたりが有力な気がしてきます。

■「いんちき」の由来

「いんちき」は賭博仲間の隠語からきているのだそう。
不正行為で詐欺的な賭博をすることを意味し明治時代から使われてきたらしい。
それまでは、「いかさま」が多用されていた一般人の間で用いられるようになったのは昭和になってから。
その由来については、有力なものは二つほど。

一つ目は、「いかさま」からきたとする説。
「いかさま」の「いか」が「いん」へと変化し、そこに「高慢ちき」や「とんちき」(とんちきとは、とんま。まぬけ。人をからかい、ののしっていう語。)といった人の状態を表す接尾語「ちき」がついたというもの。

もう一つは方言説。
福井付近では、人を騙すことを「いんつく」と言うそうで、そこから転じて「いんちき」が生まれたとする説。
ただ、どちらかというと「いんちき」からの説が有力と考えられているらしい。

ここからは自論なんだけど、どちらかといえば賭博からきたと考えられる「いかさま」から、更に「いんちき」という言葉が生まれたというのは説得力があるようで不思議も多い。
「いかさま」が悟られないように彼らが隠語を用いたと考えれば納得できるんだけど、なぜ「ちき」なのだろうか?
「ちき」と「さま」を比べてみると、なぜ人を騙す人間に「さま」なんてつけるのという疑問もでてくる。
最初に述べたように、「ちき」なら漢字は「痴気」を想像するようにその行為にはなんの敬意も必要ない。
むしろ蔑まれても仕方ないような行為のはず。
でも相手が気づかないような「いかさま」を平気でやってのける人物なら尊敬に値するのか・・・
いやそこはやはり賭博場。
どちらかといえば社会から外れた人々が集まるからそんな感情必要ないか・・・

好きな言葉なばっかりに個人的に大盛り上がりの「いんちき」でした。


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著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

1コメント

  1. 匿名 - 2018年5月23日, 2:57 PM Reply

    一説では「こんこんちき」や「とんちき」の『チキ』は、昔のお祭りの屋台囃子や馬鹿囃子なんかの掛け声で『○○的』が由来だって説もあるようですよ

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