「TOTO(トートー)」 の由来

なぜ毎日お世話になっているこの会社の由来をに触れなかったのか我が事ながら不思議です。
トイレ、洗面器といった衛生陶器で約6割のシェアをほこり国内第1位。
実はユニットバスを最初に売り出したのもこの会社。
今日は「TOTO」の由来です。

■「TOTO」の由来

TOTO株式会社(トートー)は、衛生陶器・住宅設備機器を製造するメーカー。
本社は福岡県北九州市小倉北区中島二丁目1番1号にあります。

TOTOとは創業時の社名である「東洋陶器(Toyo Toki)」の略なのだそうです。
(ちなみに旧社名の東陶機器(とうとうきき)の「東陶」(とうとう)も創業当初の社名から)

大正6年に、陶磁器メーカー「日本陶器合名会社」の社長であった大倉和親さんが、衛生陶器を製造するための会社「東洋陶器株式会社」を1917年に設立しました。
会社設立時の資本金は100万円で従業員数は約50名だったそうです。
石炭を産出する筑豊炭田に近いなど原料の調達に有利な福岡県企救郡に本拠地を置き、そのまま現在に至ります。

創業から1960年代までは食器も製造していたそうで、瑠璃色の色付け技術を得意としていました。
それにあやかって、ロゴマークの色には現在もこの色が使われているのだそうです。

その後、衛生陶ではもちろん陶器以外の部品でも日本のトップメーカーに育ったことから社名を「東陶機器」に変更。
社名呼称として社名呼称として「TOTO」が使われるようになりました。

競合会社INAXですが、実はTOTOの創業者である大倉和親さんによって森村財閥のタイル部門会社として1924年に設立されたのだそうです。
当時の社名は伊奈製陶で、1985年にINAX、現在はLIXILへ変更されています。

同門企業としての両社の関係は長らく「競合的共存」とも言われていたそうです。
切磋琢磨といった表現が適切な気がします。

ちなみに両者には、面白い都市伝説のようなものがあって、伊那はINA逆さにするとANI(兄)
TOTOは逆さにするとOTOT(弟)になるのだそう。
もちろん偶然と思われますが、非常に面白い情報ですね。

近年の携帯文化から、TOTOは「TOT」泣いているような顔にしか見えませんでしたが、その強いイメージを吹き飛ばすこういった説は非常に会社のイメージを変えるものです。
同業者が兄弟分でそのロゴにも深い関係があったという俗説はこれからも両者の共存の手助けになることでしょう。

ちなみにINAXの由来は、創業家の伊奈の姓と旧社名「伊奈製陶」から「INA」をとりそこに未知への挑戦や商品が生み出す付加価値などを表す「X」を組み合わせて付けらたと言います。
やはり偶然のようですね。


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著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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