「松坂屋」 の由来

「松坂」と聞いたら私などは、1に松坂牛、2に松坂大輔、3に・・・松坂屋

そんな程度の認識なのは庶民のせい?

今朝のニュースで銀座の松坂屋が閉店するというニュースを聞きました。
松坂屋とだけ聞いてもピンときませんでしたが、銀座の松坂屋が閉店!?と聞くと大きな事件にも感じるニュースと捉えています。
一昔前までは銀座といえば・・・松坂屋みたいなイメージがあった気がするのですが私の中の認知度が三位だった点からも苦戦していたのはのは事実かもしれませんね。
最近はファストファッション通りですからしかたがないのかも。

■「松坂屋」の由来

松坂屋は、1611年に「いとう呉服店」として創業したのが最初。その歴史の古さには驚きですね。
それから300年、1910年に株式会社化して「いとう呉服店」となりました。
「松坂屋」という名前は、実は1767年に上野にあった呉服店「松坂屋」を買収した際に、屋号をそのまま「松坂屋」として残したのが始まりなのだそうです。
そういった経緯から江戸市中では「松坂屋」の名で知れ渡っていたため、「いとう呉服店」より認知度が高かった為採用されたといいます。

結果1925年に「松坂屋」の名称が正式に会社名となりました。
本社が愛知県名古屋市とのことで、三重県にある「松阪市」と混同されることがよくあるそうですが坂と阪の違いがあるので要注意です。
名古屋についてはどうやら創業時から深い縁があるよう。

それは創業者である伊藤蘭丸祐道(いとうらんまるすけみち)さんの素性からも。
伊藤蘭丸祐道の苗字から採った「いとう屋」が後の松坂屋となるわけですが、この伊藤蘭丸祐道の祖先はなんと織田信長の小姓をしていたとされているそうです。
織田家の小姓の子孫である伊藤蘭丸祐道が名古屋本町で 呉服小間物商「いとう呉服店」創業。
ちなみに祐道はのち大坂夏の陣で豊臣方について戦死し、呉服店は一旦閉店となったとか。
買収されたもとの「松坂屋」の由来については、1707年に伊勢松坂出身の商人である太田利兵衛が現在の上野店の前身となる呉服店を開業したのが最初。自分の出身地名から松坂屋としたようです。

さて時は流れて現代、更に絞って私のプライベート。
大学時代に友人が設定してくれた合コンの相手は松坂屋上野店のデパガ。
意気揚々と乗り込んでいったのですが、なんとなく思っていたのと違いました・・・
ただそれだけの無理に引き出した松坂屋との接点の思い出話でしたとさ。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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