「積水ハウス」 の由来

Photo By Umeda Sky Bldg. | Kenta Mabuchi

「積水ハウス」 の由来

積水ハウス・積水科学・積水樹脂・積水ハイム・・
現在のハウジングメーカーの中では最大手の位置に近いのではないのでしょうか。

友人が勤めている関係で私はこの会社に若干の知識があります。
得意分野は水回り。
この会社の原点ともいえるそうです。
ではこの「積水」の由来は?「積もる水」やはり水に関係あるのでしょうか。
調べてみましょう。

歴史を調べてみましたが、これがものすごく深いようです。かいつまんで・・

1947年 積水産業株式会社設立。
1948年 社名を積水化学工業株式会社に改称。
1953年 株式上場 ポリエチレンフィルムの製造開始。
1955年 塩ビ管継手の射出成形に成功し「エスロンパイプ」普及に大きな役割を果たす。
1956年 日本初のプラスチック製雨とい「エスロン雨とい」開発。
1957年 ポリバケツ」の発売開始。
1960年 「セキスイハウスA型」の試作が完成し、ハウス事業部が発足。ハウス事業部を分社化し積水ハウス産業株式会社(現 積水ハウス株式会社)設立される。
1971年 ユニット工法による「セキスイハイム」発売。

簡単にまとめますと、セロハンテープ、パイプ、ポリバケツなどの小物から歴史が始まり、家作りに至ります。
そして浴槽などの水まわりで好評を得て、更なる高みへ登りつめて来たようです。

「積水」 の由来

「孫子」の兵法の一文からだそうです。
「勝者の戦いは、積水を千仭の谷に、決するがごとき、形なり。」

意味は、勝利者の戦いというものは、満々とたたえられた水(すなわち積水)を深い谷底に切って落とすように、たちまちのうちに勝敗が決まるということだそうです。
これを企業の活動に当てはめると、問題や課題に直面したときに、これを打開する為の十分な分析と相手の事情を踏まえて当方の出方を模索し、十分な体制を持って一気に決める勝者の戦い方をするということのようです。

私なりに解釈すると、水というものは扱いづらいもので、その流れが変われば先行きは不透明であります。
だから「事が」起きる前に十分な治水を持ってして水を思うように操り、必要があればその水の勢いを持ってして事にあたり、より成功を自らに引き寄せるようなやり方をしましょう。
こんな感じでどうでしょうか。

さらにこの積水には「勝ち方」にもこだわっている気がします。
より美しく、より鮮やかに、よりゆとりを持って。
そんな懐の深さが今の成功の要因かもしれませんね。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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