「ゲラ刷り」 の由来

「ゲラを送ってくれる?」

どうにも聞き返してしまった。ゲラとはなんぞや?
ゲラとは納品した原稿に誤字や脱字がないかどうかチェックするためのいわゆる「校正紙」のこと。
出版社や編集プロダクション業界独特の言い回しらしい。

ひょんなことから地元の広報誌を作る羽目となった私。
文章は比較的なれてはいるが、レイアウトやら責任ある広報などやったことがない。
これをこんなところで書いているなんて知る人は身内にもいない。
コツコツポコポコダラダラクネクネ書いているのが認められた!ということは全くなくていわゆる持ち回り。
なんとか取材をこなし苦手の写真を当て込んで、マスだけは埋めることができたが一番恐れていた「校正」が残っている。

しかも人任せだった5つ上の先輩が最終チェックを促してきたというわけ・・
先輩は昔編集社に勤めていたので何かと知ったかぶりをする。
というか私が数日かけたものも先輩なら数時間でこなせると思われ・・・
ならやってくれてもいいじゃないか。とは面と向かっては絶対言えない関係。

■「ゲラ刷り」の由来

ゲラとはなんぞや?もちろん日本語ではなさそう。
ゲラとは組版校正用に作成した試し刷りやコピーのこと。
ゲラの由来は印刷会社で活字を組むために置いた金属や木製の容器ゲラ(galley)からきていると言います。
近くにあった容器ゲラの名前がいつしか試しの原稿に使われるようになり今に伝わるというわけ。

編集者や著者らはこのゲラに赤ペンで訂正を入れていきます。(これを朱入れという)
出来たものに堂々と赤ペン先生のチェックが入る・・・なんだか子供のころの習字のお稽古を思い出します。
見やすく刺激的な赤が間違いを見落とさないことをアピールするかのようです。

ところがこの「なんとなく業界用語みたいでかっこよくみえる」ゲラ、最近はあまり用いないと言います。
ごくごく普通に、校正紙とか校正のための出力紙とかいったりするんだって。
なんだ死後かよ。驚かせんなよ。いちいち覚えてらんないよ・・・
というのが本音であるが先輩の前だと「ゲラ刷り持ってきました~」と敬礼かなんかしてしまって思いっきり媚を売るだめな じ ぶ ん ?



著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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