「ネコババ」 の由来

12582026630020.jpg今日は友人から依頼のあった「ネコババ」について調べてみましょう。
正直、意味不明。定義を求められても私も躊躇してしまいます。

ねこのババ・・

ババがうん〇と解釈すればねこのふん
ババをおばちゃんと解釈すればねこのおばちゃん
どちらもしっくりきませんね。

 ネコババの意味から調べてみましょう。
「悪いことを隠して知らぬふりをすること」だそうです。
特に拾ったものを密かに自分のものにしてしまうことを言うそうです。
後者については分かりやすく、自分自身でも実は思い当たるふしがあったりします。
このぐらいいいんじゃない?って誰でもあると思うんですよ。
出来心ってやつなのですかね。
ゲームセンターでコイン何枚か落ちていたら拾ってゲームに放り込んでしまいませんか?
それでフィーバーとかしちゃったら逆に罪悪感がでてきたり・・
話がそれてきた。

このように本来、広い意味(悪いことを隠して知らぬふりをすること)で使われるはずの言葉が、単一(特に拾ったものを密かに自分のものにしてしまうこと)でしか利用されていないとは不思議なものですね。
「悪いことを隠して知らぬふりをすること」であれば「虚偽」という言葉が私の中では浮かんできました。
きょぎ・・真実ではないのに、真実のようにみせかけること。
うそ、いつわりつまり漢字の通り。
嘘については、事実に反することを自覚していながら言うことだそうです。
でも嘘が悪いことばかりを言うとは限らないのでネコババのように「悪いことをして」には断定できないので類義語とは言えないようですね。

ネコババには正義はないようです。

由来

由来はそのまま。
ネコがババ(糞 ばば)を隠すところからきているそうです。
糞をし終えた猫は砂をかけて隠すのを皆さんもご存知ですよね。
糞という言葉は、大便などの「汚いもの」を表現するときにも使われます。
つまり汚い、見苦しい行為を「糞」としてそれをあたかもなかったかのように隠そうとする猫の行為から
「猫ババ」となったようです。

ところが!
他にも猫好きのおばあさんが借金を返さなかったことからきたという説も存在するようです。
「猫婆説」

つまり、どちらも第一印象のまんまですね。
ネコババは江戸時代の後期頃から用いられたと伝えられています。猫の歴史や道徳・倫理の生み出された時期にも重なるのでしょうか?
その辺も調べてみたいですね。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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