「ご無沙汰」 の由来

「ご無沙汰しております・・・」

法事でよく聞くフレーズ。
めったに会えない、しばらく連絡してなかった・・・様々な理由。
本来は遠方の親せき関係だからなかなか会えないという理由なのだろうけど最近は近場の親戚でも冠婚葬祭程度しか顔を合わせない希薄さがあるからついつい、流れで当たり前のように口に出てしまう。

先日も言ってしまってから気付いたのが相手の方が隣の市にお住まいであったということ。
確かに10年以上会ってないのだからご無沙汰なわけだが
会おうと思えばいつでも会えるという距離感。
んん・・・微妙。

ただ、この言葉の不思議はそれだけではない。
「ご無沙汰」と短く使ってみると、セッ○スレス夫婦の異様に多い日本の夜の生活を象徴しているようになること。
もちろん若年世代は使わないから、中高年の隠語みたいな役割だけど。
最近よく週刊誌の見出しで60代からの営み~みたいな特集をみかける。
そこにどんな儲かりビジネスを見込んでなのかは知らないけれどそれなら「ご無沙汰のがいいんじゃないか。」と思う私も
いざ、その年になってみないとその答えはわからない。

■「ご無沙汰」の由来

ご無沙汰は「ご」と「無」と「沙汰」にわけて考えると分かりやすいようです。
「ご」はもちろん接頭語、「無」はもちろん打消し、そして肝心かなめの「沙汰」については、様々な意味の中でも「たより、しらせ、音信」と考えると分かりやすいことらしい。
だから「無沙汰」となると、「たよりが無い」「長らく会っていない」「音信が途絶える」という意味になるわけ。

「沙汰」で思い出したのが、「正気の沙汰」。
意味は気を確かに持って物事を考え、物事の是非を判断して処理すること。
なんとなく「沙汰」の意味がつかめるでしょうか?
少し違うか…

物事を処理すること、決定したことなどを知らせること、話題として取り上げること、問題となるような事件・・・「沙汰」の意味ひろっ!




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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