「クイズ」 の由来

久しぶりにテレビで話題になっていました。
それはアメリカ横断ウルトラクイズ。
「気力体力時の運」そのキャッチフレーズが示す通りただ問題に答えるだけでなく、時には体力がものをいい、勝ち上がるからには最低何回かは運も実力として必要です。
例えばじゃんけんに勝たなければいけないし、誰よりもクイズが得意でも時には外れくじを引いて敗退することもあります。
国内予選を勝ち抜き、飛行機に乗って移動する際は筆記問題をきっちりこなし無事アメリカにたどり着き上陸できてもそこからが真の勝負。
幾多の困難を潜り抜けて定番の決勝は確か自由の女神の前での早押し。
それらの歴史ページのどこかの断片はその当時生きていた国民の脳裏のどこかに間違いなく焼き付いているはずです。
その後もたくさんのクイズ番組が制作されましたが、やはりこれを超えるものはなく伝説と言い切っても言い過ぎはないでしょう。

「クイズ」の由来

ところでアメリカ横断ウルトラクイズをみて思ったのが、「クイズ」とはやはり英語からきているのかという疑問。
それともクエスチョンという言葉が示すように「Q」+何かの略語なのか?
答えは簡単、日本語のクイズは英語の「quiz」がそのままカタカナ語として表記されているだけのこと。
正直何かを期待していただけにガッカリです。

日本では当初、隠してある物を言い当てる遊びを指す「当てもの(あてもの)」を訳語として使用した時期もあったそうで、「クイズ」という表記が定着したのは1951年頃からだといいます。
それでもなんとなく「クイズ」という響きが英語っぽくないので納得がいかずに調べてみるとラテン語で「何」を意味する「quis」に由来するという説を見つけました。
更に調べてみると、面白いエピソードを発見。

それはアイルランドはダブリンでの出来事で時は1790年ころ。
劇場支配人をしていたデイリーさんが、無意味な新語を作ってそれを流行させられるかどうかという賭けを友人と行なったそうでそのために町中のいたるところに「quiz」と落書きをしたのだとか。
そのただのいたずらのような出来事がダブリン中に広まり、ついには辞書にも載ってしまったという嘘のような本当の話。
私の好きな路線♪
言葉がクイズだけにそんな由来もいいものです。

ちなみに似て非なり
以前から気になっていたクイズに似たスクイズの由来。
実はこれも英語から。「squeeze play」からきています。
もちろん発音はちょっと違うようですがアメリカでもやはりスクイズ。
squeezeには「搾り出す」という意味があるそうで、野球においては「得点を搾り出す」という意味と考えると分かりやすいようです。
取り上げるほどではないけど気になるスクイズの由来でした。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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