「薄荷(はっか)」 の由来

誰かが善意でしてくれる、与えるという行為は時として相手を悩ます。
人にはそれぞれ好みというものがあってその中には絶対に無理というものも存在する。
相手との距離感というものも大事で、気心の知れた相手なら遠慮なくいらないとかあとで食べるねなんて誤魔化し方もできるが、絶対に断れないという状況もごくたまに巡ってくるものだ。

またそれが食べ物なら一瞬の我慢で済ませることが出来るわけだが(もちろん後味とかは残るけどそこは飲み物なんかでフォローするとして)まさに今日、とある社長夫人にいただいた代物には閉口した。

ハッカ飴だ!

しかもでかい。
口には出せないけどやっぱりチョイスがおばちゃん。
私には食べられないものはほとんどない。

だけど苦手なものや好まないものはある。
その筆頭がこのハッカなのだ。
ううううう 苦しい・・・泡泡あわわ

■「薄荷(はっか)」の由来

昔からこの名前には疑問だった。
苦手なものだから、その名前なんて知る由もなかった。
同じ名前のファッションブランドがあった気もするが間違いなく関連はないはずだ。

ハッカは 発火? 八課? 薄荷? 正解は・・・なんと薄荷!

漢名の「薄荷(ハクカ)」が転訛したのが「ハッカ」なのだそう。
なぜこのような漢字を書くかというとそこには理由があるらしい。
ハッカの葉を蒸留してハッカ油を採る。その採取できる量はごく僅かな量らしい。
そのため、運ぶ時に荷が少なくて済むというわけ。
だから「薄い荷物」でハッカとなるわけだ。

そんな貴重でなかなかとれないハッカなんだからわざわざタダで人に配る理由もないですよ。
世のおばさん方にこれだけは言いたい。
皆さんより若い世代でハッカを好む人はよもやもすると一桁です。
そこんとこよく頭に入れといてくださいね。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

1コメント

  1. とらきち - 2022年4月7日, 9:06 PM Reply

    薄荷の漢字の由来は「地下茎で育つ(荷)」「草むら(薄)」ですね。「荷」は茗荷の「荷」と同じです。

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