「B-1グランプリ」 の由来

食への飽くなき探求心からなのだろうか。
B級グルメが語られて久しい。
登場した時期から考えると、どうにもゆるキャラとセットのような気もしてくるがそれはどちらもその主役が地方にあるからにほかならない。

B級グルメといえば焼きそば、お好み焼き、ラーメン、うどん、カレーライス、ハンバーガーといった日常的に食べられている、安くて庶民的なおいしい料理のことを指す。
フルコースの料理が出るような高級店ではなく、庶民的な店やメニュー、私も大いに歓迎するのは、決して高級店の居心地の悪さからではないと見栄だけははっておく。

B級グルメ が先陣を切ってくれたおかげであろうか、B級映画、B級動画、B級料理王、B級ホラー、B級アイドルといったように世の中にはB級があふれ、ネットで検索しただけでも上記のようにわんさか出てくる。
B級に湧き上がる地方都市。

地域の人に親しまれてきた独自の食文化を「ご当地グルメ」として紹介し町おこしに活用しようとする動きもどんどん増えてきているようだ。
そしてB級グルメを集めたイベントが各地で催されるようになった。
中でも一番人気は2006年から開かれている「B-1グランプリ」であろう。
B級ご当地グルメの日本一を決める大会として人気を集めている。

■「B-1グランプリ」の由来

B-1グランプリ(ビーワン・グランプリ)は、地域活性化を目的とする町おこしのためのイベントであることは間違いない。
みてわかるようにその「B」は誰もがB級を示すものだと考えるはずだ。

ところが、実は違うのだよと教えてくれたのは受験生の必須科目、
朝日新聞の天声人語。
主催する「愛Bリーグ」に電話して聞いたというから間違いない。

「B-1のBは・・・地域ブランドのB」なのだそう。

んん、、、、なんとなく少しだけく、く、く、苦しい。
確かに以前は「B級ご当地グルメ」と称していたそうなのだが、
訳あって現在はそのB級を外したのだという。
「聞いてみるものだ」という冒頭の一説に納得させられる。

そろそろB級も打ち止めだろうか。露天商にならぶB級の文字。
ご当地に断りなく掲げられたB級グランプリの文字。
同じような食材を使えばクリアということはあり得ない。
中には本物もあるだろうが、その大半は申し訳ないがまがい物である。
それではさすがのB級もさらにその価値を損ないC級以下にしか感じない。

それなら露天商日本一を決めてはどうだろう。
露店には露店の良さがある。名物親父がいる。
これってけっこうよくない?B2-1グランプリとかってどーよ?




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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