「椅子」 と「机」 の由来

「いすとつくえ」平仮名で表記してみても違和感がない。
やはりその由来も対なのだろうか?

■「椅子」の由来

「椅子」の「椅」という漢字には「よりかかる」という意味がある。
「子」は小さな物に添える接尾語なので特に意味はなさそう。
その意味はつまり「よりかかる小さな物」となる。

小さなものという意味が現代ではあまり理解できないかもしれないが、その素材も昔はきっと「木」であったはずで耐久的にも粗末なものだったのかもしれない。
そのルーツを辿ると「椅子」と呼ばれるものは中国からきたのだという。

椅子は禅宗と供に日本に渡来してきたのだ。時代としては鎌倉頃であろうか。
禅宗の僧が説教をする時などに用いられていたものがそのモデルで「四角で四脚、左右に寄りかかりがあり、木製のものに限る」という決まりがあったというから驚きだ。

■「机」の由来

一方机はというと、その歴史は日本書紀にまで遡る。
「つくえ」という言葉の表記がそこには確かに存在するのだそう。
ただ、当時は衣類や食事を乗せる台として誕生したのが最初らしい。
平たい台を四つの枝で支えるというそのつくりから、「突き枝」と呼ばれ、それが「つきえ」さらに「つくえ」となったのだという。

なるほど、日本には「椅子」という一人掛けの座るものという概念はなかったのかもしれない。
それはやはり、畳の文化の存在が大きいのだろうか。
ちゃぶ台のような机はあっただろうが、縁台のような長椅子はあっただろうが背の高い机や、それとセットの椅子というのはやはり中国から来たようである。
よくよく考えれば・・・わかりそうなものかな。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

3コメント

  1. 前川 - 2017年6月30日, 6:48 AM Reply

    初めまして

    椅子に、ついて調べてましたらたどり着きました。
    言葉や漢字の成り立ち
    面白いですね。
    参考にさせて頂きます。

    机ですが、日本には文机というものがありましたね。
    これは畳の上に置いて正座で書き読みする机ですね。
    椅子は必要無いので、中国由来の机とは違う起源なのかもしれませんかね?

    また立ち寄りさせて頂きます。

  2. 田中功次郎 - 2021年7月29日, 9:12 PM Reply

    役に立ちました‼️
    ありがとうございます❗

  3. 田中功次郎 - 2021年7月29日, 9:13 PM Reply

    役に立ちました‼️ありがとうございます❗

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