携帯電話、docomo(ドコモ) au(エーユー)の由来

携帯電話が壊れました。
そもそも扱いが雑なので・・しかたありませんね。
よく落とすんですよ。
家電関係でも携帯だけは「壊れにくいはず」という何の根拠もない確信があったので・・
でもやはり形あるものは壊れる。
派手に落としたことで画面が映らなくなり更に通話に至っては不能。
多少ショックを与えて(開閉したり、電源落としたり)映ったとしても、映像が反転していたり逆さまだったり。
ノイズは走るし操作をするとほどなく真っ暗闇。
メール一つ打つのに開閉回数は数十回。
依存していない私でも大変不都合。
世間から取り残されたといった気持ちもいざ使えなくなると湧き出すってのは本当に不思議。
早速、ショップへ。

携帯様の機嫌も最悪で店員に見せると一度も画像が戻ってこない。
完全にジャンク品扱いで、修理に5000円が計上されてしまった。
三年ほど使ったものなので、現在はプランが違うから分割で機種変更がいいだろうと提案される。
しかし店員のいかにも慣れた風の「言葉遣い」には本当に困惑いたしました。
「キシュヘン」
は?
「キシュヘン」
ドイツの都市か?
「キシュヘン」
ああ。機種変更のことか。

日本人はどこまで略せば気が済むのだろうか。
専門用語なんかでも営業が知った風に使うとなんの親切でもない。早口な人だとなお更、なんなら嫌味。
客は知らないから知っている人に聞くのにそこで知ったかぶりされると逆に客足は遠のくと思うけど・・
こっちは携帯売り場など前回のを買って以来覗いたこともない。
壊れでもしなければあと数年訪れることはなかった人間である。
そんなわけで(買い換える踏ん切りもつかなかったので)店を後にした。
うちに帰るとやっぱり不便さを感じる。というか周りに迷惑をかけてしまう。
よし、明日、家電量販店にでも赴こう。

ということで、買い換える前に会社のことを調べなければならない。
というか、この携帯電話の会社名って、どれもそこそこ慎重審議しているはず。
会社の顔、というよりド派手なメイクほどこしたギャルに近い感じがする。
でなければ、各社あれほどCMで連呼しないだろうからね。

ドコモの由来

これはなんとなく皆さんお気づきな感じで「どこでも」と予想できますよね。
という前ふりで見事に期待を裏切られました。なんと英語!
Do Communications Over The Mobile Network
意味は、「移動通信網で実現する、積極的で豊かなコミュニケーション」だそうです。
この頭文字から「Do Co Mo」だそうです。
これには更に全社員の願いと決意が盛り込まれているそう。
それは、「あらゆる場所・場面でお客さまに満足していただきたい」ということだそうです。

auの由来

au by KDDI あのCMは私の中で今でも鮮烈に残っています。
浅野忠信さん好きなんです。
それだけでauへの買い替えを考えてしまうほどね。
カタカナにすると、エイユウなので私は「英雄」から?と想像しますが・・
この名前は、ジザイズという会社が考案したそうです。
そこによると、携帯電話を介して様々な人やモノとの出会いが生まれます。
その出会いを通じて全ての価値が集い合う世界の実現を
「『会う』に始まり、『合う』に行き着く」という意味合いから「au」の2文字でシンプルに表現したそうです。
なるほどauですが「あう」とも読めますね。納得です。

一方でauによると、Access, Always, AmenityなどのAと、Unique, Universal, UserなどのUで構成されているとの追記も。
また「*a*ccess to *u* (you) 」と意味もあるとか。
これらは後づけでしょうかね。でもシンプルなものほど多くの意味を含めるネーミングのいい典型ですね。
素晴らしいと思います。

「KDDI」・・重いですもん。
社名変更+イメチェン大成功ではないでしょうか。
と書いたところで裏話。

合併が決まった時、携帯電話のブランドを決定するにあたり、商標登録が必要となると手続きが非常に困難な上に、開発から販売までに1年の期間を要する携帯電話への搭載に間に合わない事、ドコモに対抗するブランドを早期に育成する必要があった事などから、「商標登録の不要なアルファベット2文字」にする事にしたそうです。
へぇ~。でもやはりシンプルイズべスト
ソフトバンクについては・・
文字通り「ソフトウエアの銀行」で「ソフトバンク」と。
この由来では携帯だけでもないので今回は一行でスルーさせていただきます。

コミュニケーションか出会いか。
我々の生活と切っても切れない関係になりつつある携帯電話。
私も社名を参考にしながら慎重に「キチュヘン」してみます。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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