「嫉妬(しっと)」 の由来

嫉妬(しっと、英語ではジェラシー)とは、自分にとって重要な人、ものが他者に奪われる不安、恐怖により引き起こされる感情のこと。
僻み(ひがみ)、妬み(ねたみ)、嫉み(そねみ)、やっかみ、ヤキモチ・・・
同義語を見ましてもそれほどいいことではないのが分かります。

嫉妬かぁ・・・最近ないですね。
若いころはやっぱり好きな人とかいたから、その相手がだれかと一緒にいると考えただけで・・・みたいなこともありましたが最近はそんなこともないし、特に手に入らない高価なものというのも・・・

家?特にいらない
車?走ればいい
お金?余分には入らない
権力?逆に妬まれるのが面倒だから必要ない

・・・といった感じ。

それは私が無欲な人間だからなのか、それとも男だからなのか。
だって「嫉妬」という漢字をみてわかるようにやっぱり嫉妬は女性に多い?

■「嫉妬」の由来

「嫉妬 しっと」の由来はやはり漢字に関係があるらしい。
「嫉」の右側の「疾」は、「?(やまい)」+「矢」で「矢のようにきつく速い病」。
そこに「女」へんがつくことで、「女性にありがちな、頭にカッとくるヒステリー状態」を意味するのだそう。
なるほどうまく表現したものですね。

さらに「妬」の右側の「石」は「かたくて融通が効かないさま」を意味します。
そこに「女」へんが付くことで、「女性が競争相手に負けまいと、怒りで頭がいっぱいになるさま」を意味する。
まとめると女性が対立する相手に対して特有のヒステリーで怒り心頭な状態に陥るといったところか。

更に「嫉妬」の「嫉」も「妬」も「ねたむ」の意をもっっているというから・・・
本当にたちの悪い・・・ もう日本語で表現しきれないから逆に広げる意味で恐ろしやジェラシーと綴っておく。
自分の感情を冷静に判断できないときの嫉妬判断基準というものを見つけました。

下に見える人(もの)に対しては悦に入る
上に見える人(もの)を見ては反感を抱く

なるほど、こうみると私にも嫉妬は存在しそうです。
ただし、上に見えるものへの反感が向上心と結びついた場合、それは嫉妬とは呼ばれないことが多いのだそう。
いわゆる向上心てやつですね。これは必要。

超えられない壁はない。そう念じて嫉妬心は捨て去るべき・・・
でも誰しも自分でコントロールできない感情というものが存在するから人生一筋縄ではいかないんですよね。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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