「カメラ」 の由来

私は「カメラ」が大好きです。
スタートはバカチョンカメラでしたが、今ではデジタル一眼レフです。
時代は大きく変わりました。
ピントは機械が合わせてくれます。
一枚一枚無駄にしないよう注意深くシャッターを押す時代も終わりました。
連写すれば人の表情や動物くらいなら簡単にお気に入りの一枚をおさめることができます。
よい写真が撮れると更に楽しくなります。
ところでカメラの歴史って??

カメラの歴史

カメラとは?写真を撮影するための道具であります。
被写体の像を感光材料(フイルム)の上に投影し、適正な露光を与えることで撮影します。
これではなんとなく理解できませんね。
窓のない暗黒の部屋の壁面に小さな穴を空けてみます。
すると反対側の壁面に外の景色が映し出されます。これは想像できますよね。
これを応用して、日食の観察を行ったり、絵画の下絵を描く目的に使われた道具が「カメラ・オブスキュラ」というそうです。写真参照
このカメラ・オブスキュラとはつまり、素描を描くために使われた光学装置のことなのです。

ここでまた聞きなれない言葉。
「素描」とは?
これはデッサンことです。
対象物のバランスを、大きさを調節しながら書き写すための道具それがカメラ・オブスキュラとなります。
この原理、10世紀ごろのエジプトの数学者はすでに研究していたという説があるそう。
天才はやはりいるのですね。

その後、芸術家の間で装置として活用されるようになったのは15世紀頃。
皆さんご存知レオナルド・ダ・ヴィンチは、アトランティコ手稿(Codex Atlanticus)の中でカメラ・オブスクラを描いているそうです。
16世紀になると、小穴の代わりに鏡やレンズが使用されるようになり、より鮮明な像が得られるようになります。
さらに反射鏡によって箱の上面に像を結ばせるようにした小型のカメラ・オブスキュラが作られたのでした。
そして1824年、フランスの発明家ニセフォール・ニエプスが世界初の写真である「ヘリオグラフィ」を発明します。
ニエプスによって撮られた写真は、現存する世界最古のものであるとされ、現在も残っているそうです。
そのすぐ後1839年8月19日にはダゲールが初の実用的写真術「ダゲレオタイプ」を発表。
その後のカメラは、写真とともに発展していったのでした。

そして、カメラの由来。

ここまで書いたらもうお分かりでしょう。
写真撮影用の機械を「カメラ」と呼ぶのはカメラ・オブスキュラに由来するのだそうです。
もともとの語源であるラテン語では”Camera”は「小さな部屋」を意味するそうです。英語のCameraは「暗室」を意味します。
これはまさに、カメラ・オブスキュラの原理で理解できますね。
暗い小さな部屋に投影された今の「瞬間」は、これからも後世の人々にたくさんの情報をもたらすことでしょう。
とキレイに決まったように見えますが、私の頭の中のカメラの原理が十分に理解できていません。
それをさらに実用品として発明する人は更にスゴイ!
シャッターはコンマ何秒。
発明は数世紀。歴史の重さを感じながら、
まだ使えるカメラを画素数ですぐに買いなおす今の自分を見直すことにします。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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