進学塾の由来

Photo By Dick Thomas Johnson

「河合塾/代々木ゼミナール/駿台予備校」 の由来

塾を苦手とした私は極力自力で学習をしていた。
高校受験では、課外授業をしてくれた恩師の存在が大きい。

特に英語が苦手だった私。中1の授業からのやり直し。
先生もよくつきあってくれたものだ。そのかいあってなんとか進学校へ。
ただ、高校までが目標だったから大学受験などそれほど頭になく兎に角遊び呆けた。
苦手の英語は更に磨きがかかり、学年最下位に。それも受け入れていたからそれほど苦ではなかったが。

高3の二学期、いよいよ進路決定の時期。いやさすがに遅すぎか…
楽して大学へ入る方法を模索したら、うまく推薦枠が見つかった。
しかし、それには予備校の冬期講習が必要らしい。当確を得るために生まれて初めて通うことになった。

前半は特別講習。若干緩さを感じたが、なんとか通いきる。
問題は後半。一般の受講生と席を並べた。あの時の衝撃は生涯忘れることはない。
見たことも、聞いたこともない名前や記述ばかりの世界史。
講師の、「これは重要だ」とか、「必ず出るぞ」なんて言葉を頭で処理する時間すら与えられない。
次々にわけのわからない歴史が登場する。
おい待て、もう師走だぞ。

もしセンター狙いだったなら終わってるよ完全に。
意味あるのか、ないのか、そういった次元を超越した講習だったが、やり始めたことは必ずやり遂げるという信念の強い私は最後までそのミッションから逃げることなくやり遂げた。
満足感はあったかと?その質問は酷だ。

その正月は寝込んだという事実が私の精神状態を象徴しているだろう。
風邪をこじらせて、確か新年早々の試験はティッシュを手放せなかった。
それでもなんとか合格したのだから、予備校に意味はあったのだと思う。

私の通っていたのは、今でも残る大手3校の一つ。
河合塾・代々木ゼミナール・駿台予備校

その三校ですら今は受講者が激減しているらしい。
子供の数が減り、高校が減っているのである。大学は全入時代。
そりゃ予備校生も減って当たり前か・・・

そんな三校の由来は・・・

●河合塾=創業者「河合逸治」から。
●代々木ゼミナール=東京都渋谷区代々木が本拠地であることから。
●駿台予備学校=本拠地である東京都千代田区神田駿河台の駿河台の略。

というわけで広げようもない結果。
まぁ勉強しに行くのだから、それ以上に捻ることもないんだね。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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