「交番」 の由来

最近はファッショナブルというか、アート的というか地方などでも個性的な建物が増えています。
それに合わせてなのか、ローマ字でこう綴られていたわけです。

「KOBAN」
綴りが違っていたらごめんなさい。
今日は交番について。

でもこれっておかしくないですか?
だって英語で警察は「POLICE」なのですから、交番に当たる言葉は「POLICE ~」となって然るべきだと私は思います。
でもここで改めて、ところで交番て何なの?警察署との違いは?って疑問が日本人である私にも出てくるわけです。

公番て何?

交番の歴史は、明治7年1月に遡ります。
警視庁発足当時に、「交番所」がはじめて設けらたそうです。
この交番所は、施設を伴うものではなかったとか。
警察官が屯所(現在の警察署)から徒歩でパトロールを行いながら、四辻又は三叉路等で立番をする場所として指定された地点のことを言ったのでした。
東南アジアなどで、信号の変わりに立ち、手信号をしている人が居ますよね。
きっとあんな感じなのでしょう。

語源は・・・
警察官はこの地点で他の者と交替して立番する形をとります。
その後、交番所に建物が建てられ「交替で(立)番する所」という意味から、「交番所」の名称がつけられたそうなんです。
今の時代、立っているのは警察署の入り口の竹刀持った人くらいですよね。
あの人は立ち番なので一番下っ端なのでしょうか?
それはさておき、これが「交番」の語源なのだそうです。

名前の変遷

その後、明治14年3月に派出所と改称されます。
明治21年10月には「派出所」、「駐在所」という名前で全国統一されましたが、警視庁創設当時の「交番所」という名称がそのまま「交番」という呼び名で残ったのだそうです。
それだけ親しまれていたのですかね。確かに呼びやすいのは交番かもしれません。
そして以外にも、ここから私の疑問にストレートに通じるのです。
市民に親しまれた「交番」という名称は、国際語としてもそのまま通用するほどになっていることから、平成6年7月に正式名称を「派出所」から「交番」に改められたそうなんです。
全く知りませんでした。
そして近年、来日する外国人の増加に伴い、「交番」とかかわるケースも多くなってきていることから、外国人にも分かりやすいようにローマ字で「KOBAN」と書いたシンボルマーク入り案内表示板を設置しているとのこと。(警視庁豆知識より)

交番は日本発祥の世界に通じる共通語だったのです!
でもでも・・そんな実感はないですよね。笑




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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