「杉」 の由来

この木あなたは好きですか?
「杉」木にチョンチョン三つで杉。
この簡単な漢字のつくりをみても勝手に命名するなら「大衆木」と言えることでしょう。
なぜ最初に好きですか?なんて聞くかと言えばもちろんここ数年の流行ランキング上位をなす、「花粉」を連想させるからであります。
そんな私もよくよく考えてみれば10年以上のキャリア。
最初の数年はひたすら我慢をしましたが、その後数年は我慢できずに点媚薬と目薬を購入。
それでもいよいよ苦しくて「毎日ヨーグルト」で直近の数年をやり過ごし、今年は風邪のついでの処方箋で薬をいただくことで乗り切りました。
その患者数から製薬も進み、薬の効き目には驚きです。
ただ若干お値段は高め・・・
「そもそも杉の木が多すぎる」そんな声をよく聞きます。
確かに、田舎へいけば四方八方すぎスギ杉。
しかしよく見てください。
「杉様」は固まって生えておられるのです。
そうなんです。これらはみな植林なのです。
戦後国を復興するにあたり、植林されたものがいい感じの大きさに。
勿論、大衆木なのでニーズあってのことであったわけですが、高度成長期を迎え、安い外国産材料に押され、手入れも行き届かなくなってしまったわけです。
手入れしなければ枝毛だらけ、フケも飛びますから・・
冗談はさておき、私の憶測では他にも原因がありそうです。
例えばそれは酸性雨、例えばそれは異常気象・・
我々日本人が少子傾向なのはなぜか?
それは危機感が薄く平和であるからではないでしょうか?
戦後のベビーブームを考えれば容易にご理解いただけるかと思います。
つまり、「杉様」は危機感を抱かれていらっしゃるのではなかろうか?
自分の遺伝子をばら撒くことでそのストレスを発散されてらっさるのかもしれません。

杉の由来
杉はこの漢字以外に「椙」という漢字もあるそうです。
これは知りませんでした。ずいぶん印象も変ってきますね。
「大衆木」より「やや上品木」に勝手に格上げです。
この「昌」には「盛ん」といった意味があるそうなんです。
つまり「盛んに伸びる木」となります。
「杉」はといえば木辺に「三」の字の変形である「彡」。
こちらもたくさん並んでいることを意味するそうなので、たいした違いはないようです。(違いはやっぱり品だけ?)

呼び名「すぎ」についてですが、諸説あるようです。
すくすく伸びることから「ススキ(進木)」
まっすぐに伸びることから「直ぐな木」
成長の早さから「すくすくと生える木」
どれもそれらしいのですが、一つには絞れないようです。
まぁどれも似たり寄ったり。それほどの違いもなく、その生育(手をかけなくてもそれなりに成長する)からきているようですよ。

そんな人間の欲求にぴったりな「大衆木」の謀反。
それはこの木の持つ繁殖能力の強さなのか、それとも人間に対する危機感の表れなのか・・
どちらにしても、我々はもう少し彼らに(杉様に)敬意を払うべきかもしれませんね。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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