「阿里巴巴集団(アリババジタン)」 の由来

Photo By Charles Chan

「阿里巴巴集団(アリババジタン)」 の由来

夢は大きければ大きいほどいい、どこかで満足したらそこでゲームセットだ。
夢の大きさはその人自身の器の大きさと言えるのかもしれない。

アメリカで過去最大の株式上場があった。
アリババグループだ。

日本では比較的認知度の薄い会社であるが、中国では既に国内での流通の七割程がこの会社を経由していると聞けば、その大きさがご理解いただけるだろう。
スケールの大きい話は我々にとってそれこそ夢物語のように感じるが、成功の秘訣が隠されているかもしれなし、非常に興味深い。
皆さんと一緒に冒険してみることにしよう。

中国の電子商取引(EC)大手、阿里巴巴集団(アリババ・グループ)を創業したのは馬雲(ジャック・マー)さん現在49才。

ジャック・マー

創業者ジャック・マー氏 Photo By World Economic Forum

彼がオンラインという世界に目覚めたのは、1995年に初めて米国を旅行し、シアトルの友人にインターネットを教えてもらったときのことだというからそれほど古い話ではない。

彼は最初に”ビール(beer)”という単語を検索してみた。
すると、米国やドイツのビールの情報は出てきたが、中国のビールは一つも無かったという。

その理由が知りたくて、次に”中国(china)”と打ち込んでみる。
だが、どの検索エンジンでも中国の検索結果が返ってこない。
つまりデータが存在しないということがわかったわけだ。

そこで、友人の手を借りて中国語のホームページを作成してみる。
すると、公開からたった5時間で、米国、日本、ドイツから問い合わせの電子メールが5通届いたという。
馬雲さんは心が躍り、これは面白そうだと思ったのだそう。

浙江省杭州市出身で英語教師をしていた馬さんは、杭州市近郊のホテルの周辺で外国人観光客を相手にして英語を身に付けた。
そんなある日偶然出会ったインターネットの世界が彼の人生を変える。

自宅のリビングルームで20点あまりの品々を試験的にオンライン販売してみた所、これが大成功。
何人かの仲間と共に”阿里巴巴集団(アリババジタン)”を立ち上げた。

それから約20年後の現在、アリババは中国最大のオンライン小売企業に成長。
もちろんその成功物語の裏には、経済大国として台頭する中国の勢いが表れているのは間違いない。

中国のインターネット利用者は6億1800万人で、政府のデータによると数年後には8億5000万人を突破する可能性があるという。
中国のオンライン小売業の規模は、ここ数年で3倍ほどに成長する見通しを立てている学者もいる。

馬さんは20年近くをかけて従業員2万5000人を抱える大企業を築き上げ、同業の米イーベイは中国からの撤退を余儀なくされている。
そして今回、ニューヨークでの新規株式公開(IPO)によって市場から日本円で約2兆円以上の資金を集めた。

この成功はゴールなのか?答えはNOだ。
馬さんは新たなる市場を視野に入れている。
そのおよそ1年前にアリババの最高経営責任者(CEO)を退任する際、社員に向けこんな言葉を残したのだという。

”多くの人々は変化を嫌う。だが我々は、まさにあらゆる変化を捉えたことで未来を見ることが出来た”

また今回の上場に関して従業員向けの電子メールで、

”株式公開は決してわれわれのゴールではない。使命を果たすための重要な戦略、手法に過ぎず、われわれに推進力を与えるガソリンスタンドのようなものだ”

と伝えている。

オンライン小売業で支配的な地位を獲得したアリババの次のターゲットはエンターテインメントの領域。
テレビ番組制作会社への出資を発表したり、中国最大の動画配信サイト「優酷土豆」の株式12億2000万ドル相当を買い入れることを発表したりと、すでにその事業は動き出している。

youku

Photo By Gaurav Mishra

「阿里巴巴集団(アリババジタン)」の由来

創業者ジャック・マーは自分の会社を、将来的に中国国内だけではなく、世界に進出する国際的な大企業にするべきだと考え、それに値するような会社名はどんなものにすればいいかと長い間考えたそうです。

アメリカに旅行した際、インターネットが無限の宝物であることに気づいた彼は、それはまるで『アラビアンナイト』(千夜一夜物語)の中の「アリババと40人の盗賊」の話であると思えた。

若者が、盗賊の財宝が隠された洞窟を発見し「開けゴマ!」と叫ぶと宝の洞窟の扉が開く。「まさにぴったりの名前だ!」と馬さんは興奮した。

また、

アリババという名前は世界の誰もが知っている。(レストランのウェイターに尋ねても知っていた。)
さらに世界中で発音もほぼ同じである。

まさに世界展開の考えにぴったりの名前だと彼は思ったそうです。
このような理由から、最終的にこの単語 Alibaba を会社の名前としたとのことです。

ちなみにアリババ・ドットコムのドメイン名(’http://www.alibaba.com’)はジャック・マー氏が創業資金の半分で米国のドメイン登録代行者から買い取ったというから、この名前に相当な思い入れがあったんでしょうね。

※通常ドメイン費用は初期費用無料、年間維持費1000円ほどです。

■あらすじ

昔、貧乏だが真面目で働き者のアリババという男がいた。

ある日、アリババは山で薪を集めている最中に、40人の盗賊たちが奪った財宝を洞穴の中に隠しているのを偶然目撃。
その一部始終を木の陰に隠れて見ていたアリババは、盗賊たちが立ち去るのを待って自分も洞穴の中に入り、財宝の一部を袋に詰めて家に持ち帰る。
かくしてアリババは大金持ちになったが・・・
ちなみに主人公のアリババの「ババ」という言葉は、アラビア語・ペルシャ語で「お父さん」の意とのこと。

これがもし間違っていた時のために・・・

阿里巴巴集団(アリババグループ)は中国国内最大のBtoCサイトの「淘宝商城(タオバオモール)」を「天猫(テンマオ)」に改名すると発表した。
天猫は淘宝商城の英語名「Tmall」の音に由来するもので、より若い世代にアピールするため変更ということだ。
馴染みのある名称を変更することに反対するという意見も少なくないが、それが変革を恐れないアリババのやり方と考えて間違いないだろう。

今日は由来メモなのか「明日から始まるあなたのサクセスストーリー」なのかよくわからない。
話が大きいと現実味は薄れるものだが、成功できる人は自分を信じられる人、、、そんな気がする。

アリババグループ

Photo By Leon Lee



著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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