「贅沢(ぜいたく)」 の由来

今日は「贅沢」について。
私の贅沢はというと・・
お風呂を満タンにしてお湯が溢れるのを見届ける。
コンビニで腹持ちなど考えずに食べたいデザートを好きなだけ買う。
ティッシュペーパーを一度の鼻かみで捨てる。
冬にアイスを食べる。
ワックス洗車を手洗いで頼む。
思いつくのはこんなところでしょうか。
なんせサービス券やポイントカードがあると少しでも得しようとまんまと小売店の戦略にのせられて足を運んでしまう男。
なんなら販売店がそのサービスを完全に把握していないと腹をたてて怒り出す。
そんなせこい私のささやかな贅沢。
こうしてみるとちっちゃいちっちゃい。
皆さんの贅沢は?
もちろんそれぞれの生活レベルやエンゲル係数などによって違ってきて当然です。

贅沢とは・・必要以上に金や物を使うこと。
分に過ぎたおごり。
必要な限度を超えていることだそうです。
ここで必要について考えてみると、そのまんま、「必ず要るもの」となります。
こうなってくれば、「例えばお腹いっぱい食べる」なんてのも国によってはもちろん贅沢となります。
そんなこと当たり前ですよね。
でもその当たり前って自分の中の基準値がそこを越えてしまうと、上ばかり見てしまって以外に忘れがちなんですよ。
下が見えなくなりがち。
頭で分かっていても自分の生活は切り離して考えてしまう。
なんてことを節電しながら考えています。
気をつけましょう。 笑

贅沢の由来

漢字二つで構成されているのでそれぞれを考えてみると、「贅」はこの漢字一字で、「贅沢なこと、おごり」を、「沢」はもちろん、湿地のことや山間の小さな渓谷を表します。
まぁこ「沢」はきっと数の多い様「たくさん 沢山」の方からでしょう。
さて、本題の由来についてですが「贅」はお金の代わりに使用した宝貝の「貝」に「有り余る」とか「余分」などの意味を持つ「敖」(ごうと読みます)を組み合わせることで余計な財貨が有り余っていることを表した会意文字(かいいもじ)というものだそうです。
さて聞きなれないものが出てきました。

会意文字とは??
象形文字や指事文字を組み合わせて、さらに複雑な意味を表そうとしたもののことだそうです。
例 武(戈+止)や、信(人+言)など。
時代はよくわからないが、中国の古いものらしい。
更に難解なものが・・指事文字(しじもじ)とは?
絵としては描きにくいような一般的な事態を、抽象的な約束や、印であらわした字のこと。
一・二・三などの数字や、平面上に-印をつけた上や、平面の下を-印で示した下など。

さて本題に戻りまして、「沢」については、たたえた水を表しており、「うるおい」とか「つや」を意味するそうです。
つまり裕福に見えるということ?
これらの意味から「贅沢」は近代より和製漢語として用いられるようになったそうなんです。
和製漢語なんて当たり前そうに聞こえますが初めて聞きました。
やっぱりあったんだなって感じですが。

贅沢って漢字が調べていくうちに思っていたより贅沢に感じたのは気のせいではなかったようです。
和製漢語だけに深く考えずふんだんに盛り込み過ぎてしまいました。
まぁ贅沢なんて・・某缶コーヒーのCMくらいがちょうどいいんです。
きっと。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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