「ネジ」 の由来

「ねじまき鳥クロニクル」は私の中で知っているけど気になるけど全く手に触れたことのない言葉のNO・1に間違いありません。
これは最近話題のIQ84の村上春樹さんの作品です。
私の書く文章でお分かりのように(そんなのではわからないか)村上といえば!私は村上 龍なわけで・・
つまり春樹さんの作品は読んだことがない。
でもこの「ねじまき鳥クロニクル」はすごく気になります。「ネジ」の持つネジレ感と「クロニクル」が持つ更なるクルクル感。
それに実体を持たせるねじるわけのない鳥。タイトルだけで何を語っているのか。
いい機会なのでこの作品の内容について触れて見ましょう。

ねじまき鳥クロニクルあらすじ
会社を辞めて家事を営む主夫となった「僕」と、
雑誌編集者として働く妻「クミコ」の生活。
それなりに平穏に過ぎていったが、ある日の猫の失跡をきっかけに、あやういバランスが少しずつ狂い始める。
やっぱり「ネジレ」なのでしょうか。
確認するには作品を最後まで読まなくてはなりませんが、調べた甲斐があって興味もわき、数年のときを超えてこの本を手に取る日が近づいた気がします。

さて話がだいぶ反れていたようですが本日のテーマ「ネジ」へ。
たぶん「ネジレ」からだと思いますが・・・

ネジ語源など
ネジの定義は円筒に沿って螺旋状の溝が刻まれた物を締め付けるための機械部品のことだそうです。
もう一つはぜんまいを巻く装置、またその「ぜんまい」のこと。そうでした。私は完全にもう一つの意味を忘れていたのです。
「ぜんまい」昔の点滴みたいなあのキコキコ回すやつですね。

気になったので横道へ。
ぜんまいについて
「ぜんまい」とは、薄く細長い鋼を渦巻状に巻いた弾力性に富むバネのこと。だそうです。
語源は、その形状がシダ植物の「ゼンマイ」に似ていることからだそう。
漢字「発条(ぜんまい)」はバネとも読むそう。
つまり、バネ=ゼンマイみたいな漢字。
よかったバネを調べる必要がなくなりました。

ネジに戻ります。
ネジは上一段動詞「捻じる・捩じる(どちらもねじる)」、または「捩づ、捻づ(ねず)」の連用形が名詞化した言葉だそうです。
やはり「ねじる」だったのですね。
螺旋状なので、漢字では「螺子」と書いたり「捩子」「捻子」と書くこともあるそうです。
漢字がどれでもいいみたいないいかげんさは初めてですね。

最後にまとめると・・
「ねじまき鳥クロニクル」にはぜんまい仕掛けの鳥クロニクルくん、て意味でも成り立つわけですね。
「時計仕掛けのオレンジ」に似てますね。
手塚治虫の「時計仕掛けのりんご」もお勧めです。
そして今日の仮定、空想の結果は作品を読んだあなたと、これから読むかもしれない読んだ後の未来の私にしかわからないわけです。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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