マセてるの由来

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「マセてる」の由来

「最近の子どもはマセているよね。」

よく聞くフレーズにうんざりです。
そんなことはいつの時代にも言われてきたこと。
それほど気にすることもないですよ、などと言いながら今の小学生、幼稚園児、保育園児を見渡すと…

幼稚園・保育園ではすでに子供たちがマニキュアやペデイキュアを塗ってくるのだとか。
テレビドラマの影響か、チュウやハグも覚えているし、DSやスマホを操る子供もいるといいます。
そういった子供たちが小学校に入るのです。

自ずとそのレベルは上がり、キッズ携帯は当たり前。
スマホを持つ子供も増え、ピアスや髪染ができる学校に人気が集まったり、彼氏彼女の存在を口にする子供もいるのだとか。
あくまで聞いた話。

可愛いカップル

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高学年の女の子が私服になればもはや大人顔負け。
丈の短いスカートやキャミソール風の薄着など、目のやり場に困りますよね。
なぜあんなものを着せるのでしょう、着たがるのか…

若いという特権があるのだから、そこで主張をする必要もないと思いますが、物を売りたいアパレルをはじめ、それを推奨する世間にも大いに問題があるのではないでしょうか。

テレビをつければ小学生の誘拐や監禁事件ばかり。
最近は女の子だけではなく、男の子の危険も取りざたされるようになりました。

保護されて当然の存在を世間は無理に開放し解き放ち、社会に放り込むことで危険リスクを高めていることでしょう。
いかに親が賢くなって、そういったリスクを減らすかという努力が求められますが、上辺だけを捉えて着飾ることや、身を守りたいがうえにいつでも捕まえることのできる携帯の存在が、かえって子供を危険にさらしていることを気付くべきではないでしょうか。

「マセてる」の由来

マセてるというフレーズは非常に古く、なんと室町時代の文献にも登場するのだとか。
ということは、当時もマセテイル子供がいたのでしょうか?

子供の内から髷をゆったり、下駄をはいてみたり、袴をつけてみたり…
なんだか島倉千代子さんの人生いろいろのフレーズみたいですが。

マセてるのもとになっている言葉は「こましゃくれる(こまさくれる)」なのだそう。
「こましゃくれる」現代ではあまり使いませんが、極稀にご年配の方から聞くことがありますよね。

流れはこう。「こまさくれる」が「こましゃくれる」となり「ませている」へ。
室町時代の「御前義経記」という書物によれば「みな顔つき こまさくれて 十八、九より三十ばかりに見えければ」とあるのだそう。
当時の十代は今に比べれば老けていたことが予想され、その中でも30に見える程となれば、人生40年を考えれば…初老に見えたってこと!?

もちろん、マセてる=「こましゃくれる」の意味は子供のしぐさや口のきき方などがませていて変に大人びていること、つまり風貌のことだけを言っているわけではないことにも注意したい。
よく外国の方から日本人をみると、同じ年でも幼く見えるということがあると思うが、そんな風に捉えると容易に想像がつくことだろう。

やはり、人生経験なのだろうか。
昔は命のやり取りもあったことだろう。

背伸びしたい子供は多いだろうけど、大人になると逆に若く見られたいというものもある。
ただそれも不思議なもので、80、90と歳を重ねると一つでも二つでも年上の方がだいぶ偉いという考え方が存在するのだそうだ。

先日おばあちゃんの米寿の祝いを送ったら、卒寿だよと怒られたという話をラジオで聞いた。
若く見られた方がいいと思うものだが、単純ではないらしい。

でも自分の子供がマセガキとか呼ばれていることを想像したら、あまり早く大人にならないで欲しいという気がするのは私だけだろうか。



著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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