「ヘルパンギーナ」 の由来

ヘルパンギーナ!!!中央アジアの挨拶です。冗談です。
口に出して発音してみてください。なかなか言いづらいです。
実は新しい国の名前なんです。これも嘘です。
情報の元ネタは・・ファミレスでした。

隣に奥様と思われる二人が座ってまして、何やら幼稚園の話。
「ねぇ ヘルパンギーナってしってる?」
一人が何かを思い出したように口を開いた。
案の定、向かいに座ってドリンクバーのアイスコーヒーを吸っていたもう一人が目を丸くしながら聞きなおした。
「知らない。何それ。新しいパンか何か?」
ふむふむ。待ち合わせで待ちぼうけの私の好奇心は、完全に二人の会話に飲み込まれた。
「それがさ・・病気の名前なんだって。」
どうやらこの女性は子供の送り迎えで知ったらしい。
感染病は報告しないと大流行するから掲示板に張り出されているらしく、いつものようにチラッと見てから思わず二度見したと笑いながら話していた。
とりあえず先生に聞いてみたら、子供を持つその先生はよく知っていたそうで、詳しく話してくれたとか。
なるべく感ずかれないように、居眠りのふりしながら聞き耳をたてる私。
「喉の周りにブツブツができたかと思うと高熱がでるんだって。感染力も強いから要注意だってよ。幸いまだ一人らしいけど。」
へぇ~。言われてみれば病名で納得だけど、次はその由来が気になってしょうがない。こんな奇妙で長い名前。
発見した人物の名前なのか。それともウィルスそのものの名前なのか?

ヘルパンギーナとは

手足口病と並んで小児の夏風邪として6月から10月に多発する急性ウィルス感染症のことだそうです。
のどちんこ(口蓋垂)の周囲や、軟口蓋~その横のひだの部分(口蓋舌弓や口蓋咽頭弓)にできるため、口峡咽頭炎と言います。
原因は、コクサッキーA群1~10型、16型、22型、コクサッキーB群1~5型、エコーウィルス16、25型など多彩で、一度かかってもまたすぐ別のウィルスによりかかる可能性が高いそうです。
コクサッキーってのも可愛らしいですね。こんなんばっかなのかな。
手足口病もコクサッキーA群16型により引き起こされますが、口腔内以外の手や足などに発疹がでるそうで、ヘルパンギーナは元(=口蓋)に発疹がひどい場合に診断されることが多いそうです。
できる場所で違うって事?

症状は、まず急に38度以上の発熱があり、
その後、口蓋付近に発疹がみられます。発熱は2~3日間続き、同時に口蓋付近の発疹がつぶれて潰瘍となり食欲不振、嘔吐などの症状が。
熱がおさまるとともに口蓋付近の発疹も回復。
食欲不振の間は、しみないよう薄味の飲みこみやすい食事をあたえ、水分補給をこまめにとるようにするといいそうです。
病気は何でもそうですが、これもきつそうですね。

そして肝心の「ヘルパンギーナ」と言う名前の由来は、ドイツ語からきていてヘルプはヘルペス(水泡)という意味。
これはよく聞きますね。口元にできるやつです。性器にも??
アンギーナの語源は、「のどの炎症」とか「叫び声をあげる」という意味なのだそうです。
叫び声をあげるほど痛いってこと?、もしかかったら、「ちょっとアッキーナみたいだな、」なんて洒落言ってる場合じゃないですね。
そういえばアッキーナも「ズキズキズキィ~」って風邪薬か何かのCMやってましたね。あぁそれは名前からなのかな。
そんなわけはないですね。
一つ言えるのは名前の可愛らしい病気でも辛いって事だね。
かからないに越したことはない。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

1コメント

  1. 裸族の肖像 - 2019年7月11日, 11:37 PM Reply

    男性は「ヘルパンギーノ」と言わなきゃダメです。

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