「辛い(からい)」 の由来

あれって不思議ですよね。
寒い冬、何を食べたいって聞かれたら温かいものとか辛いものと答えるはずです。
それなら鍋にしましょうか。ああ、チゲ鍋なんてどうでしょうか。
肉に魚介類に豆腐、そしてキムチ。
グツグツと煮込まれた上に、キムチの辛さがくわわれば食べ終わった頃には汗だくですね。
もちろん鍋なんかは冬にしか食べませんが、「辛い」とくればやはりカレー。
専門店もありますが、夏はどうしているのでしょう?
ラーメン屋などにはつけ汁なんて夏メニューがありますが、とにかくカレーは冷たくては食べられない。
商売上がったり?
なんて覗いてみるとあーら不思議けっこうなお客さん。
暑くて汗かきながら店に入り更に汗をかきたいのでしょうか?
いやいやそこはもちろんお店側も努力していまして、キンキンに冷えた南極並みの涼しさ。
みんなが上着を一枚欲しいくらいに体が冷え切った頃熱々が届くってわけです。
でもよく考えて見ると、客はそんなことを想像して店に入ってくるわけではなくなんとなくカレーに吸い寄せられるわけです。
これってかなりの矛盾なんですが言葉では説明できないんです。
暑いのに辛いものが食べたくなる。
逆に寒いときに冷たいものが食べたいってのはちょいと変わった人。
人間は「カレー」だけは一年中欲っしているのです。

■「辛い」の由来

そこで小さい頃からの疑問が頭をかすめたのです。
日本語の辛いってのはカレーが語源なのだろうか?
答えは意外にもNOでありました。
日本にはもう一つ「辛い」という言葉に近い辛いものがありましたね。
そうです。
芥子(からし)です。
この芥子は「カラシナ」という植物からとれるそうです。
その種が辛かったことから「辛し」という名前がついたと考えられているのだそうです。

一方インドのカレーに話を移すと、カレーはその昔は辛くなかったのだそうです。
インドカレーが辛くなったのは大航海時代にスペイン人が南米から唐辛子を持ち帰り、それをインドに伝えてからといわれています。
大航海時代はというと、今から500年ほど前ですので、意外にも「辛いカレー」はそれほど歴史がないのだそうです。

ところが意外な事実を見つけてしまいました。
日本語では「和」がらしと日本固有の食材であるかのように呼称していますが、カラシナはもともと中央アジア原産の植物だそうで、香辛料としてのからしもインドや中国を経由して日本に伝わったものなのだそうです。
では「芥子」という名前そのものがそもそも中国から入ってきたのだろうか?という疑問が湧いてきたのですが「唐辛子」というものがあることからその可能性は否定できると私は考えました。
インドのカレーもその辛さの元は「唐辛子」とのことなのでやはり「からし」は日本固有のもののようですね。

私は辛いもの・・好きです。でも苦手です。
でもたまに食べたくなります。苦手なのに。
これも「辛い」の魔力の一つなのでしょうか。
暑くても寒くても苦手でも人は「辛い」が欲しいのです。



著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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