「心(こころ)」 の由来

心とは、人間の理性・感情・意志・知識などの働きの基になると考えられるもの。
気持ち・感情・精神など。
非常に理解しやすい表現ではないでしょうか。
他方では・・
心(こころ)は非常に多義的・抽象的な概念である。
文脈に応じて多様な意味をもつ言葉であり、人間(や生き物)の精神的な作用や、それのもとになるものなどを指す。
これもいい所をついている気がします。
今日は、今年一年の私自身の大きな研究テーマとなっている、「心 こころ」について。

人間の行動はすべて心によって決められていきます。
善行も悪行も「こころ」一つでどちらに転がるか分かりません。
最近の社会を見ていると悲しくなるときがあります。
ゴミを平気で捨てる人、自分の子供を平気で虐待する親、人殺しのニュースを殺し方まで教授してくれるテレビ、身障者でもないのに車椅子ステッカーを貼り一番近い駐車場に止める大型車、世の中ルールを守らない人ばかり。
またそれを指摘すると、逆切れしたり、法律で訴えられたりとそれを許してしまう社会も出来上がってしまっている気がします。
そんな光景を目にすると、私はいつもその人の「こころ」にうったえかけられないかと思考をフル回転。
その悪行が後に自分にどのように返ってくるかを遠巻きにお見せしたり、相手の人生を深く覗き込んで、どこでどうして道を誤ってしまったのかを考察して次の機会に活かす努力をしています。
見てみると以外に単純な幼少期の体験が絡んでいたり、現在の生活の不安定さが露出していたり、社会のルールの勘違い、よくいわれる自由のはき違いが見えてくるわけです。
そしてそれをどう表現できるかという結論が、「こころ」であるわけです。

「こころ」は苗木や植物に私は例えられると思います。
経験・感動・環境・体験といった水や光や肥料の代わりの役割を果たすものを得て「こころ」は成長していくのです。
「こころ」は大木となると「信念」となり揺らぐことはそう簡単にはないでしょう。
しかし、十分に成長できないと揺さぶられ、折れ、枯れ、最後に倒れるのです。
月日と共に成長してゆく「こころ」は一日にしてならず。
それが今のところの研究成果です。

■心(こころ)の由来

語源は「凝々(こりこり ころころ)」や「凝る(こごる)」などのコル・ココルからであるとする説が多く見られるそうです。
疑うに似た「凝る」という字が関係するというのは興味深いですね。
ただ、現在用いられている「心」の漢字は心臓の形をかたどった象形文字からきているものであるとされています。
中国では心臓の鼓動と精神作用が結びつくと考えられていたようです。
日本においても万葉集で「肝向ふ 心砕けて」とあり、肝臓に向かい合う心臓に心ありと解釈されていたようです。
昔の人は、人間の知・情・意・行いなどは、身体の深所にあって細かに鼓動する心の作用と考えていました。
これらに関する文字に心を部首にしている漢字も多いのです。
志、怨、念(部首名はしたごころ)口に出すより奥にあたためる漢字ですね。
悩、恨、悟(部首名はりっしんべん)こちらは深く考え込むほうでしょうか。

「こころ」の語源は、ころころ変わるからそんな話を聞いたことがあります。
それも事実かもしれません。
だから「疑う」のかもしれません。
でもその葛藤が人間らしくていいと思います。
よい行いも悪い行いも「心」の持ち方一つです。
人間にとって一番大切な臓器「心臓」と漢字が一緒なのも「心」の持ち方が人生を変える力、自分の存在意味すら揺るがすからかもしれません。
私も、もっと揺るがない「心」を磨いていきたいものです。



著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

1コメント

  1. 無邪気ちゃん - 2015年6月6日, 1:35 PM Reply

    凄い‼︎ 教えて、致だいて感謝です。
    忘れていた事が、蘇りました。

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