「腹いせ」 の由来

うまくいく時ばかりではありません。
二人いれば二分の一、三人いれば三分の一しか成功をおさめることは叶わないのです。
もちろんそれぞれの思い入れの度合いは異なることでしょう。
自分が一番であると確信していたなら、よりその負の衝撃は大きいことでしょう。
そんな時に皆さんはどうしますか?

一番は寝ることです。
物事にもよりますが、疲れていたならより負のスパイラルを受け取るリズムを呼び込んでしまいます。(悪いことって続きます)
しかし、夜までまだ時間があったらそうもいきません。
憂さ晴らしに出かける人もいるでしょう。
だいたいそれは、消費型でカラオケだったり暴飲暴食、酒を飲む方もいらしゃることでしょう。
それで済むかたばかりではありません。
ただ・・・これだけはやってはいけません。できれば避けましょう。
それは「腹いせ」です。
怒りや恨みといった晴れ晴れしない気持ちを他に紛らわせるため、その抱えたストレスを他人に害の及ぶ形で発散させることを言います。
特に暴力的行為をとることが多いようです。
私も最近やってしまいました。
考えてみれば原因は些細なことでしたが、
雨樋、扉、掃除用品のいくつかを破壊し、自らの手も負傷いたしました。
酒を飲んでいたわけでもなく、突然切れてしまったため終わってみるとすごく自己嫌悪。
現場にいた人には後日合わせる顔がありません。
皆さんも気をつけてくださいね・・・

■「腹いせ」の由来

由来は二説あるようです。
二つはそもそも漢字が異なるようで、一つ目は腹いせを「腹癒せ」と書くもの。
こちらは現代の辞書でも確認することが出来、「腹癒せ(はらいせ)」=怒り・恨みを他の方面に向けて晴らすこと。
癒やすという漢字を使う所から分かるように立腹した腹を癒やすということになります。
自分の心を癒すために(スッキリさせる)、人に八つ当たりするというわけです。
もう一つは「腹居せ」と書いて腹を居させるという意味の説。
居させるは座らせるという意味で立腹した腹を座らせるということ。
「腹が立つ」とに対して「腹を座らせる(居させる)」
もともと実際に立ったり座ったりするものではありませんが、
こうしてみると、そのような気がしてくるから不思議ですね。
「居る」という語の中に「動揺した気がおさまる、落ち着く」
という意味があるので、それから派生した言葉と考えられるとのことです。

今回ばかりはその信憑性は50%50%な気がします。
ただ、私の経験から言わせていただくと、後に残ったのは嫌悪感や罪悪感など人を巻き込んだことに対する後悔の気持ちです。
どちらかといえばそちらのほうが当初の怒りより、時間の経過があっても癒えにくい気がします。
だから、腹が立ったときに座らせる努力が必要でした。
今は座ったものの、そこにはイスがなく、床に転がったような気分です。


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著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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