犯罪

「ちょろまかす」の由来

「ちょろまかす」 の由来

悪い事をしているのに、そうと感じさせないのはこの言葉の持つ不思議な魔力。 ”ちょろまかす” その意味は、人の目を誤魔化して盗むんだり、数量や金額を誤魔化して儲けること。 また、言い逃れを言ってその場を誤魔化すこともいいます。 というわけで、類義語はきっと誤魔化す(ごまかす)。 その意味は、本心を見破られないように話をそらしたり、口からでまかせを言ったりしてその場や上辺を取り繕うこと。 でもその二つの決定的な違いは、ちょろまかすには漢字がないことではないでしょうか。 漢字がないことでその意味が和らぎ、より軽い感じで悪気がない様子を表現している気がします。 「ちょろまかす」の由来 ちょろまかすの由来は大きく二つ。 一つ目は「好色一代男」で知られる江戸時代の大坂の浮世草子・人形浄瑠璃作者、また俳諧師であった井原西鶴の著作「好色盛衰記」に「ちょろまかす」が当時の流行言葉として紹介されているところか... »

「ダフ屋」の由来

「ダフ屋」 の由来

最近は音楽ライブもスポーツ観戦も遠のいているので、会場周りでの「チケットあるよ」とか「余ってない?」といった掛け声も久しく聞いていない。 彼らは元気なのだろうか?そんな心配は必要ない? だって今の世の中ではチケットの必要な人だけで情報が共有できるし(SNSとかで)、インターネットのオークションで場所を確認しながら相場を特定して、公演日のだいぶ前から情報が共有できる。 お互い1対1の交渉では足元を見られたり、会場時間を気にして焦ったりして法外な額を吹っ掛けられたり… いや、そもそもそういったダフ屋行為は違法だから悪しからず。 「ダフ屋」の由来 ダフダフダフダフダフダフダフダフダフダフ と10回言ってみよう。 何かに気付かないかい? そうなのだ。 「ダフ」の由来は「札(フダ)」の逆読み(倒語)から。 反転させた闇屋の隠語と考えるのが妥当なよう。 な~んだと、なるほど!が行き交うこの由来に皆さん... »

「詐欺(さぎ)」の由来

「詐欺(さぎ)」 の由来

詐欺(さぎ)とは、他人を騙したり欺いたりして金品を奪ったり、損害を与えたりする事。 電話一本で人を騙し、お金を送らせる。 なんて単純で効率のいい詐欺でしょう。 いや、さすがに全ての人が騙されるわけではないから、電話もたくさんするし効率がいいとは言い切れないか・・・ そもそも、そんなことで多額を振り込んでしまう人の気が知れない!なんて仰る方もいますが、それほど日本人はお金持ちであり、かつ人を信じ易いというか平和なのでしょう。 しかし、中にはこんな電話になるケースも…… 「お父さん!大変なんだ!車で事故起こしちゃって……お金が必要なんだ。」 「そうか…ケンジ、お前も大変だな。ところで俺もパチンコの借金の上、体は末期がんと糖尿、片足も無いのに車の運転をして殺傷事故、眼もよく見えないし仕方がないが。どうにも借金で首が回らない。2000万程なんとかならないか? 人を騙した金でもいい。何でもいいから送... »

「ラリる」の由来

「ラリる」 の由来

なぜ大人は酔っぱらっていいのか? 子供に聞かれたらなんて答えればいいのだろう。 大人だから? 判別がつくから? もう成長しないから? だが、その大人も薬物の乱用やシンナー中毒(俗称アンパン遊び)、ガスパン遊び(酸素以外のガス類を吸引し、酸欠状態での酩酊を楽しむこと)といった行為は禁じられている。 ではなぜこれらが禁じられているのか?という問いに、我々は法律で禁じられているからと答える。 でも、本当にそれが答えと言えるだろうか? 周りに迷惑をかけるから? ダメ人間になるから? その道の人々の活動資金になるから? ドラッグの乱用による事故が多発している。 脱法というフレーズはよくなかった。 法律で禁じなければOKということになる。 だが、危険ドラッグというネーミングもどうだろう。 何が危険か?という答えは私の抱く「なぜ使ってはいけないのか?」という疑問にも通じる。 その素朴な疑問に大人の皆さん... »

「箱師のシゲ」 の由来

中学校の頃、友人と都内まで買い物に行くとき親に「東京は怖い人が多いから財布に気を付けて。」と何度も注意されたのを覚えている。 そしてお約束のように靴の中にお金を数千円ほど入れられたりする。 もしもの場合=財布をなくしてしまった時に、家にだけは帰ってこれるようにだ。 嘘のような本当の話。 しかもどこの家もそうだったりする。 同級生などが集まり昔話をしてみるといつもそんな話題になる。 いま考えればおかしな話なんだけど、当時はかなり本気だった。 でも実際にかつあげにあったとか、悪い人に何かされたなんて話はあまり聞いたことがない。 かえって地元の不良の方がたちが悪かったり。 でも悪い人は間違いなくいるなと思ったのは学校に通い始めて都内をよく知るようになってから。 それでも未だにスリが本当にいたなんて・・・正直驚きを隠せない。 ■「箱師のシゲ」の由来 赤羽駅から新宿駅に向かうJR埼京線の車内で女性の... »

「泥棒」 の由来

有難いことに私は一度もあったことがありません。 まぁうちなんて外見も華美ではないし、外出時でも開けっ放しが多いからリスクをおかして入ってもがっかりされることは間違いありません。 最近田舎では、葬式の間に泥棒に入られるという事件が多発しています。 これにはいくつか原因があって、葬式というイベントでお金が集まること、自宅ではなくホールで行われることが増えたこと、また、自分が留守にするという事実が新聞で公開されることなどがあげれます。 亡くなった方の葬儀の日程が市町村ごとに公表されるんですね。 とはいえ、留守にすることが分かっていても身内との最後のお別れ時に誰が留守番をするのかといえば、それは少し遠縁の若い世代となることが多いよう。 また自宅に他人を入れるという逆に信用問題が発生するのでどうしても「わかっていながらもぬけの殻」といったケースが多いようで相手に隙を与えてしまうようですね。 ■「泥棒... »

「白ばくれる(しらばくれる)」 の由来

「しらばくれる」・・・知っていながら知らないふりをすること。 私はしらばっくれるのが苦手です。これが辛い。 多くの真実を相手に伝えなければ気がすまない。 つまりは軽くお節介なのかもしれません。 でも人より多くのことが見えてしまうのです。 多くの未来が見えてくるのです。 だから相手が不幸になる前に伝えておきたい。 そういつも思います。でもやはりお節介なのかもしれません。 どんなに注意しても、言葉で伝えたところでそこは人間。 心の奥底から改心したり、生き方を変えなければ・・・ やはり同じ道に戻っていくのです。そんなものです。 だから見える人はどうするのか、それはいつも笑っているのです。 過去に自分が苦手だった人が目の前にいたとします。 あなたはどんな表情になるでしょう。 嫌悪感を隠そうと努力するでしょう。あまり目を合わせないことでしょう。 できれば会いたくないその人が目の前にいるのです。 仕方... »

「リンチ」 の由来

「リンチ」その表す意味は、集団で、一人ないし、少数の人間をボコボコにすることであります。 これは我々の認識。 ただこれを辞書でひくと「正規の法的手続きをとらずに、民衆や団体内において行われる私的な制裁・私刑のこと」を言うそうです。 調べてみないとわからないものですね。 日本でよくニュース等で見かけるのは、中高生が集団で何人かの友人・知人を河原などに呼び出し暴行するといったもの。 年々低年齢化している上に女性が女性に暴行するといったケースも増えているようです。 男だからこう、女だからこうといったことはないですが、やはり私など男性の立場では女性のリンチ事件はとてもショッキングです。 また少年の残忍さにも心を痛めます。 日本においてこういった制裁方法をリンチとよんでいますが、辞書の意味そのままだと、中国のケースを思い出します。 私はいったことがないので、話に聞いたことですが、中国では公の場で死刑... »

「ネコババ」 の由来

今日は友人から依頼のあった「ネコババ」について調べてみましょう。正直、意味不明。定義を求められても私も躊躇してしまいます。 ねこのババ・・ ババがうん〇と解釈すればねこのふんババをおばちゃんと解釈すればねこのおばちゃんどちらもしっくりきませんね。  ネコババの意味から調べてみましょう。「悪いことを隠して知らぬふりをすること」だそうです。特に拾ったものを密かに自分のものにしてしまうことを言うそうです。後者については分かりやすく、自分自身でも実は思い当たるふしがあったりします。このぐらいいいんじゃない?って誰でもあると思うんですよ。出来心ってやつなのですかね。ゲームセンターでコイン何枚か落ちていたら拾ってゲームに放り込んでしまいませんか?それでフィーバーとかしちゃったら逆に罪悪感がでてきたり・・話がそれてきた。 このように本来、広い意味(悪いことを隠して知らぬふりをすること)で使われ... »

「キセル」 の由来

「キセル」 の由来

四月といえば新社会人に新入生、新しい生活のスタートですね。 私は高校まで田舎で過ごし、進学と共に上京いたしました。 何より嬉しかったのは、電車での通学でした。(かなりの田舎もの) 小学校は徒歩、中学校は自転車、高校は自転車とバス。 高校の正門の前が駅であったにもかかわらず、行き先の違いから三年間で利用したのはわずか数回。 同じ高校の学生がカップルで電車に乗る姿にずっと憧れていました。 進学しての念願の電車通学。 今までにはない出会いや、体験に胸躍らせていたのです。 ほら、よくあるじゃないですか。トレンディドラマでの偶然からの電車の出会いのシーン。 実際始まってみればなんてことはない。 駅までの徒歩十数分が億劫になったり、他の駅で買い物をした後の荷物の持ち帰りがたいへんだったり、いつの間にか電車で寝るのを覚え、あぁ世の中は一長一短なんだと数ヶ月で気づかされたものです。 アルバイトは短期派遣に... »