文化

「B-1グランプリ」 の由来

食への飽くなき探求心からなのだろうか。 B級グルメが語られて久しい。 登場した時期から考えると、どうにもゆるキャラとセットのような気もしてくるがそれはどちらもその主役が地方にあるからにほかならない。 B級グルメといえば焼きそば、お好み焼き、ラーメン、うどん、カレーライス、ハンバーガーといった日常的に食べられている、安くて庶民的なおいしい料理のことを指す。 フルコースの料理が出るような高級店ではなく、庶民的な店やメニュー、私も大いに歓迎するのは、決して高級店の居心地の悪さからではないと見栄だけははっておく。 B級グルメ が先陣を切ってくれたおかげであろうか、B級映画、B級動画、B級料理王、B級ホラー、B級アイドルといったように世の中にはB級があふれ、ネットで検索しただけでも上記のようにわんさか出てくる。 B級に湧き上がる地方都市。 地域の人に親しまれてきた独自の食文化を「ご当地グルメ」として... »

「ストロボ」 の由来

写真は好きなのですが、私はフラッシュを用いることはあまりありません。 集合写真など、間違いなく全員をうまくとるといった場合のそれは理解できるのですが、風景やら自然な笑顔を写すときには、それがわざとらしく感じてしまうからです。 何より自分自身があまりそれを好まないといった理由もあります。 目に入る瞬間のあの嫌悪感を考えると、明治より前の日本人などが「魂が抜かれる」と考えていたこともあながち理解できないこともありません。 ■「ストロボ」の由来 そのフラッシュも日本ではストロボと呼ばれることがあります。 カメラにこだわりを持つ人なら大概ストロボでしょう。(なんとなくかっこいいから?) そのストロボという言葉はもちろんアメリカから来ているわけですが、カメラのフラッシュをストロボと呼ぶのは日本独特の表現だというのです。 写真撮影の際に使われる発光装置、それは外国ではエレクトロニックフラッシュ(Ele... »

「破魔矢(はまや)」 の由来

不思議におもうことがある。 正月に神社やお寺に行ってなぜ矢を買ってくるのだろうか? 新生児の初節句にも矢が贈られることもある。 うちの実家などは古い慣習が残っているので隣近所などからもお祝いが届いたりするのだが知人・親せき関係といった範囲を広げると未だにこの風習は全国的に根強いらしい。 家を新築した際の上棟式に棟の上に弓矢を立てるという習わしもあった。 言われてみれば小さいころの記憶ではその時に、餅やらボールやらお金やらといったものがまかれた。 あの時に矢印のものから五色の旗が垂れさがり、何やら華やかだった記憶がある。 最近はその安全性から省かれることがほとんどらしい。 破魔矢、その漢字が示す通り魔よけの意味を持っているのだろうけど その役割や意味はよく知らなかった。 ■「破魔矢(はまや)」の由来 正月に弓の技を試す「射礼」(じゃらい)という行事がったのだそうだ。 「ハマ」とは競技に用いら... »

「クイズ」 の由来

久しぶりにテレビで話題になっていました。 それはアメリカ横断ウルトラクイズ。 「気力体力時の運」そのキャッチフレーズが示す通りただ問題に答えるだけでなく、時には体力がものをいい、勝ち上がるからには最低何回かは運も実力として必要です。 例えばじゃんけんに勝たなければいけないし、誰よりもクイズが得意でも時には外れくじを引いて敗退することもあります。 国内予選を勝ち抜き、飛行機に乗って移動する際は筆記問題をきっちりこなし無事アメリカにたどり着き上陸できてもそこからが真の勝負。 幾多の困難を潜り抜けて定番の決勝は確か自由の女神の前での早押し。 それらの歴史ページのどこかの断片はその当時生きていた国民の脳裏のどこかに間違いなく焼き付いているはずです。 その後もたくさんのクイズ番組が制作されましたが、やはりこれを超えるものはなく伝説と言い切っても言い過ぎはないでしょう。 ■ 「クイズ」の由来 ところで... »

「狛犬(こまいぬ)」 の由来

似て非なり。 神社とお寺の違いというのは日本人にとって曖昧な感じがする。 しかしそれは世界の宗教観からいえば極めて異質なことなのだろう。 例えばインドとパキスタン。仏教とかヒンズー教とかそれほど詳しくはないけど国境の接する二つの国はその宗教の違いでいつ着火してもおかしくないような緊張関係。 今の日本人の宗教観というのは、この国の人独特の曖昧さとおおらかさそこに千年を超える歴史の経緯がそうさせたと思われる。 ■「狛犬(こまいぬ)」の由来 例えば今日取り上げる狛犬はというと私は神社独特のものかと思っていた。 しかし現実はそれとは程遠い。 その風貌が示している通り、空想上の生き物である「獅子」がその原型となりその獅子はというともちろん大陸、たぶん中国辺りでで生まれたものと思われる。 起源はおそらくインドや中央アジアに棲息していたライオンであろう。 日本に狛犬の原型である「獅子」が伝わったのは飛鳥... »

「杉玉(すぎたま)」 の由来

杉玉とはなんぞや? 酒蔵に勤めている友人が作らなきゃならないってんで山の中までお付き合いをしたというわけ。 ところで杉玉とはなんぞや?何度も失礼します。 ■「杉玉(すぎたま)」の由来 杉玉(すぎたま)とは、スギの穂先を集めてボール状にしたもの。 酒蔵の玄関などにぶら下がるあれですよといっても馴染みの少ない人ばかりであろう。 日本酒の造り酒屋などの軒先にこの杉玉が吊されると、それは搾りを始めたことを意味し、新酒が出来たことを知らせる役割を果たすというわけだ。 専門的には酒林(さかばやし)とも呼ばれるらしい。 ここで実物を見たことのあった私でも初めて知ったことなのだが、吊るされたばかりの杉玉は蒼々としているというのだ。 茶色く枯れた様しか見たことがなかったのでしらなかったのだがこの色の変化が人々に、新酒の熟成の具合を物語るとのこと。 なるほど、その存在は奥深い。 それを見ると酒屋の看板のように... »

「ババ抜き」 の由来

トランプの由来が意外な勘違いからだったという事実に驚き個人的に盛り上がったところで、ついでに「ババ抜き」もいってみたい。 ■「ババ抜き」の由来 「ババ抜き」という名前の由来には、今から約150年ほど前イギリスで生まれたトランプとは別のカードゲームである「オールドメイド(Old Maid)」が関係しているという。 「オールドメイド」は日本の「ばばぬき」と同様のトランプゲーム。 ルールもまったく同じで、違いは「ジョーカー」を使わないということだけ。 最初に、52枚の中から、Qを1枚だけ抜き取ります。(マークはどれでもよい) あとはゲームのプレーヤー全員に1枚ずつカードを配っていき・・・(ここからは全く同じなので割愛) 当然最後にQが1枚だけ残り、それを持っていた人が負けと言うわけ。 同じ絵柄のカードを揃え、最後に「年をとったメイド」の絵柄のカードを残る。 たぶんこのQの絵柄が「オールドメイド」... »

「トランプ」 の由来

私は家庭環境のせいからか、小さいころからトランプをやっていました。 子供といえばたいてい神経衰弱から入るのかもしれませんが私の場合はガチンコのババ抜き。 最後の一枚がなくなるまで全く気が抜けず、大人達も手加減も容赦もいっさいありません。 そういった環境で育ったせいか、私はこうして相手の考えを読むとか人を騙すとか、計算して物事を進めるといった感覚を養ったのかもしれません。(あまりいいことではありませんね・・・ 笑) 泣いた事もたくさんあります。拗ねたことも数え切れないほど。 しかし、悔しさをバネにして、今の強い自分が形成されたのだと富に思うのです。 今、小学生中学生の子供を持ち、子育てに悩む親御さんたちに是非トランプコミュニケーションをお奨めいたします。 アーラ不思議!一週間で会話が増えます。 テレビを付けなくなります。 勝ちたいという意欲がわきます。 我慢ができるようになります。 そして!... »

「ポールポジション」 の由来

スポーツ競技には様々なスタイルがあります。 理不尽に思えても、それがルールである以上はそこに異議の申し立てはできません。 今まさにテレビでは冬季オリンピックをやっていますが、それを大いに感じます。 一番はスピードスケートという競技。 前に立たれてしまったらよほどのことがない限り追い抜くことは不可能ではないでしょうか。 しかも決着はコンマ何秒以下の世界で、まさにそれは髪の毛とか乳首とか人より多くでっぱりがあったほうが有利といった領域。 勝ち負けはわかりますが、それほどの差が一体ナニになるのか・・・ そんなことを言ったら元も子もありませんが、もう少しなんとかならないものなのでしょうか。 だからタイムを競うのと順番を競う競技にわかれているのでしょうけど・・・ そんな中で私が今日取り上げるのはF1。 特に興味があるとか思い入れがあるとかそういったことはないのですが同様の他競技と見比べたら公平性があ... »

「マスをかく」 の由来

「マスをかく」 の由来

自慰行為のことを「マスをかく」と言います。 断定してしまいました。間違えました。 言うらしいです。 別に気取ってはいません。私は知りませんでした。 なぜなら私は・・・オナニー世代だからです。 「マスをかく」 の由来 隠語のせいなのか、自慰行為にはたくさんの表現があるようです。 大変勉強になります。 例えば先ほどの「マスをかく」は日本語の「せんずりをかく」(ちなみにセンズリとは千回擦るからの転化と考えられ「こく」については、嘘をこくといった用法を考えると分かりやすい)と、英語でこういった行為を表す「マスターベーション masturbation 」を略した「マス」二つが合わさってできあがったのです。 最初に言った人は、きっとこれならわからないだろうとか英語の方がかっこいいとか、まるで中学生が先生の前で友達に「煙草をくれ」といっても理解できないような合言葉感覚で用いたのだろう。(分かり辛い?) ... »

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