伝統文化

「バレエ」の由来

「バレエ」 の由来

似て非なる言葉はたくさん存在する。 その多くは、発音やアクセント、それまでの文章構成からそれが何を意味するかをお互いに判別することで区別する。 では今日の二つはどうだろう。 ”バレエ” バレーボールと踊るバレー。 どちらも体を動かすという点で一致している。 特に児童の習い事のケースでは勘違いが起こるケースが多いようである。 そのたびに注訳をつけて確認作業に入るわけだが、それが「ボールを使う方」とか「踊る方」とか「レオタードを着る方」とか、どれも的を得てはいるがおかしな表現ばかりであることが笑える。 そこで確認だが、踊るほうは「バレエ」なんだって。 実は知らなかった。 いよいよ判別の方法の難しい言葉だが、ほとんどの人は常用しない言葉なので、その都度、前記で登場した注訳の中から一つ選び、お互いの勘違いのないよう対応いただきたい。 「バレエ」の歴史と由来 バレエは、西ヨーロッパで生まれた。 歌詞... »

「松竹梅」の由来

「松竹梅(しょうちくばい)」 の由来

最近はあまり見かけないが、昔はよく食べ物屋のランク付けに松竹梅が用いられていた。 私の記憶に一番新しいところだと、旅先のウナギ屋さんで見かけた。 同じ鰻でも、値段が三段階に分けられている。いや正確には同じ鰻ではないケースが多い。 その他、鰻の量やご飯の量、盛り付け方、お重の大きさやデザインに違いを付け、それによって料金が異なる。 当然と言えば当然。 もちろん梅は最低限で、松は最上級。 梅とはいえ、最近のウナギは3000円を超えてくる。 同行するメンバーが気が知れていればよいが、微妙に気を遣う相手だとこの選択は難しい。 今回は、男五人の気心知れたメンバーだったので、各々予算に合わせて竹と梅に分かれた。 これができない場合はお互いに探り合いとなる。 竹で三千円強、松は四千円後半。 さすがにお昼からこの値段は出せない。 家族なら一万円どころか二万円にも届きそうな勢い。 また、このように分けられる... »

「狛犬(こまいぬ)」 の由来

似て非なり。 神社とお寺の違いというのは日本人にとって曖昧な感じがする。 しかしそれは世界の宗教観からいえば極めて異質なことなのだろう。 例えばインドとパキスタン。仏教とかヒンズー教とかそれほど詳しくはないけど国境の接する二つの国はその宗教の違いでいつ着火してもおかしくないような緊張関係。 今の日本人の宗教観というのは、この国の人独特の曖昧さとおおらかさそこに千年を超える歴史の経緯がそうさせたと思われる。 ■「狛犬(こまいぬ)」の由来 例えば今日取り上げる狛犬はというと私は神社独特のものかと思っていた。 しかし現実はそれとは程遠い。 その風貌が示している通り、空想上の生き物である「獅子」がその原型となりその獅子はというともちろん大陸、たぶん中国辺りでで生まれたものと思われる。 起源はおそらくインドや中央アジアに棲息していたライオンであろう。 日本に狛犬の原型である「獅子」が伝わったのは飛鳥... »

「注文相撲」の由来

「注文相撲(ちゅうもんずもう)」 の由来

昨日の相撲でのお話。 やらせ問題もあって……いや私は元からそれほど興味はないか。 それほど興味も無い相撲ですが、今日のネットでのニュース記事が気になった。 大関把瑠都が唯一の全勝を守っていた。 外国人力士のせいもあって館内はブーイングの嵐。 そして、この日の対戦相手は同じ大関の人気者”稀勢の里”。 横綱白鵬の出番の前だが、間違いなくこの日の一番の注目の取り組みだ。 時間いっぱい。 館内は全ての目が二人に注がれていたことだろう。 そんな緊張感はコンマ何秒かでため息へと変わった。 立ち合い一瞬のはたき込みで把瑠都が勝利したのだ。 場内は珍しく「帰れ!」コールの連呼。(ちょっと生で見たかった) 過去のデータもそれに拍車をかけたのだろう。 対稀勢の里、過去17勝3敗で現在6連勝中。 取り組みの後、把瑠都は「体が勝手に反応した。見に来たファンの皆さんに申し訳ない」と謝罪したそうだ。 ”注文相撲” 新... »

おやつの由来

「おやつ」 の由来

私は十時と三時が大好きです。 これって何のことかわりますか? そうです。今日は「おやつ」の由来について。 子供の時から「おやつ、おやつ」と何度も口にしてきましたが、オヤツってどんな漢字を当てるのか、元の意味は何なのか、そしておやつの始まりなど深く考えたことがありませんでした。今回はおやつの由来について掘り下げてみたいと思います。 私の場合は、だいたい朝は七時、昼は十二時、夜は六時に一日三食ご飯を食べます。 そしてもちろん、十時と三時はお茶(おやつ)、ついでに夜十時(これを書いている正に今)もお夜食にビール♪ これでは太るのも納得ですね・・ 「おやつ」の語源 まずはおやつの語源からです。 おやつの語源は和時計(1873年まで使っていた日本独自の時計)からだそうです。 昔の日本の時刻制度において午後2時前後を「八つ時(やつどき)」と言いました。 そこから「お八つ」→「おやつ」と呼ぶようになった... »

「歌舞伎」 の由来

最近ビッグカップルが誕生しましたね。 ドラマなどに出演されてもそれぞれが個性あるキャラ、演技で輝きを放つ歌舞伎役者のみなさん。 そんなに儲かるの?そんなに有名なの? 歌舞伎に触れたことのない私には??だらけ。調べてみましょう。 「歌舞伎(かぶき)は、日本独特の演劇で、伝統芸能の一つである。」 これではよくわからないですね。なるべく解り易くがんばりましょう。 歌舞伎の由来は、「傾く」(かたむく)の古語にあたる「傾く」(かぶく)から「かぶき」だといわれているそうです。 ああ!あの斜めになって トットット っと石川五右衛門みたいなキャラが手を広げて花道をゆくあのスタイルのことなのでしょうか? だとすれば解り易いですが・・ 戦国時代のおわり頃から江戸時代のはじめに京や江戸で「かぶき者」と呼ばれる人々が登場したそうです。 派手な衣装や一風変った異形を好んだり、常軌を逸脱した行動をとっていたとか。 た... »