挨拶・掛け声

「押忍(オス)」 の由来

留学生である友人に頼まれたんです。 「おもしろい漫画何か貸してくれないか?」 日本語の勉強に使うというのだ。 何事も夢中になると飲み込みが早いというのは万国共通。 さて何がいいでしょう。 ワンピース、スラムダンク・・・そうだ。これはどうだろう。 「ドラゴンボール」 西遊記をなぞったような巨匠とりやまあきらさんの作品で、単行本はもう20年以上前に発行されたにもかかわらず、現在でもアニメが放送されているという、 世代を超えた日本の代表作である。 とりあえず1~5巻を渡して様子を見ることにした。 数日後そのことについて話が及ぶと普段は気づかないいくつかの事象に遭遇した。 「パンパンって何?」 主役である孫悟空は拾われてこの方育ての親であるじいちゃん(男)しかみたことがない。 じいちゃんの死の後、不思議な玉を捜し求めて訪ねてきたブルマという若い女と運命的に出合い、共に旅をするというストーリーなのだ... »

「アンコール」 の由来

学生の頃、アルバイトでコンサート会場の警備をやっていたことがあります。 確かあれは、イギリスのアイドルグループ、テイクザット(Take That)のライブのお手伝いに行った時のことだったと思います。 予定の曲数を終えて、控え室に下がるメンバー、すると会場からはどこからともなく観客が足踏みをする音。 数千人の足踏みはしだいに膨れ上がり、会場を揺らし、ものすごい爆音を奏でました。 数分後、拍手と共に再び登場するメンバー。 あれがアンコール??私の心に疑問を残してあれからずいぶんと月日が過ぎました。 今日調べてみたいのはこの「アンコール」。 英語に間違いない気がしますが、そこには疑問が自然とでてきます。 コール=呼ぶ、ならアンはそれを否定してしまいます。 呼ばない??呼んでないのに登場するわけには行きません。 語源、由来にそのヒントがあるのでしょうか。 外国ではどのようなものなのかもできれば知り... »

「もしもし」 の由来

最近はこの言葉を最初に言う人も減っている気がします。 それは携帯電話の普及の影響が大きいことでしょう。 一人一人が個人的な電話を持つことで相手を確かめなくても「親しい仲」の挨拶から始まれるからであります。 しかし顔の見えない受話器越しであり、間違いがないとは言い切れません。 私はいつまでも、「もしもし」は大切にしたいと考えております。 今日はこの「もしもし」について調べてみましょう。 「もし」だけであれば、英語の「if」もし~であれば、などが想像できます。 相手が不確かなので「もしも~さんなら」それを柔らかくするために「もしもし」と二回続けてみるなんてどうでしょうか。 そういえば童謡には、「もしもし亀よ♪亀さんよ♪」なんてものもありましたね。 童謡と同義であるならその歴史も深そうです。 そんな予想から今日は入ります。 「もしもし」の由来 もしもしは、「申し(もうし)」を連ねて短縮された言葉... »

「さようなら」 の由来

私は挨拶のできない人が大嫌いです。人と人との繋がりの第一歩と考えているからです。おはよう こんにちは さようならしかし、時に迷うときもあります。散歩道をすれ違ったとき、面識はないけどよく見かける人とすれ違ったとき、見るからに仏頂面な相手のとき、以前に挨拶しても目も合わせなかった人に会ったとき。いっそするのが「当たり前」の世の中になって欲しいものです。ほんの一言でお互い清清しい気分になれるのですからね。そんなわけで今日は「さようなら」から始まる挨拶の語源について。 挨拶の語源最初は最近「常用漢字」となった「挨拶」から。しかし難しく、ややこしい漢字ですね。あいさつはもっと単純なことだと思うのですが。「挨拶」はなんと!禅宗から。またか・・笑 だから難しい漢字なのか。問答をすることで相手の悟りの深さをさぐることを「一挨一拶(いちあいいちさつ)というそうです。このことから手紙の往復のやりとりなどを挨... »