土木

「カロート」 の由来

親戚のおばさんの法事に足を運んだ時に、近くに墓石屋さんの車と思われる軽トラックがとまっていた。 横には住所や電話番号の他にカロートと記されている。 カロートって何? 家に帰ると早速検索してみる。 ■「カロート」の由来 カロートとは墓石の下の地下部分に設ける骨壷(箱)を収納するコンクリート製の納骨スペースのことらしい。 納骨室と考えれば間違いないようだ。 本来は「唐櫃」という漢字で「からうと」というふうによんでいたようだがなまってカロートになったのだという。漢字から平仮名、そしてなぜかカタカナ。 そこでなまってどうする!と突っ込みたくなるが… カロートはその埋葬方法の変化から生まれたらしい。 皆さんの記憶に残っているかどうか、戦前は土葬が一般的でありました。 その後、火葬する事が当たり前となり骨壷を埋蔵する設備が必要になったのです。 その影響は、日本よりも早く火葬という仕組みが取り入れられて... »

「袖ビーム」 の由来

長寿番組「笑っていいとも」が終了した。 お疲れ様である。 後継番組と呼んでいいのかは分からないが、「バイキング」なるものが始まった。 見たことはないのだが、検索ワードに「つまらない」がのる始末。 この時間の他番組との違いを見せたいところだがなかなか難しいことだろう。 開始から二月が経とうとする今日、初めて拝見した。 最近のテレビとは視聴者の声に敏感に反応するから見ていて痛々しいときがある。 特にフジテレビは通信販売ディノスが好調なものの、相変わらず低視聴率に悩んでいるようだから必至感いがめない。 落ち目ではあったものの、確実にある程度は数字を取れていた番組の後であるからその気持ちはわからなくもない。 ■「バイキング」の由来 その由来は「笑いも情報もとりホーダイ!」 各曜日でメインパーソナリティーが変わり、総合司会兼アシスタント的な立場でフジテレビアナウンサー1名が連日出演し進行する。 更に... »

「溝(ドブ)」 の由来

この言葉の成り立ちが実に興味深い。ドブ 小川でありながら、水路でありながら、その場所が汚れて異臭を放つようになると人は自然とその場所をドブと呼ぶようになる。 あの汚れというのは科学に汚染された人間が生活するから生まれた環境と思われ本来の地球上には存在しなかった異次元の世界と考えられる。 漢字では「溝」と書くのも実に興味深い。 ただの溝(みぞ)、つまりは深みではない。 ある意味、ドラえもんの四次元ポケットにも通じる深い闇がそこには存在する気がする。 ■「溝(ドブ)」の由来 「ドブ」はかなり昔から使われていた言葉であることには間違いない。 その由来は、「土(泥)腐」からきているとか、「泥深」からであろうとか、擬態語、つまり事物の状態や身ぶりなどの感じをいかにもそれらしく音声にたとえて表した語であるといった説が有力と考えられているが、漢字「溝」をみても擬態語説が一番信憑性があるのではないかと私は... »

「大工職人」 の由来

大工さんてすごいよね。 金槌とノコギリで家作っちゃうんだよ。 ほんとすごいよね・・・とは昔の話? 今の時代は金槌はホチキスのようなものに変わりノコギリは電動でどんな太い木もすーいすい。 話を聞けばノコギリを使ったとしてもホームセンターの使い捨てだとか。 手入れをする手間を考えるとその方が安上がりらしい。 カンナなんて現場ではもう見ることがない? 材料もベニヤ板とか合板材ってやつ。つまり買ってきた時点で面もできているというわけ。 なんだかプラモデルですら苦手な私でもできそうとは・・・さすがに言いすぎか? 現場で仕事しているならまだいい方かもしれない。今は組み立て式の家も増えている。 部屋ごとにできてきて、現場ではそれをのっけて組み合わせるだけ。 おお!なんてこったい。70日くらいでできるんだって? 今度組み立ての現場を拝みたいものだ。 さてそんな職人さんのこと・・・大工さんて呼んでいいの? ... »

「左官(さかん)」 の由来

実家の近所のおじさんはかなり訛りがひどくて何を言っているのか意味不明。 それでも話を合わせなければいけないと思い、必死に単語を拾って解読しながら「うん うん」とか「はいはいはい」「そうなんですか~」と適当に相槌を打ちいつも苦痛の何時間にも感じる数十分を過ごす。 しかし今日の講義は特にひどかった。 しきりに何度も「しゃかん しゃかん」と言うのしか耳に入らなくてそこから想像したのは「車間距離」とか「瞬間」の聞き間違いかとか。 でもどうやら近くで家を建てている人の名前が出たのでそれに関する話らしく、「職人は~」みたいなことも聞き取れたので、どうやら「左官」のことなのだと話の最後の方で気付いた。 だからここぞというタイミングで 「そうですよね~。中途半端な仕事されても困りますよね~。」って若干ドヤ顔で言ったら 「いや、そうでもなくて~」とかいうから心の中だけだけど、かなり大きな声でどないやねん!っ... »

「テトラポッド」 の由来

口触りがよくて意味もなく言葉にしたくなる単語ってみなさんはありませんか? 私の好きな単語は次の二つ。 メトロノームとテトラポッド。 前者はカチカチカチってあれで、後者はザザ~ってくる場所のガチってやつ。 そんなんではわからないと?そんな方は一般的な検索サイトをご覧ください。 単体でも十分心地いいのですが、二つを続けて読むと更に心地いいということに今日気が付いて、一日訳も意味もなく連呼していました。 きっと変な人。 ただ由来を取り上げるのに、なんの関連も共通項もない二つを並べるのは無理がある・・・ ということで今日は勝手にその大きさから、メインをテトラとしサブをメトロとさせていただきます。 さてサブカルチャーであるメトロノームはオランダ人のヴィンケルさんによって開発されました。 その後、ドイツ人のヨハン・ネーポルク・メルツェルさんの手が加えられ実用化。 メトロノームというネーミングは実は彼の... »

「レンガ(煉瓦)」 の由来

欧米のものって何気ない材料でもなぜあんなに全てがオシャレにみえるのでしょうか。 見慣れないものだから我々の憧れとなるのか。 やはりそれを使う白人の絵になる美しさなのか。 風習や伝統から来る重さなのか。 スタバで手に取った無料の冊子を時間つぶしに覗きながら一人そんなことを考えていた。 天井は木材、床はタイル、壁はレンガ、むちゃくちゃな感じのバーカウンターはその全てが最初から考え抜いた上で設計されまとまっているように見える。 もちろんそんなことは無いのだろうけど。 日本ではキレイに掃除された店が人気を呼ぶが、海外では汚いほうがいい場合もあるらしい。 要は客が入る店=食い散らかした店ってことなのだそうだ。 人の出入りが多い店はそれだけ床も磨り減る。 海外に行ったらそういった店を選んだほうがハズレがないという。 数少ない旅行体験での添乗員の説明から。 こんな店日本にもあったらいいなとは思うが、いざ... »

「アスファルト」 の由来

舗装という技術はたいしたものだと思います。 石ほどの強度はなく、コンクリートより柔軟性がある。 我々が何気なく車を運転して何の違和感もなくドライブや仕事に出かけられるのは道路の舗装のおかげです。 たまに河川敷などで舗装されていない道路に出会うとそのことをつくづく感じます。 草は生え放題で、少し凹んだ場所には水溜り、舗装道路に出るとタイヤにまとわり付いた泥が払いのけられて巻き上がり車もよげれる。 通常走るスピードでの走行は困難で、凹凸を見極めながら細かく何度もブレーキを踏むのでおそらくガソリンもくうことでしょう。 今日はそんな縁の下の力持ち、舗装の主役アスファルトについて。 ■アスファルトとは アスファルトは英語ではasphaltと書き、日本語では土瀝青(どれきせい)と言うのだそうです。 原油に含まれる炭化水素類の中で最も重質のものがそれ。 減圧蒸留装置で作られた減圧残油はそのまま製品アスフ... »