道具

「卓袱台(ちゃぶだい)」 の由来

最近懐かしいと思えるものに凝っている。 きっかけはやはり東日本大震災だろう。 不便な生活をするうちに、それまでがいかに恵まれた無駄な生活だったかということを悟った。 電球の消費電力を知ると驚く。 LEDにするだけで、今までの電球10個分ほどの明かりが同じ電力で得られる。 家の電気の八割ほどをLEDに変えた。明るさが足りない場所は電球を二個に。 それだけで十分。長持ちもするので高くても長い目で見れば元が取れる。実に効果的。 明かり自体も、白色でなく電球色を選ぶ。部屋全体の印象も変わるからインテリアも変えたくなる。 本当は畳がいい。なんとなくその場に合う気がしたから。簡易のものを購入しておいてみる。 テーブルも合わない。やはりちゃぶ台だ。アンティークショップに走るが思いのほか高い。 こちらもレプリカ程度の品だが、なんとか見つくろった。 レトロ空間の出来上がり。いい感じ。妙に落ち着くし。 ■「ち... »

「椅子」 と「机」 の由来

「いすとつくえ」平仮名で表記してみても違和感がない。 やはりその由来も対なのだろうか? ■「椅子」の由来 「椅子」の「椅」という漢字には「よりかかる」という意味がある。 「子」は小さな物に添える接尾語なので特に意味はなさそう。 その意味はつまり「よりかかる小さな物」となる。 小さなものという意味が現代ではあまり理解できないかもしれないが、その素材も昔はきっと「木」であったはずで耐久的にも粗末なものだったのかもしれない。 そのルーツを辿ると「椅子」と呼ばれるものは中国からきたのだという。 椅子は禅宗と供に日本に渡来してきたのだ。時代としては鎌倉頃であろうか。 禅宗の僧が説教をする時などに用いられていたものがそのモデルで「四角で四脚、左右に寄りかかりがあり、木製のものに限る」という決まりがあったというから驚きだ。 ■「机」の由来 一方机はというと、その歴史は日本書紀にまで遡る。 「つくえ」とい... »

「大八車(だいはちぐるま)」 の由来

リアカーなのか、リヤカーなのか そんなどうでもいいことを深く探求してしまう私の性格はけっこう面倒くさい。 自分が面倒くさい。気になるとなかなか眠れないし。 たぶんリアもリヤも、混同して使っている人も気持ちは一緒で「サイド」的な意味で間違いない。 だがそれが訛りなのか、一方が正しいのか、白黒はっきりつけたいのは私だけ? 「ア」も「ヤ」も綴りは似ているしはっきり言ってどうでもいい話。 辞典で調べてみると面白い。少しは読みたい気になってきた? 一方の辞書ではリアカーとして項目と説明が有り、リヤカーについてはは、「リア カー(リアカーを見よ)」とある。 広○苑では、「rear」リアで項目、説明が有り、リヤについては、「リア(リアを見よ)」とある。 まぁ、ようは「rear」の読み方一つであるという議論なわけだが二つの辞書には、全く正反対で書かれているのは興味深い。 同様に「gear」がある。 ギア・... »

「布団(ふとん)」 の由来

いざなくなってみないと、物のありがたみってなかなか感じないものですよね。 自宅に帰りいつもと同じ布団で寝られる、これもよく考えてみるとすごく有難いことです。 人には慣れというものがあって、どれがあっているというよりはどれだけ使っているかのほうがその物に対する慣れというものは変わってきます。 そういった意味では安心感というものは簡単に買うことは出来ないのです。 しかし人というものは物に対する感謝の気持ちを忘れがちだから粗末に扱ったり、汚れたらすぐに買い替えたり。 毎日お世話になる、共にする時間が長い物ほど感謝の気持ちは忘れないようにしたいものですよね。 せっかくお金をかけて寛ぎに行く旅の一コマ、興奮のせいもあってかなかなか寝付くことができなかったりします。 特に温泉旅館などは、暖房機能に代用させるために軽くて薄い布団が渡されます。 私はあれがだめで、なんとなく安心が得られません。 朝起きて感... »

「シャベル・ショベル・スコップ」 の由来

長く使えてなかなか劣化しないものを新たに買いに行くと、その進歩に驚かされるという感覚が実に爽快だ。 長く使えて劣化しない・・・例えばシャベル。 持ち手も壊れることがなく、柄も木製なのに濡れないところに置いておけば腐るということもほとんどない。 肝心の刃、つまりは掘り起こす部分も余程のことがない限り痛むことは少ないだろう。 その余程のことが起きた。それは大雪だ。 我が家には雪かき専用のシャベルというものがなかったので普通のそれで代用した。 庭を終えて、慎重に屋根を下ろし余裕があったので道路に出たのがいけなかった。 ご近所総出ではかどると思いきや・・・どの家も高齢者ばかりでいっこうに進まない。 仕方がなく家の前を置いといて公道を中心に作業にかかる。 一時間ほどやると、近所から飲み物とパンの差し入れが入る。 これが逆にプレッシャーとなりゆっくり休む間もなく再開。 結局午前いっぱいそれに時間を費や... »

「箒(ほうき)」 の由来

家の中の掃除はもちろん掃除機を使用する家庭が多いことだろう。 最近は更に勝手にお掃除をしてくれるロボットがあるのだとか・・・ 確かルンバとか。 一度現物を見ましたがなかなかかわいいものです。 しかし、外掃除と言えばやはり主役はほうきでしょう。 ブロワーなどの外用掃除機械もあることは知っていますが大目に見てくださいね。 先日買いに行く機会がありホームセンターへ向かい、いくつかの商品の中から選んで三本買って帰るとみんなから大ブーイング。 重いとか壊れるとか使いずらいとか、ほんと遠慮なく言い放題。 その中の一人年配の女性に聞くと、長い目で見ると値段は高くても日本製が一番なのだとか。 竹だし、なんとなくイメージから中国製の安いものでいいと思ったのですがこれほど責められるとはとほほほほ。 ■「箒(ほうき)」の由来 箒(ほうき)とは、植物の枝や繊維などを束ねたものを棒の先につけたブラシ、または大型の筆... »

「ストロボ」 の由来

写真は好きなのですが、私はフラッシュを用いることはあまりありません。 集合写真など、間違いなく全員をうまくとるといった場合のそれは理解できるのですが、風景やら自然な笑顔を写すときには、それがわざとらしく感じてしまうからです。 何より自分自身があまりそれを好まないといった理由もあります。 目に入る瞬間のあの嫌悪感を考えると、明治より前の日本人などが「魂が抜かれる」と考えていたこともあながち理解できないこともありません。 ■「ストロボ」の由来 そのフラッシュも日本ではストロボと呼ばれることがあります。 カメラにこだわりを持つ人なら大概ストロボでしょう。(なんとなくかっこいいから?) そのストロボという言葉はもちろんアメリカから来ているわけですが、カメラのフラッシュをストロボと呼ぶのは日本独特の表現だというのです。 写真撮影の際に使われる発光装置、それは外国ではエレクトロニックフラッシュ(Ele... »

「狛犬(こまいぬ)」 の由来

似て非なり。 神社とお寺の違いというのは日本人にとって曖昧な感じがする。 しかしそれは世界の宗教観からいえば極めて異質なことなのだろう。 例えばインドとパキスタン。仏教とかヒンズー教とかそれほど詳しくはないけど国境の接する二つの国はその宗教の違いでいつ着火してもおかしくないような緊張関係。 今の日本人の宗教観というのは、この国の人独特の曖昧さとおおらかさそこに千年を超える歴史の経緯がそうさせたと思われる。 ■「狛犬(こまいぬ)」の由来 例えば今日取り上げる狛犬はというと私は神社独特のものかと思っていた。 しかし現実はそれとは程遠い。 その風貌が示している通り、空想上の生き物である「獅子」がその原型となりその獅子はというともちろん大陸、たぶん中国辺りでで生まれたものと思われる。 起源はおそらくインドや中央アジアに棲息していたライオンであろう。 日本に狛犬の原型である「獅子」が伝わったのは飛鳥... »

アイロンの由来

「アイロン」 の由来

あまり外に出ない母親をショッピングモールに連れ出して数時間、待ち合わせ場所になんだか大きな荷物を抱えて向こうから走ってきた。 これ以上にないといった満足顔だったので開口一番に「何を買ったの?」と聞かずにはいられなかった。 袋から取り出したのはなんと…アイロン台。 今時そんな物をこんな場所で売っているんだという驚きと、そんなもの抱えて何時間も歩き回っていた母の姿を想像して思わず噴き出してしまった。 男には分からないけれど、女にとっては無くてはならない大切な物なのだろう。 帰りの車の中でも上機嫌でなんだか親孝行をした気になった自分がいた。 「アイロン」の由来 英語でアイロンはironとなります。これが由来。 ironとは鉄のこと。 これは当初のアイロンが鉄の塊だったことからきているようです。 鉄は正しくは「アイアン」であり、間違って「アイロン」と読んでしまったために、それが日本語として定着して... »

「まな板」 の由来

私はまな板がけっこう好きです。 とはいっても料理に使うまな板ではなくて・・・女性の胸のこと。 先日も年上の女性に「もう、まな板なんだからジロジロ見ないで。」と怒られてしまいました。 これも一つのフェチなのか、膨らんでいるはずの部分がないって現実を想像するとなんかムラムラするんですよね。 というか逆に巨乳があまり好きじゃない。 なんだか牛を見ているようで・・・もちろんほどよくCとかDくらいがビジュアル的にベストなのは動きませんが貧乳と巨乳のどちらを選ぶかと聞かれたら迷わず貧のほう。 でも本当のまな板ってのは写真でしか経験がないので実際に目にした場合は物足りなさを覚えるのか・・・ それとまな板なのが周知の事実なのに、無理して大きく見せている女性は逆に萎える。 でももし自分がその立場だったら同じことをするのだろうけどそれはあくまで自己満足の世界なのかもしれない。 世の男性はどちらを選ぶのか正確な... »

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