植物

ボケナスの由来

「ボケナス」 の由来

外皮の色つやのあせたナス。 ぼんやりした人を罵っていう言葉。   つまり、食べるのには適さないようなナスのことなのだろう。 しかし、ナスは前回書いたかもしれないけど便利で正しい野菜。 ほっておけばいくらでも成るし、収穫してもすぐに次の花が咲いて実がなる。 収穫時期も分かりやすいし(色ですぐわかる)虫もそれほどつかない。 唯一、食べ方が限られることくらいがネックなだけでその点も、もしかしたら料理の出来ない私だから考えるだけかもしれない。 そのナスがボケるって、意味がよく分からないんだけどそれを人間に例えると、ぼんやりした人に例えて言うのだそうだ。 なぜそうなるのかは、きっと由来を調べてみれば分かるはず。 ボケナスの由来 ナスはあまりに環境のいいところで育てると実をつけなくなってしまうのだそう。 それを「ボケナス」といいます。 育ちがいいと実を結ばないと・・・ このことをどのように解... »

「百合(ゆり)」 の由来

なんてもろい茎なんだろう。 うちの実家は自然に恵まれているのでそこいらじゅうに百合が咲き乱れている。 それなりに大輪を咲かせるから見ごたえもあるし、見ているだけで凛として上品な感じがするから人気はあるのだろう。 お墓参りなどに持参する人も多いはず。 しかし、よく知るものからしたらちょっとデメリットが多い気がする花である。 第一に、先ほど書いたように茎が折れやすい。 しかも花が大きいからその分重く垂れ下がる。 なんとも不バランスだが、それが逆に風情があるように見えるのかもしれない。 第2に、花粉がすごい。 何がすごいかと言うと量も多いし、その上、一度つくと取れないからかなりの厄介者。 確か販売時にはすでに切ってある気がする。 ある意味去勢手術。 そして最後に、田舎の人しか知らないのだけれど、猪の大好物。 このため、群生地は見事に耕され、球根はことごとく彼らの胃袋の中へ。 栽培している人にとっ... »

「背高泡立草(セイタカアワダチソウ)」 の由来

皆さんは雑草なんて気にならないですか? 特に花粉を飛ばさなければ、自分に害がなければそれほど気にならないかもしれませんね。 ですが田畑を耕している人なら誰でも知る、異様に繁殖力の強い雑草があります。 それがセイタカワダチソウです。 河原や空き地などに群生し、高さは1 – 2.5m、良く肥えた田畑などでは3.5 – 4.5m程度にもなります。 きっと背が高いからセイタカと名前がついたのでしょう。 時期になると黄色い花が咲いて、茎の太さは一センチ以上で背の高さを補う強靭さがあります。 外来種で生存力が強いというブラックバスやゾウガメといった生物たちと同様の特徴ですが、陸地の植物であるせいか一際きわだっているように私は思います。 日本国内への移入は、明治時代末期に園芸目的で持ち込まれたのが最初だそうで、「昭和の初めには既に帰化が知られている」との記述が牧野日本植物図鑑にあ... »

「馬鈴薯(じゃがいも)」 の由来

放射能は根菜類に注意。そんな情報を目にした。 根菜類ってなんだ?って調べてみたらニンジン、大根、ゴボウにカブついでにレンコン♪それだけではない生姜にイモ類。 それぞれには移行係数ってのがあるそうで、この数字が高いとやばいってことらしい。 より多く放射性物質を含むんだそうだ。 どれもメインで食べるものではないし、それほど意識するほどのものではないけど、一つ気になるものが含まれている。 芋である。 サツマイモはそれほど食べないし里芋はなんとなく苦手。 でも唯一好きな芋が・・・ それは「じゃがいも」。 じゃがバターにカレーライス、肉じゃが。それと・・・ポテトチップス! パサパサの苦手な私の中でもツボにはまる、これらの料理に必要不可欠なじゃがいも。 これだけはなんとしても安全なものを確保しなくては! でもじゃがいもといえば生産地は北海道とお決まり。 それほど剣幕たてることでもないか・・・ 数週間た... »

「米」 の由来

新米の美味しい季節になりましたね。 今日は日本人の主食「米」のお話です。 主食とはいえ、最近の若い人たちのライフスタイルからはその地位が脅かされているようです。 飽食の日本においては必ずしも毎食、食べられているという食生活は徐々に薄れてきているようです。 そんな中で、実は私も朝食はパンの生活です。 自分としてはお米は毎食でもかまわないくらい大好きですなのですが、どうしても家族にあわせると、なんとなく調理法が簡単に見えるすぐ食べられるパンの魔力に押されがちです。 本当は自分が何を必要としているのかを見失ったなら、ホテルの朝食ブッフェへ足を運んでみましょうね。 よりどりみどりの食べ放題であなたは何を選びますか? 私は好きなものを選ぶうちにその食材に合うものはご飯しかないということに気づき、いつのまにか大盛りをよそっています。 最近は「朝カレー」なんてものが流行っていると聞いて、それは無理とテレ... »

「ひまわり」 の由来

北アメリカ原産。高さ3mくらいまで生長する。キク科一年草。 黄色い花。種実を食用や油糧とするため 夏の季語。 さて何のことでしょうか。 答えは「ひまわり」です。 昨年ひまわり畑に行ってきたんです。 見渡す限りのひまわり。大小さまざま、たくさんの種類のひまわり。 その数は数万。 終わりかけだったこともあって、花を数輪いただいてきました。 やり方はよくわからないけど数日干して、種をとってジップの袋に入れて保管。 家族の家庭菜園の種まきポットに一粒ずつ落としては土をかけ、毎日水をやると数日。 四割ほどですが芽が出てきました。若干感動。 十センチほどまで育てるのに数週間、そしていよいよ地面に植え替え。 暑い夏に負けず(かなり水やりがんばりましたが・・)七月半ば頃には多きなものは背丈を越え、若干小さめですがたくさんの花を咲かせました。 数十本の花々は圧倒的な存在感で、間借りしていた畑で一大勢力を築き... »

「撫子(なでしこ)」 の由来

なでしこ こりゃ今年の流行語大賞は決まりましたね。 サッカーなでしこジャパン。 なんせワールドカップ制覇ですから。サッカー好きの私は未だ信じられません。 あのカップ(男子よりはやや劣るけど)を日本人選手が掲げてヴィクトリーランまでしているんです。 おそらくFIFAのランクは一位となることでしょう。 男子の14位にも驚きましたが、女子は世界一なのです。 日本中が歓喜に沸いています。 そして、優勝したのにフェアプレー賞、中盤の底である沢選手が得点王、そして、MVP。 女子にはあるのか分かりませんが、世界最優秀選手バロンドールとなります。 男はメッシ。女は沢ってこと。もう総なめです。正に誉れであります。 さて興奮はこの辺にして、テレビ新聞等でも取り上げられていますが、「なでしこ」について。 男子は監督名がつくのが常ですが、女子には愛称があります。その経緯はというと・・ 「愛称制定」というアイデア... »

「杉」 の由来

この木あなたは好きですか? 「杉」木にチョンチョン三つで杉。 この簡単な漢字のつくりをみても勝手に命名するなら「大衆木」と言えることでしょう。 なぜ最初に好きですか?なんて聞くかと言えばもちろんここ数年の流行ランキング上位をなす、「花粉」を連想させるからであります。 そんな私もよくよく考えてみれば10年以上のキャリア。 最初の数年はひたすら我慢をしましたが、その後数年は我慢できずに点媚薬と目薬を購入。 それでもいよいよ苦しくて「毎日ヨーグルト」で直近の数年をやり過ごし、今年は風邪のついでの処方箋で薬をいただくことで乗り切りました。 その患者数から製薬も進み、薬の効き目には驚きです。 ただ若干お値段は高め・・・ 「そもそも杉の木が多すぎる」そんな声をよく聞きます。 確かに、田舎へいけば四方八方すぎスギ杉。 しかしよく見てください。 「杉様」は固まって生えておられるのです。 そうなんです。これ... »

「桜」 の由来

さくらの由来 では桜という漢字について調べてみましょう。 この漢字は省略形であり、本来は「櫻」と書くそうです。 漢字の覚え方としては、「二階の女が気にかかる」とよく言うそうです。 二階の女?なんだか私はうなじの綺麗な和服の女性が夕涼みをしている絵を想像しますがどうなのでしょう。 さて本題からそれそうなので話を戻しまして、 木へんと「嬰」を分けてみましょう。 「嬰」は(みどりご)、「生まれたばかりの赤ん坊」のことを意味し、 「みどりご」「緑児・嬰児」、 新芽や若葉のように生命力に溢れている若々しい児のことを差すようです。 生命力には満ち溢れていますが、小さくて大切な手をかけなくては生きられない存在。 つまりは「守るべきもの」と表現するようです。 「嬰」に「女」が付くのはやはり女性からしか赤子は生まれないからなのでしょうね。 「貝」には宝や装飾品や財の意味があるようです。 縄文や弥生時代を想像... »

Page 2 of 212