Archives 8月 2012 – 由来メモ

「パタゴニア(patagonia)」 の由来

昔、学生だった頃都内の洋服屋をうろついていた時、えらく人気のあるブランドを見つけた。 それがパタゴニア(patagonia)。 アウトドア系のブランド、その程度の認識だった。 当時の自分のスタイルは全く別のものであり、購入の意思はなかったが、あまりにもいい年のおじさんたちが飛びついているから気にならないわけはなかった。 あのくらいの歳になったら着るようになるのかなぁ・・・ あれから十数年。 東京を離れてライフスタイルも変わった。 それほどオシャレに気を使うこともなくなり、好きなブランドも様々に変化した。 そして「いい歳をしたオッサン」の興味ははとうとうパタゴニアにやってきた。 着やすいもの、着心地のいいもの、機能性に優れているもの、そしてちょっぴり主張している大人の服。 いつのまにか選ぶものにパタゴニアが多くなり、それに合わせてクローゼットにアウトドアブランドが増えた。 あの頃よりは落ち着... »

「ゴミ」 の由来

「ゴミ」とは、物のくず、不要になった廃棄物。汚い屑。漢字では「塵」や「芥」。 そんな解釈は当たり前なのだろうけど、私にはその境目がよく理解できない。 買い物に行き、必要なものを買う。 すると、包装紙やらレシートやらビニール袋やらその必要な一つを取り囲む品々がもれなくついてくる。 家に帰り開封すると、それらは一つずつ剥かれて、処理され、片付けられて「ゴミ箱」へと処理されていく。 必要なものが不要へ変わる瞬間だ。 鮮やかな転身である。 それらの品は、袋に入れて収集車に引き取れらてゆき焼却され最終的に埋立地へと運ばれてゆく。 どうにも儚い一生だ。 ■ゴミの由来 ゴミは、主に農家で「木の葉」をあらわす言葉だったと言われている。 このことは、各地の方言で見て取れるのだそう。 例えば、長野県では木の葉を「ゴミ」、落ち葉を「マツゴミ」と呼ぶところがあるらしい。 愛知の方言では落ち松葉を「ゴ」と呼んだり、... »

「風呂敷」 の由来

夏祭りの手伝いに行ったときの話しだ。 着物を扱うのに付き物なのが「風呂敷」。 最近はこんなときにしか見かけなくなった。 親からお遣いを頼まれて、預かった品を風呂敷で包み、とある店まで運んだ。 「あら、やけにおおきな風呂敷ね。大風呂敷・・ぷっ」 いくら親から預かり届けただけの私でも腹ただしい。 「大風呂敷」あまり感じのいい言葉ではない。 自分の言葉で笑う緩さも三流芸人みたいであまり好感はもてない。 そんな私の表情を感じてか、姿勢を正して神妙な面持ちで先方が聞きなおした。 「こんな大きな風呂敷、そうそうは見かけませんがどちらでお求め?」 もう遅い。 私の機嫌はそっぽを向いている。 「相撲部屋ででも求めたのでしょう。」 適当にいなして相手の顔も見ずにその場を離れた。後で親に聞いてみると、購入先は分からなかったが確かに珍しい大きさなのだそう。 測って見れば一坪ほどの大きさもある。 相手にそれほどの... »

「ドラ息子(どらむすこ)」 の由来

怠け者で遊び呆けているような息子を「ドラ息子」といいいます。 いや、言いました。 最近はあまり聞かないかもしれませんね。 私も使ったこと・・・あまり無いです。 「息子」はそのまんまなので、この場合「ドラ」に由来があると考えられます。 調べてみると諸説があるようで、有力なものは道楽、野良、銅鑼(ドラ)の3つ。 道楽はもちろん文字通りに遊びほうけていることから。 野良は野良犬、野良猫に使われる野良と同じと考えられるが「ノラ」と「ドラ」では少し遠い気がする。 ただ、野良猫のことを「ドラ猫」と呼ぶことを考慮すると、それっぽい気もしてきますね。 フラフラとうろついている野良息子ということで「ドラ息子」となるわけです。 最後に、銅鑼(ドラ)については鐘を想像していただきましょう。 「ジャンジャン」金を使うという言葉に引っ掛けてドラ息子、金を尽く→鐘を撞くに引っ掛けてドラ息子、遊郭で客入りを知らせる銅鑼... »

ほうとうの由来

「ほうとう」 の由来

そばよりのうどん派。 そんな私でも苦手なものがあります。 それは「ほうとう」です。 ほうとう(饂飩)は、山梨県(甲斐国)を中心とした地域で作られる郷土料理。 生地は木製のこね鉢で水分を加えた小麦粉を素手で練ってつくります。 出来上がった生地はのし棒を使って伸ばされ、折り重ねて包丁で幅広に切り刻まれる。 生地にはグルテンの生成による麺のコシが求められない ということで、そこがうどんとは異なるのだそう。 そうです。コシがないんですよね。 また、うどんとの大きな違いがもう一点。 塩を練り込まないのだそう。 だから麺を湯掻いて塩分を抜く必要が無く、生麺の状態から煮込んで味がつけられます。 見た目も家庭用の市販品などはうどんより幅広く、やや薄い形状をもち、料理店などではボリューム感を出すために極広厚の麺を使うというのも違いです。 汁は味噌仕立てでとろみが付き、出汁は煮干しで取り、具は野菜が中心。 夏... »

「マイルドセブン(MILD SEVEN)」 の由来

私の人生には、「たばこ」という言葉に接点がほぼ無い。 ふかしたことは1、2度あるがすったことは一度もないし吸おうとも思わない。 友人に言わせれば、酒も煙草もストレスが原因なのでストレスがなければ必要がないらしい。 まぁ私の場合、呼吸器官が弱いということもあるし、とにかく臭いそのものも元から好きではない。 父はといえば、ヘビースモーカーであったが私の中学入学と同時にやめた。 その試みは立派だと思うが、子供にやめろと言われたからと他所で吹聴するのはやめてほしい。 私のせいにはされたくないし、決してそんなことは言ってない。自分自身の問題だ。 もう一つ、苦い思い出があった。中学の担任だ。 首がいつもゆれていて、体系はとなりのトトロ。 反抗期であったことも関係して、兎に角近くに寄られるのも煩わしかった。 そいつがヘビーで服から何から所有物がどれも臭い。 生徒にヤメロという立場ならそういった教師から辞... »

「ふがいない(腑甲斐無い/不甲斐無い)」 の由来

なんて自分勝手なのでしょうか。 オリンピックの話です。 我々は参加する選手達の日ごろの努力など知りません。 参加するための費用もマイナー競技ほどかき集めるのは困難で、寄付を募ったり、スポンサー探しに練習時間を奪われたり、たとえメダルを獲得したとしても、他国ほど高額の報奨金も貰える事はなく、それでも世界一とかメダルを目指してアスリートたちは果敢に挑むのです。 我々といえば、普段から注目されているアスリートならいざ知らず、彼ら、彼女らのことは、競技の間の選手達の紹介VTRやメダルを獲得してからの、美談などでしか目にすることはなく、それも、記憶にとどめるのはオリンピックの開催期間中だけであります。 なのになのになのに、メダルに勝手に一喜一憂して「勇気を貰った」とか「感動した」などと口にするのです。 なんて自分勝手なのでしょうか。 そう前置きしておいて今日の本題に入らせていただきます。 「ふがいな... »

「ガリガリ君」 の由来

私の小さい頃の夏休みといえば「ガリガリ君」と共にありました。 ガリガリ君(ガリガリくん)は赤城乳業が製造、販売する氷菓。 薄いアイスキャンディーの膜(シェル)を作り、その中にかき氷(コア)を入れるという手法に、お手ごろな値段も手伝って子供から大人まで幅広い人気を誇ります。 確か私が小さい頃は消費税もなく、一本50円で買えたため100円玉一つで二本買え、しかも当たりがでればもう一本。 子供のお財布でも十分に楽しめるということで、夏といえばガリガリ君というのが定番でした。 今日取り上げるのも、その長いお付き合いの身近な氷菓の歴史と変化を勉強したいという思いからであります。 ■「ガリガリ君」の歴史 1970年代、赤城乳業は第二次オイルショックによるコスト高のため、商品の値上げに踏み切りましたが、大手メーカーは値上げを見合わせた影響で主力商品であった「赤城しぐれ」も他、ほとんどの同社商品の売上は低... »

「どーもくん」 の由来

夏の暑い日。猛暑日だ。 場所は関東近郊のとあるイベント。 うだるような暑さだ。 テレビでは30分日光を浴びるとで肌に損傷が起きるとか言っている。 埼玉は当然のように36度を超えているらしい。 こことて、数度は違えどアスファルト天国であることが拍車をかけてそれに近い温度だろう。 数十歩、歩くごとにかき氷やらきゅうりやらビールやら、体を冷やしてくれるアイテムの看板しか見えない。 そんな「暑い」以外に何も考えることが出来ないこの状況で、とんでもない光景が目に飛び込んできた。「 き・ぐ・る・み」だ。 みているだけで暑い。 四角くて茶色い大きな体に、四角くて赤い大きな口を持つち、表面の茶色は毛羽立っている。 動きはコミカルで、イベントに集まった子供達がそこに群がっている。 よくやっていられるなとあきれながらも、半分感心して近くにいくと腕の部分から中が覗ける。扇風機でも付いているのだろうか? もちろん... »

「ガリ」 の由来

自分の適当ぶりに嫌気がさすことがあります。 「あぁ、あの~焼きそばについてる・・」 「ああ、ああ、ガリね。」 普段は受けながす友人から、違うだろ!とすばやい突込みを受けました。 「紅しょうが」 まぁ名前は知っててわざとボケてみたところもあるのですが、材料も同じわけだし、加工法が違うだけで名前が変わるってのは納得がいかない。 どっちでもいいだろう!と少し大きな声で言いたい気分もあり・・・ しかし、なぜあんなに生姜に「紅」をさすのでしょうね。 きっとあの茶色い焼きそばの中で(焼きそばと限らずですが)紅一点って言葉の通り、アクセントなのでしょう。 それに赤は気持ちを高ぶらせますからね。食欲も増進されます。 でも最近では着色料なんて言葉を気にする人も多いから、避けたいと思う人も多いのではないでしょうか。 ■「ガリ」の由来 一方、「ガリ」の由来を調べてみると同様に深い意味はないようです。 それは、噛... »

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