Archives 10月 2012 – 由来メモ

「デザート」 の由来

「デザートくださ~い。」 どんな店でも見境なくこんなことを言ってしまうと最近は恥をかくことがある。 そう、最近は「スイーツ」なんて洒落た言葉があるから。 でも私は、その言い慣れない女性言葉のような単語に媚びるといったキャラではないため、あくまでデザートと言い張ってしまう。 最後の「ツ」の口が本当にいやらしい。 甘いものをよこせといった口の形で、出るとも出ないともいえないような音を吐き出すその口が日本男児には不可能。 でも誤解がないように書いておきますが、自分は・・・かなりの甘党さん。 ■デザートの由来 ずばり、デザートは英語の「dessert」からの外来語なのだそう。 その英語の「dessert」も、元はフランス語の「dessert(デセール)」からきていて、そのデセールは更に「食事を下げる」とか「食卓を片付ける」といった意味の「desservir(デセルヴィール)」に由来するとのこと。 ... »

「キューピー」 の由来

小学校のときに好きな女の子がいたのですが、その子は他の男の子が好きだと風のうわさで聞いていました。 それがモテモテの男子なら納得できたのですが、その男子のあだ名が「キューピー」だったものだから、なんとなく私は納得がいかなかったものです。 目がギョろっとしていてどことなくハーフの気があり美白に近い色白、髪の毛は薄いのでモヒカンのようにも見えなくもない。 確かにかわいらしいビジュアルでいつもニコニコしていたからキューピーのように人気があったのかもしれない。 でも本人には少し影があって後々はヤンキーの方面へと進んでいった。 ・・・んん、好きだった女の子より、その子が好きだった男の子の話になってる・・ その恋はそんなわけでかなわなかったわけだが、自分に「キューピー」ってあだ名を付けられることを思えば、今になったらどうでもいい話かもしれない。 ■「キューピー」の由来 キューピーといえばあのマスコット... »

「耳たぶ」 の由来

初めて出会った人のどこを最初に見ますか? もちろん会話するので、何はともあれ相手の目でしょう。 そこから広がってメイクが濃いなぁとか、肌荒れているななんてことも気になります。 ホクロが多いとそれはそれで気になるし、唇やウナジや頬などにフェチを感じる人にとっては次はそこかもしれません。 たくさんあるのに私はなぜか耳が気になります。しかも耳たぶ。 古くから言われる耳たぶの大きい人はお金持ちっていい伝えを思い出しながら福耳の人を見つけると本当にお金を持っているのかと探りを入れてみたり、貧相な人を見かけるとそれだけでお金に見放されたようだと勝手に想像しながら哀れんでみたり、ほんと勝手で嫌なやつですね。 もちろん「福耳イコール金持ち」なんてことは有り得ないわけですがそれだけで裕福かもしれないと思われる福耳はやはり憧れの対象なので自然とそこに目がいくのかもしれません。 ■耳たぶの由来 耳たぶとは、外耳... »

「ベニヤ板」 の由来

「昔はベニヤ板なんか家には使わなかったんだけどな。」 昔ながらで物事を考える人はそう思うのだろう。 最近、大手のハウジングメーカーが建てる家の前を通ったとき、助手席にいた私と倍ほど歳の離れた先輩が、誰に告げるでもなく呟いた。 確かにベニヤ板ってのは応急処置ってイメージが私にもあったからあんな材料で家を建てられてても今の人は分からないし、気にもならないのかなって私も心の中で呟いた。 ただ話の中で、合板とかコンパネって言葉も出てきて、その違いや括りが私には分からないから調べてみた。 合板(ごうはん)とは薄く切った単板を、繊維方向を90°、互い違いに重ねて熱圧接着した木質ボードのこと。 そのような加工法なので、厚さやサイズが豊富。 また、あらゆる方向からの力に対して高い抵抗力を発揮するらしい。 重ねて貼り付けた材料のほうが、一本の木より強度が高いということらしいけどそれも高精度を誇る接着剤があっ... »

「しつこい」 の由来

「ひつこい?聞いたことないな~。」 大学の友人の聞き慣れない単語にそんなやりとりがありました。 じつはこの「ひつこい」とは「しつこい」のことで、関西地方や中国地方、九州でも「ひつこい」が訛りとして存在するのだそうです。 私の住む関東では大部分の人が「しつこい」というので「ひつこい」など聞いたことがありませんでした。 でもよくよく考えて見ると、毎度登場する江戸っ子の祖母は「ひ」が言えない。 だから「潮干狩り」などは、「しおしがり」と発音する。 「ひざし」は「しざし」、「ひょうきん」は「しょうきん」・・・いやそんなにひどくはないが、確かに関東の人は「ひ」が言いにくいという現状があるのかもしれないのでこの事例になんとなく納得させられる。 それから「しつこい」が出てくるたびに、私は友人を振り返り「ひつこい」といったものだが、ついには5度目ほどで友人のほうから「しつこい!」と怒られてしまった。 私に... »

「鯉口シャツ」 の由来

若干の憧れもありつつ、着用が困難なアイテムがあります。 それは「鯉口シャツ」というもの。 その名前を知らなかったので、あの異様なシャツはなんなのか?と、近所のお祭りなどに出かけると不思議でした。 たまたま浅草に出かけたときに確認すると、「鯉口シャツ」と書いてありました。 鯉口シャツ(こいくちシャツ)は、和装用の下着の一種であります。 前をボタンで留める襟なし七分袖のシャツがそれです。 主に手ぬぐい地などの綿素材で作られており、汗を吸い、乾きも早いのだそう。 そういった着心地のよさからもやはり下着であり、お祭りで重宝されるのでしょう。 地方によっては肉襦袢(にくじゅばん)と呼ぶ所もあるそうです。 あの派手さから想像はしてましたが、もともと鯉口シャツの柄は刺青を真似たものだそうで、江戸小紋、籠目、龍が描かれた物など多いようです。 ただ最近ではアロハシャツ風の模様も見られるとのこと。 その派手さ... »

「ハブ(る)」 の由来

「ハブ」は、南西諸島に広く棲息する、クサリヘビ科ハブ属に属する毒蛇ホンハブの別名のことで、同属の構成種の総称でもある。 そう、あの沖縄の笑い話につき物の蛇である。 いや違う。 今日は「ハブ」は「ハブ」でも違うハブを調べるのだった。 「ハブにする」「ハブる」「ハブく」つまり「仲間はずれ」「仲間はずれにする」ことを意味する若者言葉のほうの「ハブ」であった。 ■「ハブ」の由来 仲間はずれにするという意味の「ハブ」。 その使われ方から由来については、「省く(はぶく)」からきていると考える人が多いようだが、それは誤りでいくつかの説がある。 私もそうだと確信していたのでこれには驚き。 一つ目は、遠州地方の方言「はぶせ」からきているという説。 遠州弁(えんしゅうべん)とは旧遠江国、現在の静岡県西部地区のことでこの地方で使われている「はぶせ」が仲間はずれとか除外という意味で使われるとのこと。まぁこれはあり... »

「テンパる」 の由来

誰が最初に言い出したのかは知らないが、いつの間にか公用語のように扱われている不思議な言葉。 今日はその一つ「テンパる」について。 言葉とはそれぞれが使いやすいものと使いにくいものがあるせいか連発する人もいれば全く用いない人もいて極端な気がします。 今日の「テンパる」については、私自身全く使わない言葉のなので特に普段の生活で頭に浮かんでくることがありません。 テンパるとは、「焦って空回りして周りから浮いていて格好悪い」といった意味で使われている言葉。 考えてみると、私自身こういった状況が大変苦手なので日々そうならないように努力しています。 その為に事前調査を怠らず、状況判断を間違えない為に周辺調査もし、初めてのことなら可能な限りシュミレーションもしてみます。 ・・・もしかしたら、自分の苦手意識を他者に反映して自ずと使わない言葉として分類していたのかもしれません。 我が事ながら真相心理分析、今... »

ラッキーストライクの由来

「ラッキーストライク」 の由来

ラッキーストライクのパッケージデザインはアメリカが広島と長崎に原爆を落とした事を反映している 幸先の悪いスタートである。ずいぶんと重い話題を取り上げてしまった。 調べだして最初の情報がこれではなんとなく取っ付き辛い。 どうやら俗説らしく、そのパッケージの柄が日の丸に似ていることと、名前が「ラッキーストライク」であることから生まれたようだが確かに彷彿させる理由として十分なようである。 ※「Lucky Strike!」はアメリカの俗語で、「大当たり」とか「命中」という意味がある。 更に煙草ラッキーストライクのパッケージ側面には疑いの根拠になるものがもう一つある。 それはインディアンの絵なのだが、この絵を90度角度を変えて見る。 なんと家が爆発してるようにみえるのだという。 旧デザインのパッケージの側面上部にはインディアンのマークが印刷されている。このマークを横にして見ると、インディアンのデザイ... »

ポッカコーヒー

「ポッカ」 の由来

いつの時代も変わらない物ってすごく貴重です。 同じ物でも小さい頃の貧弱な発想力から生まれる印象と、大人になってから色々知識や経験を経た上での印象とでは大きなギャップを感じます。 でもそれが逆に懐かしく思えたり、当時の記憶が甦って来たりするから、そういった商品の存在価値というのはそれだけでもとても大きいと思います。 今日取り上げるのは、「ポッカコーヒー」 ポッカといえば缶のおじさんの絵と独特のカラーリング。 何となくダンディーで親しみのあるあのおじさんは、缶が発売された1972年の翌年には登場していたそうです。(ちなみにモデルになった人はいないらしい) 更に、その歴史を紐解くと、おじさんのデザインの他にも(それほどのことでない?)素晴らしい技術がこの会社から生まれていました。 それは今では常識となっている、缶を加熱することで中身まで温くするという技術。 これは、ポッカの創業者である谷田利景さ... »

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