Archives 9月 2013 – 由来メモ

「とどのつまり」 の由来

海釣りに出かけました。 魚に目的は無く、なんとなく糸をたれて適当に魚がかかればいいといった程度なので擬似餌でなく定番の仕掛けに生の餌をつけて投げて待つ。待つ。待つ。 そんなのんびりした時間にたまには浸りたくなるのは疲れている証拠なのでしょうか。 冗談と愚痴はさておき、サビキという仕掛けを買って海に向かった。 このサビキというのは要は餌をばら撒いて、寄ってきた魚が間違えて針を銜えてしまうというなんともずるい漁法。 ただ、はまると入れ食いでいくらでも同じ魚が上がる。 もちろんそんな子供騙しに寄ってくるのは雑魚ばかりなのですが。 目下かかる魚はチダイやアジといったところ。 たまに間違えてサバなどもかかるがだいたいは10~20センチの小さな魚が二つ三つ一緒にかかったりなんてのを楽しむのが定番。 それでもそれらの魚は小さくてもだいたいが美味しく食べられるものなのでうれしさはそれなりにあったり、糸を垂... »

「金輪際(こんりんざい)」 の由来

「金輪際あなたとは係わり合いを持ちたくはないわ。」 そんなこと言われたら結構ショックですよね。 立ち直るのに最低数ヶ月はかかりそうです。 もちろん相手にもよりますが、上のフレーズを見る限りどうにも男女間のもつれを感じずにはいられません。 私は今のところ言われた経験はありませんが、このように身近に感じて金輪際の意味もよくわからないのにスラッと出てくると言うことはドラマや映画などでよほど聞くセリフだからなのかもしれません。 ■「金輪際」の由来 金輪際とは*断じて、どこまでもという意味なのだそう。 その難しい読み、想像もつかない漢字の組み合わせ、私も今の今まで知らなかった その意味からも感じるとおり、仏教から来た言葉なのだそう。 元の意味はなんと「底の底」「地の果て」「とことんまで」。 仏教の世界からするとこの世は三輪に支えられ、下から風輪 水輪 金輪そしてその上に大地があると考えられており、つ... »

「オロナミンC」 の由来

とある居酒屋に立ち寄った。 駅前の繁華街に位置するその店の看板には「ジャイアンチュあります」と書かれていた。 日本シリーズで読売巨人軍が優勝に大手をかけたその日、私はその店に入ったが決して野球や巨人に興味があったわけではない。 ただ「ジャイアンチュ」なるチューハイが気になっただけである。 薄暗い店内の席に座り、おしぼりを渡され店員の「お飲み物は・・・」のくだりが終わる前に注文したのはもちろん「ジャイアンチュ」。テレビで日本シリーズをやっていたが眼にもくれない。 狙う球種は「ジャイアンチュ」一本。 数分で運ばれてきたジャイアンチュの色に驚いた。 ものすごい黄色。 飲んでみると炭酸がきいていれどこかで飲んだことのある強烈な個性をもった懐かしい味。 黄色・・炭酸・・ジャイアンチュ・・ ああぁぁぁ!オロナミンCじゃないですか。 なるほどなるほど、オロナミンCの広告塔読売巨人軍にひっかけてジャイアン... »

「カツアゲ」 の由来

同級生同士集まったときに「カツアゲ」されたことあるか?って話になった。 驚いたことにその場にいた半数以上が経験者だった。 詳しく話を聞いてみると小学校から中学校のころにされた人が多かったようで、しかも、高校の近くに住む人に断然多いという結果が表れた。 我々の通っていた学校の近くには高校もあって、どうやら校内を近道などしようものならつかまるというのが定番らしい。 つまり高校生に拉致られるわけだ。 「金もってね~か?」 「ありません。持っていません。」 「じぁ~ジャンプしてみろ。」 ジャリン ジャリン ジャリン そんな漫画みたいな体験を話してくれた友人もいた。 正直、私はカツアゲにあったことはない。(けど詐欺の経験はアル) だからみんなの話に驚くと共に、大変興味深い話に聞き耳を立てていた。 ■「カツアゲ」の由来 そんなあったことのない「カツアゲ」だからその由来なんて全く考えたこともなかった。 ... »

「すき焼き」 の由来

すき焼きには絶対に忘れられないエピソードがあります。 それは大学のときのことで、名古屋の友達が遊びに来た時のお話。 自画自賛で自分は料理が好きだし上手だと豪語していた友人。 何が食べたい?と聞くからすき焼きと答えたら、早速うちのキッチンで料理をし始めた。 全国津々浦々、場所が変われば料理の仕方も味も違うのは当然。 学生だからろくなものを食べていないし、元から好き嫌いも無い方だから軽く腹の足しになればいいやくらいで考えて待っていました。 一時間ほどしてやってきたのは、すき焼き・・・というよりは出汁のとられたしゃぶしゃぶといった感じの代物。 肉も野菜も平日のプールのように閑散とした鍋の中で浮いていてとてもとても関東人の常識からは「すき焼き」と認識できないような物。 それだけではなく、調味料が足りなかったのか?と思わせるほどの薄味でさすがの私でも不満が残り、空腹も満たされること無く、無駄に材料費... »

「ラーメン」 の由来

最近の由来メモはどうもベタな方に流れている・・・ 自分でも反省するところではありますが、調べてみると意外な事実が見つかったりしてなんていうか、そういった爽快感!があるんですね。 今日も一発ベタなのいきます。 ラーメンです。 よろしくお願いします。 さてこのラーメンを最初に食べた人物はと言うと・・・ そうです!ご存知あの水戸黄門さんなのは有名なお話。 彼は中国の儒学者である朱舜水さんの影響を強く受けていたそうでそういった理由から中華料理を好み、蓮根と小麦粉で作った麺のラーメンを食べていたのだそう。 最初に食べたと言うわりには通だったようで、「五辛」と呼ばれる薬味(ニラ、ニンニク、生姜、ねぎ、ラッキョウ)を入れて食べていたと聞きます。 黄門様ナウいっす。 そんなわけで「ラーメン」という呼び名もその頃できたのかというとそれは誤り。 「ラーメン」という言葉が定着したのは戦後からなのだそうだ。 元は... »

「小股の切れ上がった女」 の由来

いやそりゃねぇ~ 当然でしょ 何言ってるの? そんな感じの第一印象。なんせそんな言葉知らなかったから。 小股の切れ上がった女 やらしいっ 汗 小股の切れ上がった女とは・・・股が長くてすらっとした、粋な女の姿を言うらしい。 知らなかった・・・ 確かに腰の高くて足の長いスラッとした女性には憧れるし例えできなくても仕事が出来るみたいな印象を受けたり。ショムニの観すぎ? ところで小股ってどこのこと?やっぱあそこ?? 例えば相撲の決まり手「小股すくい」となら、膝から脛の辺りを手で払って相手を倒す技。 股をすくう技ではないわけですよね。そうかだいぶ考えていたより下のほうだな。 オマタではないわけだ・・・ でもそこが切れ上がるとは?? 実は「小股の切れ上がった女」とは、着物の時代にできた言葉。 膝頭を付けて正対した時に、脚の部分が切れ上がったように見える状態や、少し着崩した感じで裾は前で合わせ、裾からす... »

「富士山(ふじさん)」 の由来

電気グルーヴの楽曲に、こんな歌詞があるのをごぞんじでしょうか? 富士山富士山 高いぞ高いぞ富士山 富士山富士山 高いぞ高いぞ富士山 富士山富士山 まだまだいけるぞ富士山 富士山富士山 雲より高いぞ富士山 富士山富士山 自然がいっぱい富士山 富士山富士山 迷子はやばいぞ富士山 富士山富士山 高いぞえらいぞ富士山 富士山富士山 高いぞ高いぞ富士山 登るぞ登るぞ登るぞ登るぞ登るぞ登るぞ・・・(リピート) 最初聞いたときには度肝を抜かれました。 奇想天外な電気グルーヴの曲の中でも更に異彩を放っています。 タイトルはもちろん富士山。 世界遺産となった富士山は今まさに旬。例年以上の観光客を集めています。 私も数年前から登りたいと思っていたのですが、今回の指定で完全に足が遠のきました。 ミーハーだと思われたくないし混雑は苦手・・・ ■「富士山」の由来 富士山は昔は様々な名前で呼ばれていたようです。 ごく... »

「明太子(めんたいこ)」 の由来

今の時代って、どこに住んでいても日本、しいては世界の食べ物を取り寄せて食べることができます。 例えばインターネット。 もし相手が信用できなければコメントや評価ランキングなどを参考にすればいいから間違うこともそうはありません。 また首都圏では地方のグルメをその土地の人が紹介する〇〇フェアなんてのも人気で毎週のようにどこかしこで開かれています。 デパートで時間ができたときなどは私も立ち寄ることがあるのですが匂いに引き寄せられていつの間にか両手に袋を抱え、何の目的で訪れたのか忘れてしまうほど買い込んでしまいます。 ただ、やはりその場(産地)で食べるというのも大切にしたいものです。 取れた場所で、加工されたすぐ近くで食べる、これがなぜかすごく美味しい。 私の中でのその一番の経験は福岡でした。 屋台料理にとんこつラーメン、そして今日のお題である明太子。食で考えれば最高の旅行でした。 ■「明太子」の由... »

「オナニー」 の由来

オナニーの由来には実に悲しい物語が存在する。 「旧約聖書」の創世記の叙述より。 38章に登場するのはオナンという名の男性。(コナンじゃないです) 彼には兄がいたのだそうだ。名前はエル。(DEATH NOTEでもないよ) エルは結婚したんだけど子供を作る前に早死にしちゃったんだって。 そこで兄の代役として白羽の矢がオナンに勃ったというわけ。 オナンは兄の代わりに子孫を残すべく兄嫁であるタマルと無理やり結婚させらちゃいました。(逆縁結婚というらしい) そんなわけだからオナンは兄のために子孫を残すのを嫌がり、性交時は精液を膣の中に放出せず寸前で陰茎を抜き精液を地に漏らして避妊をしたというわけ。(でもやっぱり逝っちゃうんだね) まぁ要はオナンがおこなったのは今で言う膣外射精。 この行為が地をよごす行為だとみなされ、オナンは主の手によって殺されてしまうという悲しいのか切ないのか本望なのか・・・よく分... »

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