日本食

寒天の由来

「寒天(かんてん)」 の由来

寒天(かんてん)とは、テングサ(天草)、オゴノリなどの紅藻類の粘液質を凍結・乾燥したもの。 日本国内の流通量は2000年以降、工業的に製造された輸入品の数量が国産品を上回っているという。 つまり、日本の食材の多くと同じように外国産が多いということですね。 ちなみに牛や豚から作られるゼラチンに似ているが、化学的には異なる物質なのだそう。 菓子の材料に用いられることが多く、私のような食に疎い人間でもあんみつの中身がそれであると容易に想像がつきます。 その注目の高さはやはりダイエット効果。 理由はほとんどカロリーがないことだけでなく、腸において油や糖分の吸収を妨げることから。 「寒天(かんてん)」の誕生と由来 寒天の誕生はなんと江戸時代の初期。徳川家綱の時代だといいます。 参勤交代で江戸に向かう途中だった薩摩藩の島津家。 現在の京都府にあたる山城の国で、伏見の駅御駕籠町にある美濃屋太左衛門さんと... »

「おみおつけ(御味御付)」 の由来

味噌汁の丁寧語ってご存知でしょうか? それは「おみおつけ」。 正直私は、ここでへっ~と感心してしまいました。 というのは、「おつけ」の部分から「おみおつけ」とは漬物のことだと思っていたから。 なんともお恥ずかしいお話。 ■「おみおつけ(御味御付)」の由来 おみおつけの「おつけ」とは、動詞「付ける」の連用形「つけ」を名詞化したものに、接頭語の「御」をつけた言葉。 つけるとは当然、本膳であるご飯に並べてつける汁といった意味の女房詞なのだそう。 その前の、おみおつけの「おみ」の部分については「おつけ」を更に丁寧にして「御御(おみ)」となったという説が有力だという。 そんなことがあるのか?と思うかもしれませんが「御御足(おみあし)」やら「おみこし」やら「おみくじ」も同様だよといわれると、この説が有力であることに納得。 つまり「おみおつけ」には三回「御」がつくことになるわけだ。 さて、その説自体を否... »