状態

「鈍間(のろま)」 の由来

「ドジでのろまな亀」 果たしてそうなのだろうか? ウサギとカメの亀を見る限りそんなことないと反論したくなる。 「のんびりだけどがんばりやでしたたかで計算高い亀」は言い過ぎかもしれないが、都合が悪い時には甲羅の中に隠れられるしそれほど食べなくても生きながらえそうだし、顔を見る限りふてぶてしく殺しても死ななそう・・・までは言い過ぎかな。 いったい私は亀の味方なのか敵なのか・・・ 冒頭のセリフは有名な堀ちえみさんのスチュワーデス物語での教官のセリフだが平成生まれの記憶には間違いなく存在しない。 でもそれだけの暴言を吐いた相手と最後は幸せになるという筋書きはなんだ、よく見ればウサギとカメの話ではないかと。 今更気付く私って亀より鈍感? ■「鈍間(のろま)」の由来 「のろま」なんて人には言われたくないものですよね。 明らかに見下されているみたいだし、「ま」で終わる吐き捨てる感じに憎しみが込められるよ... »

「しどろもどろ」 の由来

面白い由来もあるものである。 今日話題にしたいのは「しどろもどろ」。 意味は、乱れたさまや話の調子や論理が整わないさま。 言葉の使い方や話の内容などが取り留めなく、酷く乱れたさま。 つまりは混乱した状況に近いわけでその行ったり来たりする様子を言葉の調子からも感じとれる。 状況をここまで克明に示している言葉もそうはないのではないだろうか。 ■「しどろもどろ」の由来 しどろもどろが、今のような意味で使われるようになったのは、比較的歴史が浅く明治以降のことだそう。 そこで参考になるのが漢字。 「四度路戻路」と書き「足並みが乱れる」といった意味で用いられたのだそう。 四回戻るというのにも意味がある。街中では現在でも四つ角が多い。 つまりすべての道を指し示すと考えていいわけでそのすべてを戻るということは・・・どこにも進めないということになるわけ。 そして重要なのはそのリズムと韻と軽いダジャレ。 かな... »