自然

「烏瓜(カラスウリ)」 の由来

秋口、田舎の野山には朱色の実がぶら下がっているのがよく見られる。 それをカラスウリと呼ぶ。 赤い卵のような形をしたそのカラスウリの実の存在を知る人は多いがその実の前に花が咲くのをご存知だろうか?と書きながら私も初めて知った。 カラスウリの花が咲くのは夏の日の夕暮れ時から日没までの一時間ほどの間と限られている。 翌朝日が昇る頃にはしぼんでしまうので人目に触れることが少ないのだ。 こういったレアに弱い私は今のうちにどこにあるかをチェックし、その時期に是非写真におさめたい。 もう一つ気になるのがその名前。 その形状から瓜であるのは間違いないが、なぜカラスなのかは昔から疑問だった。 カラスが食べるのか?カラスよけに使えるのか?もちろんカラスのように黒色ではないのでこれは誤りだとしても・・・ ■「カラスウリ」の由来 カラスウリの名前の由来については、残念ながら鳥のカラスとは全く関係のないことが判明。... »

「花見」 の由来

「花見」 の由来

3月に入り次第に暖かな日が多くなってきました。そろそろお花見の季節ですね。 本日は「お花見」の由来について調べてみたいと思います。 お花見は日本で古くから毎年の風習として定着している行事です。春先に「桜」の花が咲くと一斉にみんながその桜を愛でるという名目に飲めや歌えの宴会を行います。 花見の起源 さてこの風習は、いつごろから行われているのでしょうか。奈良時代から平安時代にかけて、貴族たちの間で行われた花を見ながら歌を詠む会が「花見」の起源とされます。 今では、花といえば「桜」がもっともポピュラーですが、昔は花といえば「梅」が人気だったようです。 万葉集の時代、中国からの文化の影響で梅の花を主題に読んだ歌の方が、桜を読んだ歌よりも圧倒的に多いようです。その後、中国からの遣唐使の廃止により、梅よりも日本固有の桜の花が好まれるようになります。 一方、一般庶民にとってのお花見は、歌を詠むというよう... »