慣用句

「虫のいい」 の由来

「虫のいいやつだ。」 自分で使いながらその虫が何を意味するのかが気になった。 虫のいい・・・ 意味は自分の都合だけを考え、身勝手であることや厚顔で押しが強く、図々しいこと。 今まであまり他人に使ったことはなかったのだが、今日は身内だったこともあり声に出してしまった。 自分勝手な奴だなんてそれこそ目下の身内くらいにしか使えない。 そんなこともない?確かに陰口をたたく時などには使うかもしれない。 でも面と向かってつかうことはそうはないだろう。 もちろん心の中で思うことは多いのだけれでも口にはしない。 それが「虫のいい」。 ■「虫のいい」の由来 「虫のいい」は遊里で出来た言葉なのだそう。 なるほどそうか!悪い虫という言葉を思い出します。私もたまに疼きます。 自分にはどうにもならない欲望を「虫」にたとえるわけです。 江戸時代の日本では、人間の体には九匹の虫がいたとされていました。 その虫たちが感情... »