「金木犀(キンモクセイ)」の由来
人間は、その時の記憶を五感を持ってして体に刻み込むものである。 その映像を、その音を、その時の触感を、その時食べた物を、そしてその時の匂いを。 私は残念ながら鼻がよくない。 不便も多いのだが、それ以上に無念さを感じることの方が残念だ。 記憶力が乏しいのもこの事が起因しているのかもしれない。 「金木犀の花の匂いが今日のことを忘れさせないでしょう。」 友人の死が我々に不幸を与えた。 突然の訪れとその鮮烈な記憶は、私の記憶にも負の印象しかもたらさない。 当然と言えば当然なのだが、私は死という悲しみも残された者が前を向くメッセージであってほしいと願う。 もちろん、自分の最後も笑顔で送ってもらって結構。 だからこの挨拶で締めくくった友人代表の心が近く感じる。 「金木犀(キンモクセイ)」の由来 金木犀(キンモクセイ)は中国原産の常緑性樹木で秋に小さなオレンジ色の小花を咲かせる。 一番の特長はやはりこの... »
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