草の由来

「草」 の由来

なんて鬱陶しいんだ! 先週やったばかりじゃないか。 なんでこの炎天下にこんなことをやらなくてはならない。 雨か…また伸びそうだ。 誰か…誰か…誰か…我が家の庭の草をなんとかしてくれ。 詩とも唱ともいえない、なんともただの愚痴のような一節。 庭付きの一戸建てというのは誰しも夢であるはずだが、その管理というものはやってみなければわからないものである。 いざ取り掛かると、いくつか種類があることに気付かされる。 す~っと長いもの、取りやすいもの、逆に這いつくばって取りづらいもの。 小さな花を咲かせているもの、虫がたくさんついているもの。 名前も知らないそれらと戯れていられるのはほんの一時間程度。 いや、一時間やれば十分。 いや、それくらいで終わるくらいの庭の広さが理想というほうが現実味がある。 草の由来 草とは、植物で地上に現れている部分が柔軟で、気質の部分が発達しないもののこと。 「く」は「木」... »

「烏瓜(カラスウリ)」 の由来

秋口、田舎の野山には朱色の実がぶら下がっているのがよく見られる。 それをカラスウリと呼ぶ。 赤い卵のような形をしたそのカラスウリの実の存在を知る人は多いがその実の前に花が咲くのをご存知だろうか?と書きながら私も初めて知った。 カラスウリの花が咲くのは夏の日の夕暮れ時から日没までの一時間ほどの間と限られている。 翌朝日が昇る頃にはしぼんでしまうので人目に触れることが少ないのだ。 こういったレアに弱い私は今のうちにどこにあるかをチェックし、その時期に是非写真におさめたい。 もう一つ気になるのがその名前。 その形状から瓜であるのは間違いないが、なぜカラスなのかは昔から疑問だった。 カラスが食べるのか?カラスよけに使えるのか?もちろんカラスのように黒色ではないのでこれは誤りだとしても・・・ ■「カラスウリ」の由来 カラスウリの名前の由来については、残念ながら鳥のカラスとは全く関係のないことが判明。... »

ブタクサの由来

豚草(ブタクサ)の由来

ブタクサはキク科ブタクサ属の一年草。 よく名前を聞くのですが、実際にそれと意識して見たことはなかったので調べてみました。 高さは1mほどで、約2~3mmの雄花は黄色い小花が複数集まった房が細長く連なる。 その下に雌花が数個咲き、葉は細く切れ込んでいる。 写真が載っているのですが、注意深く観察したことがないせいか、それほど目にしたことはない気がしました。 実はブタクサは北アメリカ原産とのこと。 南アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアと、広い範囲に外来種として移入分布してしまっているらしく、日本に入ってきたのは明治初期。 戦後によりいっそう日本中にはびこったため「マッカ-サ-の置き土産」とも呼ばれているようです。 そうして現在では市民権を得たような顔をして全国の道端や河原などに分布しています。 外来生物法によって要注意外来生物に指定されているというのも最もなお話。 ところでなんでこんな... »

「背高泡立草(セイタカアワダチソウ)」 の由来

皆さんは雑草なんて気にならないですか? 特に花粉を飛ばさなければ、自分に害がなければそれほど気にならないかもしれませんね。 ですが田畑を耕している人なら誰でも知る、異様に繁殖力の強い雑草があります。 それがセイタカワダチソウです。 河原や空き地などに群生し、高さは1 – 2.5m、良く肥えた田畑などでは3.5 – 4.5m程度にもなります。 きっと背が高いからセイタカと名前がついたのでしょう。 時期になると黄色い花が咲いて、茎の太さは一センチ以上で背の高さを補う強靭さがあります。 外来種で生存力が強いというブラックバスやゾウガメといった生物たちと同様の特徴ですが、陸地の植物であるせいか一際きわだっているように私は思います。 日本国内への移入は、明治時代末期に園芸目的で持ち込まれたのが最初だそうで、「昭和の初めには既に帰化が知られている」との記述が牧野日本植物図鑑にあ... »

「撫子(なでしこ)」 の由来

なでしこ こりゃ今年の流行語大賞は決まりましたね。 サッカーなでしこジャパン。 なんせワールドカップ制覇ですから。サッカー好きの私は未だ信じられません。 あのカップ(男子よりはやや劣るけど)を日本人選手が掲げてヴィクトリーランまでしているんです。 おそらくFIFAのランクは一位となることでしょう。 男子の14位にも驚きましたが、女子は世界一なのです。 日本中が歓喜に沸いています。 そして、優勝したのにフェアプレー賞、中盤の底である沢選手が得点王、そして、MVP。 女子にはあるのか分かりませんが、世界最優秀選手バロンドールとなります。 男はメッシ。女は沢ってこと。もう総なめです。正に誉れであります。 さて興奮はこの辺にして、テレビ新聞等でも取り上げられていますが、「なでしこ」について。 男子は監督名がつくのが常ですが、女子には愛称があります。その経緯はというと・・ 「愛称制定」というアイデア... »