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やばいの由来

「やばい」 の由来

これほど意味の多い言葉もそうはないことでしょう。 そのすべてを皆さん網羅して用いてますか? 今日は「やばい」の由来です。 「やばい」の由来 その歴史は数百年前からと言われていますが、それが絶対ということもないようです。 「やばい」は時代時代でその意味を変えて存在していたようで、その都度その瞬間が誕生の瞬間と捉えるなら記念日がいくつも存在する言葉。 では古い順にみていきましょう。 遡れば江戸時代。 犯罪者を収容する施設、牢屋を厄場(ヤクバ)と呼んでいたのだそう。 我々のよく知る田舎の「役場」とは大違いですね。 ヤクバ、つまり牢獄へ入れられるほど危ない橋を渡るといったような意味からヤクバ、ヤクバ、と言っているうちに、ヤバに転じ、さらに末尾に「い」を付けて危険を表すような形容詞となったというのがその由来。 そこから盗人や香具師の隠語となっていったと思われる「やばい」。 その意味も、「具合の悪いさ... »

「ひょうきん(剽軽)」の由来

「ひょうきん(剽軽)」 の由来

最近はあまり使わなくなりましたね、この言葉。 ”ひょうきん(剽軽)” 使わなくなったせいか、我々はその意味を勘違いして記憶しているようである。 ひょうきんな人と聞いたなら、我々はその人を面白おかしいとかユニークな人と認識しないだろうか。 その意味を調べると、いくつか出てくる。 「気軽でおどけた感じのすること。また、そのさま。」とか、「人柄が気軽で面白いさま」といったように上記の意味+必ず「気軽」の二文字が含まれてくる。 気軽とは、こだわったり面倒がったりしないで行動に出るさま。 また、堅苦しくなくて、気がおけないさま。 といったように「おもしろい」とはまた別の表現となる。 だが、この気軽が実は「ひょうきん」の由来に関係するのである。 「ひょうきん(剽軽)」の由来 ひょうきんは中国から来た言葉。 その元々の意味は実は「素早い」だったのです。 それが日本に入ってきてから、特別な意味に変わって今... »

だらしないの由来

「だらしない」 の由来

シャツをズボンに入れないのって、やっぱりだらしないですかね? そういえば、高校の同級生にTシャツをパンツに入れないと落ち着かないって人がいたなぁ…。 それもこれも小さい頃からの習慣で、所謂躾ってやつなのかもしれません。 私の場合はシャツをズボンに入れるのが苦手。 でもそれには理由がございまして… 実は私、足の長い線の細い子供でありました。 大学までレディースサイズでも入るくらいの華奢さ。 入らないデニムがないほど細くて、ウエストのsizeで履くと丈は詰めなくてもOKという嫌味な体型。 だからシャツをズボンに入れますと、なんとも滑稽な… 上半身がほとんどないのに足がやたら長くて全体が細い、まるで服を着せられた宇宙人。 そんなコンプレックスはもちろん、更にそこに親の教育から来ただらしなさも手伝って、シャツは出すものと思い込んで育ってしまったのです。 それでも、よく見かける背中から肌着のはみ出し... »

ガラクタの由来

「がらくた」 の由来

その境は人それぞれのようである。 がらくた(ガラクタ、我楽多、瓦落多、瓦落苦多)とは使い道のない、役に立たない物のこと。 値打ちのない雑多な品物や道具類等を指すことが多い。 ただその中にも、リサイクル、リユース出来る物が多いことも事実。 さらに、物によっては骨董品と呼ばれ、価値を見出した収集家によってコレクションの対象とされることもある。 私も最近その道に目覚めてしまった。困ったものである。 取り壊される家にある物が全てお宝に見えてしまう。 家の歴史と同じだけ刻まれたそこにある物の全てに、時間の経過しかもたらせない味と、その時代にしか生産されなかった希少価値が折り重なって無限の付加価値がつく。 タンスをタンスで使わなくてもいいし、窓を枠にはめる必要もない。 ドアが意味のない場所に置いてあっても問題はないし、照明をガラスとして扱ってもいい。 そう考えると、タンスの価値がタンスだけで終わらない... »

「しんどい」の由来

「しんどい」 の由来

ある芸能人のガン闘病日記を読んだ。 体の不調、診断、病気の発見から入院、手術、経過観察、復帰。 その内容は壮絶で、九死に一生を得て御涙頂戴で芸能活動をするのも納得の内容。 いや、それは言い過ぎだろうか。 病気、離婚、不倫、略奪、子供の病、親の介護…メディアが取り上げるのは結構だが、それを読んで共感を得るのも、それをネタに復帰を伺うのも自由だが、私はあまりそういったやり方は好まない。 ただ、病気を経験したのは貴重な体験であることは間違いなく、それが何かの誰かの希望になったり励みになるならそれも無駄ではないということだけ記しておこうと思う。 さて、話がそれたがその闘病記の中の一つの言葉が気になった。 ”しんどい” たまに聞く言葉だが、よくよく考えると置き換えられる言葉が少ないことに気付く。 「しんどい」の由来 意味は「骨が折れる、つらい、くたびれる。」であるが、本当に闘病の苦しさを表現し得るの... »

「ポンコツ」の由来

「ポンコツ」 の由来

車という物にあまり興味が無い私のスタイルは「走ればいい」 気になるのは燃費くらいで、色も地味であれば何でもいいし、メーカーにも拘らない。 いや、逆に言えば拘り過ぎたらキリが無いのかもしれない。 極論で言えば誰も乗っていない車がいい。 だからといって、その分野に明るい訳でもなければ、情報を持つ訳でもない。 先日、SNSで友人の友人が中古車を出していた。 どうやら地方の古物商のようで……一目惚れしてしまった。 早速、ネットで相場を調べてみる。 むむむ………100~200万円とある。 しかもどれも走行距離が書いていない。 メーターがないとか? レプリカも出ているらしいが、私の目ではその違いはわからない。 冷静になって考えてみると、その値段は当然で…… だって同じ車はそうそう見ないし、なんといってもポルシェって書いてあるから… 街中を乗り回したらどれほど気持ちがいいことだろう。 でもリッター何キロ... »

「見栄(みえ)」の由来

「見栄(みえ)」 の由来

これが無い人って世の中にいるのでしょうか? 昔、見栄晴さんて芸能人がいましたが、あの人には見栄はなさそう……とか言って、人を見た目で判断してはいけませんよ! 「見栄(みえ)」の由来 「見えを切る」と「見えを張る」、一見同じに思える二つ。 どちらも「見える」という言葉が変化したものですが、「見得を切る」「見栄を張る」というように実は別の漢字を書きます。 実は意味も異なっていて、「見得を切る」の方は歌舞伎に由来するのだそう。 歌舞伎の「見得」とは”歌舞伎俳優の感情、または動作の高揚が頂点に達したとき、一瞬動きを止めて一定の姿勢をとる演”のことであり、ご存知のように、あの睨んだ目が決め手なわけです。 元々は「見得をする」とか「見得を決める」などと言っていたのが、際立つような動作をするという意味の「切る」と結びつくことで、「見得を切る」になったと言います。 その言葉が、江戸後期には一般人の間にも広... »

「呂律(ろれつ)」 の由来

「呂律(ろれつ)」 の由来

「呂律が回らない」とは、酒に酔った人や小児などの舌がよく動かず言葉がはっきりしない様子。 小学校の時、一つ上の学年に「呂律の回らない」先輩がいました。 何を聞いても赤ちゃん言葉のようで、我々も少し馬鹿にしていました。 「彼は少し足りないのだろうか」「可哀想に」 そんな感情を子供ながらに抱いたものです。 ところが、30歳を過ぎたある日、実家の近くで子供をあやす彼を見つけました。 話を聞くと、会社を立ち上げ独立し、家を建て、結婚をして子供にも恵まれ、まるで絵に描いたようなサクセスストーリー。 昔の面影がありながら、青年実業家を思わせるその話っぷりに少し違和感を感じた私。 人柄が関係しているのかもしれないな、、と家に帰って思い返してみた。 昔から何を言っているかはわからなかったが、ニコニコニコニコいつも笑顔で謙虚で、何かが足りなくても誰も意に介さないようなそのキャラクター。 社会的な評価だと、言... »

「ラリる」の由来

「ラリる」 の由来

なぜ大人は酔っぱらっていいのか? 子供に聞かれたらなんて答えればいいのだろう。 大人だから? 判別がつくから? もう成長しないから? だが、その大人も薬物の乱用やシンナー中毒(俗称アンパン遊び)、ガスパン遊び(酸素以外のガス類を吸引し、酸欠状態での酩酊を楽しむこと)といった行為は禁じられている。 ではなぜこれらが禁じられているのか?という問いに、我々は法律で禁じられているからと答える。 でも、本当にそれが答えと言えるだろうか? 周りに迷惑をかけるから? ダメ人間になるから? その道の人々の活動資金になるから? ドラッグの乱用による事故が多発している。 脱法というフレーズはよくなかった。 法律で禁じなければOKということになる。 だが、危険ドラッグというネーミングもどうだろう。 何が危険か?という答えは私の抱く「なぜ使ってはいけないのか?」という疑問にも通じる。 その素朴な疑問に大人の皆さん... »

「おののく(戦く/慄く)」 の由来

「おののく(戦く/慄く)」 の由来

おのののか、分厚い筋肉におののく 解説しよう。 グラビアアイドルであり、その芸名がダジャレのような”おのののかさん”が映画のPRイベントに登場。 ブッキングされたマッチョな男性に囲まれておののいた(震え上がった)という見出し。 もちろん、おのののかさんが本当におののいたわけも無く、目を引く三流見出しを記事の制作側が作り上げたというのが現実だろう。 それ以上掘り下げる理由もなく、「おののく」というネタを拾ったという事でこの話はこれ以上広げないでおく。 「おののく(戦く/慄く)」の由来 「おののく」は漢字で「戦く」と書くとは言われてみてはっとした。 確かに戦場では震えるだろうが、我々の持つ「戦」の漢字ではマッチしない気がします。 この「戦 セン」という漢字、やはりこれも中国から伝わってきたもの。 その時すでに「震える」という意味があったのだといいます。 昔の人がすでに日本に存在した、恐ろしさ・... »

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